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山下整骨院・山下鍼灸院

自律神経機能の見える化医科学学会に基づく施術

体性-自律神経系 生活科学研究所

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金)   03-3991-7943   

(土・日、祝祭日は時間要相談)  

 

 

 

 

 

 

 

自律神経と心拍変動(HRV; heart rate variability)

2025年12月17日 更新

 自律神経とは、私たちが意識しなくても心身の働きを調整してくれる神経で、交感神経と副交感神経の二つがあります。 

 交感神経は活動や緊張のときに働き、心拍数を上げたり血圧を高めたりします。一方、副交感神経は休息や回復のときに働き、心拍数を下げ、体をリラックスさせます。

 このバランスが崩れると、疲れやすさ、不眠、動悸、便秘、肩こり・腰痛、冷え性、あがり、などの不調につながります。

 心拍変動(HRV)は、心臓の拍と拍の間隔のゆらぎを測る指標で、自律神経の働きを反映しています。例えば、間隔が一定すぎると柔軟性が低下している可能性があり、逆に適度な変動(ゆらぎ)があると自律神経がうまく働いていると考えられます。HRVはストレスや生活習慣の影響を受けやすく、睡眠不足や過度な緊張で低下、心不全、高血圧などの自律神経系の病気には心拍変動が起こりません。

 しかし、クスリを飲まなくても軽度の自律神経の働きが悪い場合におこる症状では、運動、十分な休養、深呼吸などで改善が期待でき、健康状態やストレス管理の目安として注目されています。

 オリンピック選手の事例を含めて、書籍には詳細に掲載しています。

本書は

深呼吸を見ながら自律神経を整える ことをまとめた書籍です。

 これまで研究されてきた実験、当院に来院された改善例です。

 

 正しい深呼吸自律神経機能を意識的に高められることから、条件さえ整えば、慢性疾患も改善します。

   

 これまでに無い

深呼吸・自律神経の書籍です

 

心電図の見方
心電図に出てくる波にはそれぞれ名前があります

 自律神経機能は、心拍数の増減だけでなく、心拍数と共に心拍変動、呼吸性洞性不整脈(RSA)を一緒に精査しないと正しく判断が出来ません。

 また、地域医療の医師、鍼灸院の中にも指の脈波から自律神経を簡便に計測する機器もありますが、動脈硬化、脂質異常を考慮すれば正確に計測できないので、当院では心電図と呼吸からの測定によって、正確に自律神経機能を計測しています。

 日本自律神経学会、日本体力医学会、全日本鍼灸学会での当院の症例報告では、自律神経の専門医や専門研究科からご指摘を受けながら知識と技術を更新させています

R波は心臓から血液が押し出される時の波です
R-R間隔が一定でないことを心拍変動といいます

 心臓のリズムから、あなたの健康状態を読み解く

 私たちの心臓は、ただ規則正しく動いているわけではありません。実は、一拍ごとの心拍は微妙に変化しており、この変動を「心拍変動」と呼び、不規則な「ゆらぎ」があります。

 重度の心不全には「心拍変動・ゆがぎ」がありません。

 心拍変動は、心臓の自律神経機能と深く関係しており、健康状態やストレスの影響を反映する重要な指標です。

 心電図の「QRS波」は、心臓が血液を押し出す瞬間の波形ですが、心拍数は、この波形の「R波」が1分間にいくつあるかで決まります。しかし、健康な人でもR-R間隔(心拍の間隔)は常に変動しており、これを解析することで、心臓の交感神経・副交感神経のバランスを数値化(定量化) できるようになりました。

 この技術は、1996年に医学論文として世界に発信されて以来、心不全・糖尿病・腎臓病の診断や、運動能力・体調評価にも応用されるようになりました。さらに、24時間の長時間心電図計測による周波数解析では、心不全の悪化や死亡リスクの予測も可能 になっています。

 当院では、心拍変動の解析を通じて、あなたの自律神経の状態を詳しく評価し、健康管理のサポートを行っています。心臓のリズムを知ることで、より良い体調管理が可能になります。

「最近、疲れやすい」「ストレスが溜まっている」「運動しても効果が感じられない」そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ当院であなたの心臓のリズムをチェック してみませんか?あなたの健康を守るために、最適なアプローチをご提案いたします。 

える深呼吸自律神経

心拍変動と体調

上図の縦軸はR-R間隔の大きさを示しています。
左上図は健康な静時を示し、ある程度の心拍変動があることが解ります。

右上図は健康ではありますが精神的ストレスを受けている状態です。心拍変動が健康安静時より小さくなっています。

右下図は、健康人の運動中における心拍変動です。運動におけるストレスであっても心拍変動は少なくなります。

左下図はうっ血性心不全の心拍変動です。変動がほとんど見られません。

1. 心拍変動に影響を与える生活習慣

 心拍変動は、年齢・性周期・測定環境(時間・季節・食事・喫煙・カフェイン・アルコール・運動) などによって変化します。例えば、食後すぐや激しい運動の直後では、心拍変動の測定結果が変わることがあります。

2. 呼吸と心拍変動の関係

  • 呼吸が速くなる(呼吸数が多い)と、副交感神経の働きを示すHFが減少する
  • ゆっくりとした深呼吸をすると、心拍数が落ち着き、副交感神経が活性化する
  • 1分間に9回未満の呼吸では、HFの指標として適切ではないが、ゆったりした深呼吸によって副交感神経が活性化することがある

3. ストレスと自律神経の関係

  • ストレスがかかると、副交感神経の働きを示すLFが減少する
  • LF/HF比は交感神経の指標とされることがあるが、LFには交感神経と副交感神経の両方が含まれているため、単純な計算では判断できない

4. 運動後の心拍変動の変化

  • 運動直後の1分間は、LFが減少し交感神経の働きが抑制される
  • 1分後からはHFが増加し、副交感神経の働きによって心拍数が落ち着く

5. 心拍変動の源は脳にある

 心拍変動は、脳が自律神経をコントロールすることで生じます。つまり、心拍変動を分析することで、脳の自律神経機能を評価することができるのです。

 このように、心拍変動を理解することで、ストレスや健康状態をより正確に把握することができます。当院では、心拍変動の解析を通じて、あなたの自律神経のバランスを評価し、健康管理のサポートを行っています。ぜひ一度、あなたの心拍変動をチェックしてみませんか?

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