西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分

公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
自律神経機能の見える化と医科学学会に基づく施術
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金)
03-3991-7943 (土・日、祝祭日は要相談)
2026年1月24日 更新
触れるだけで伝わる感情
私たち人間は、生まれた瞬間から「触れられること」によって安心し、心と体の発達を進めていきます。皮膚は“外に開いた脳”とも呼ばれ、触覚の刺激はそのまま情動や自律神経に影響を与えます。
しかし、触れ合いが不足した乳児や未熟児では、心身の発達に深刻な影響が出ることが、世界中の研究で明らかになっています。
触れ合い不足が乳児に与える影響
十分なスキンシップを受けられなかった乳児では、次のような問題が起こりやすくなります。
これらは、皮膚刺激が少ないことで自律神経やホルモンの働きが乱れ、脳の発達に影響が及ぶためと考えられています。
影響は小児期だけではない ― 成人後にも続く“長い影”
触れ合い不足の影響は、子どもの時期だけにとどまりません。
成人になってからも、次のような身体疾患のリスクが高まることが報告されています。
さらに、心の健康にも影響が及びます。
これは、幼少期の触覚刺激が少ないことで、情動を調整する脳の領域(偏桃体・海馬・前頭前野など)の発達が十分に進まないためと考えられています。
なぜ“触れること”がこれほど重要なのか
皮膚へのやさしい刺激は、脳にとって「安心のサイン」です。
つまり、触れ合いは 心と体の発達を支える“基礎栄養”のようなもの なのです。
まとめ:触れることは、心の発達を支える最も原始的で強力な刺激
触れ合いは、単なるスキンシップではありません。皮膚刺激は、脳・自律神経・ホルモン・免疫・情動のすべてに影響を与える、生命にとって欠かせない働きです。
「触れるだけで伝わる感情」には、科学的にも確かな力があります。
参考文献(一般向けに簡潔に)
1. 山下和彦, 岡田明, 山下久仁子, 渡辺一志. 鍼および鍼管の呼気時皮膚刺激が自律神経機能に及ぼす影響. Health and Behavior Sciences17(1): 1-6, 2018
2. 山下和彦, 岡田明, 山下久仁子, 渡辺一志. 呼気に同期した刷毛 による皮膚刺激がヒト自律神経機能および身体柔軟性機能に 及ぼす影響 ―鍼刺激、鍼管刺激、との比較― . 日本生理人類学23(4): 135-141. 2018
3. Watanabe M, Takano O, Tomiyama C, Matsumoto H, Kobayashi T, Urahigashi N, Abo T. Skin rubdown with a dry towel, 'kanpu-masatsu' is an aerobic exercise affecting body temperature, energy production, and the immune and autonomic nervous systems. Biomed Res. 33(4):243-8, 2012
4. 長野 仁, 髙岡 裕. 小児鍼の起源について―小児鍼師の誕生 とその歴史的背景―. 日本医史学雑誌, 56: 387-414, 2010
5. 清水ミッシェル・アイズマン. アドバンス版 図解 理学療法技術 ガイド, ルード法. 文光堂, 88-101, 2005