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山下整骨院・山下鍼灸院

自律神経機能の見える化医科学学会に基づく施術

体性-自律神経系 生活科学研究所

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金)   

03-3991-7943   (土・日、祝祭日は要相談)

 

 

 

 

 

 

 

2026年1月10日 更新

 がんの痛み(がん性疼痛)とは?原因・対処法をわかりやすく解説

 がんの痛み(がん性疼痛)は、多くの患者さんが経験する症状のひとつです。

 痛みの原因は大きく 「がんそのものによる痛み」 と 「がん治療にともなう痛み」 の2種類に分けられます。
ここでは、それぞれの特徴や痛みの頻度、治療の考え方についてわかりやすく説明します。

 1. がんそのものによる痛み

 がんが体の組織を圧迫したり、神経に触れたりすることで痛みが生じます。
進行度によって痛みを感じる割合は大きく変わります。

  • 初期のがん患者:約25%が痛みを感じる
  • 治療中の患者:20~40%が痛みを伴う
  • 進行がんの患者:70~90%が痛みを感じる
  • 治療後の患者:約35%に遅れて痛みが出ることがある

 がんが治った後でも、手術や放射線治療、化学療法、ホルモン療法などの影響で痛みが残ることがあります。

 

 2. がん治療にともなう痛み

 がん治療は長期間にわたることが多く、治療そのものが痛みを引き起こすこともあります。

  • 手術後の痛み
  • 放射線治療による炎症や神経障害
  • 化学療法によるしびれや神経痛
  • ホルモン療法による関節痛

 治療が続く 600日以上の期間、痛みを適切にコントロールすることで 生活の質(QOL)が向上し、寿命の延長につながる可能性 も示されています。

 特に、早い段階から緩和ケアを取り入れること が、がん患者さんの予後を良くすることがわかっています。
緩和ケアは「終末期のケア」ではなく、治療と並行して行う「痛みやつらさを和らげる医療」です。

 WHO(世界保健機関)が推奨する痛みの治療

 WHO(2008年)は、強いがんの痛みには早めにオピオイド(医療用麻薬)を使用すること を推奨しています。

 オピオイド使用のポイント

  • 効果的に痛みを抑えることができる
  • 適量には個人差が大きく、遺伝的要因で2~3倍の差 が出ることもある
  • 患者さんの状態に合わせて量を調整することが重要

 

 オピオイド使用の課題と社会的背景

 オピオイドは痛みを和らげる強力な薬ですが、使用には慎重さも必要です。

  • アメリカやカナダでは、日本の 約200倍 の量が使われている
  • 依存性への懸念から使用を控えた結果、患者が強い痛みに苦しみ、訴訟で患者側が勝訴した例もある
  • 医療者に対し、オピオイド教育を義務付ける判例もある

 

 日本では依存への不安から使用が控えられがちですが、適切に使えば安全性は高く、痛みの軽減に大きく役立ちます。

 まとめ:がんの痛みは「我慢しない」ことが大切

 がんの痛みは、がんそのものだけでなく治療によっても起こります。
しかし、適切な痛みのコントロールを行うことで、生活の質を大きく改善できます。

  • 早期からの緩和ケア
  • 個々に合わせたオピオイドの適切な使用
  • 医療者とのコミュニケーション

 

 これらが、がん治療をより安心して続けるための重要なポイントです。

 がんの痛みに対する治療の考え方|緩和ケア・オピオイド・代替療法をわかりやすく解説
 
 がんの痛み(がん性疼痛)は、患者さんの生活の質(QOL)に大きく影響します。そのため、近年は 痛みを我慢させない医療 が重視され、早い段階からの 緩和ケア が推奨されています。
 

 緩和ケアとは?がん治療と並行して行う「痛みのケア」

 緩和ケアは、がんの治療とは別に行う特別な医療ではありません。
 痛みや不安、精神的な負担を軽くし、患者さんと家族がより良い生活を送れるように支える医療 のことです。

  • 痛みの軽減
  • 不安やストレスへのサポート
  • 生活の質(QOL)の向上

 緩和ケアは「終末期のケア」という誤解が広がっていますが、実際には 診断直後から取り入れることで予後が良くなる ことがわかっています。

 日本のオピオイド使用量は少ない?地域差も大きな課題

 がんの強い痛みに対しては、WHO(世界保健機関)が オピオイド(医療用麻薬)の早期使用 を推奨しています。

しかし、日本ではオピオイドの使用量が国際的に見て非常に少ないことが問題になっています。

日本のデータ(末期がん患者・最後の90日間)

  • 平均使用量:311mg
  • 地域差:最大16.7倍
  • WHO推奨量:5400mg

 WHOの推奨量と比べると、日本の使用量は大幅に少なく、地域によって治療の質に差が出ていることが課題です。

 

「依存が心配」「副作用が怖い」というイメージが強い一方で、
適切に使えば安全性が高く、痛みを大きく軽減できる薬 であることが医療現場では知られています。

オピオイド以外の痛みのコントロール方法

がんの痛みには、薬以外のアプローチも研究されています。
特に注目されているのが 鍼灸(しんきゅう) や 運動療法 です。

鍼灸(しんきゅう)

  • 痛みの軽減に役立つ可能性がある
  • 副作用が少ない
  • 海外でも研究が進んでいる

 ただし、現時点では 科学的なエビデンスが十分ではなく、標準治療として確立するには時間が必要 とされています。

運動療法

  • 筋力低下や倦怠感の改善
  • 気分の安定
  • 痛みの感じ方を和らげる効果が期待される

 これらは「統合医療」として注目されており、今後の研究によって有効性がより明確になることが期待されています。

 まとめ:がんの痛みは「適切な治療」で大きく軽減できる

がんの痛みは、適切な治療を行うことで大きく改善できます。

  • 早期からの緩和ケア
  • 個々に合わせたオピオイドの使用
  • 鍼灸や運動などの補助的な治療

 痛みを我慢する必要はありません。
がん治療を続けながら、「どうすれば痛みを減らせるか」 を医療者と一緒に考えることが、生活の質を守る第一歩になります。

54歳男性、肺がん ステージ4
 抗がん剤が効果なく、訪問診療に転換
 疼痛除去を目的とした自律神経調節の鍼治療

・自覚症状;背部痛、咳、不眠、下腿浮腫、便秘、

      頻尿、両大腿部しびれ

・H30,3月5日;左副腎破裂、右肺に影が見つかる

        (肺がんステージ4)

・4月末;抗がん剤効果なく転院

・7月末;抗がん剤効果なく退院、帰宅して訪問診療に

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