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山下整骨院・山下鍼灸院

自律神経機能の見える化医科学学会に基づく施術

体性-自律神経系 生活科学研究所

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金)   

03-3991-7943   (土・日、祝祭日は要相談)

 

 

 

 

 

 

 

新自律神経・ポリヴェーガル理論|最新研究から見えてきた自律神経の新しい姿

2026年1月6日 更新

 2025年10月に開催された 日本自律神経学会総会 では、従来の自律神経の理解を大きく広げる「新しい自律神経理論」が、医学・心理学・獣医学・生理学など多様な分野の専門家から紹介されました。

 これらの研究は、近年注目されている ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論) とも深く関わり、“自律神経は身体だけでなく、心・社会関係・免疫・ホルモンとも密接に連動している”という新しい視点を示しています。

 

 以下に、総会で発表された主要なトピックをわかりやすくまとめました。

1. 家族関係と自律神経の深いつながり(神戸大学医学部・片山義雄氏)

「家族などの近親者との関係性に起因する、突然薬剤のコントロールが不能になる。」

 家族関係や身近な人間関係のストレスが、薬の効き方にまで影響を与えるほど自律神経に強い影響を及ぼすという報告です。

これは、ポリヴェーガル理論が示す“人間の安全感は社会的つながりによって左右される”という考え方と一致しています。

2. 動物の社会関係とホルモン・神経の役割(麻布大学獣医学部・菊水建史氏)

「雄雌・母子等の同種もしくは異種の社会関係の形成における内分泌・神経の役割」

 動物の世界でも、社会関係(親子・つがい・仲間)によってホルモンや自律神経が大きく変化することが示されています。

特に、

  • オキシトシン
  • ストレスホルモン
  • 自律神経反応

などが、社会的つながりの質によって変化することが明らかになっています。

3. ヒトの“無意識レベル”の自律神経制御(慶應大学・梅田聡氏)

「ヒトにおける潜在的自律神経制御」

 人間は意識していない場面でも、脳が自律神経を自動的に調整しているという研究です。

これは、

  • なんとなく緊張する
  • 理由はないのに疲れる
  • 人前で急に心拍が上がる

といった現象の背景にある“潜在的な自律神経反応”を説明する重要な視点です。

4. 自律神経の変化が免疫・生命予後に影響(東京大学大学院・藤生克仁氏)

「心不全にともなう自律神経系変化が免疫機能と共に一人暮らしの生命予後にも影響する」

 心臓の病気だけでなく、自律神経の状態が免疫力や生命予後(生存率)にまで影響するという報告です。

特に、

  • 一人暮らし
  • 社会的孤立
    は、自律神経のバランスを崩しやすく、免疫にも影響することが示されています。

5. オキシトシンと体温調節の新しいメカニズム(名古屋大学大学院・福島章紘氏)

「視床下部オキシトシン神経系を介した自律性・行動性体温調節」

 オキシトシンは「愛情ホルモン」として知られていますが、

実は 体温調節にも深く関わっている ことが明らかになりました。

  • ストレスで体が冷える
  • 不安で手足が冷たくなる
  • リラックスすると温まる

こうした現象は、自律神経とオキシトシンの連動によるものと考えられています。

 

まとめ

 自律神経は“心・体・社会関係”すべてとつながっている

今回の学会で示された新しい知見は、自律神経が単なる「自動調節の神経」ではなく、

  • 心の状態
  • 家族や社会とのつながり
  • ホルモン
  • 免疫
  • 体温
  • 行動パターン

など、人間のあらゆる機能と密接に関わる総合システムであることを示しています。

 

これは、ポリヴェーガル理論が提唱する“安全感が自律神経を整え、健康を支える”という考え方を裏付ける内容でもあります。

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