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山下整骨院・山下鍼灸院
自律神経機能の見える化と医科学学会に基づく施術
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金)
03-3991-7943 (土・日、祝祭日は要相談)
2026年1月24日 更新
私たちが感じる「痛み」は、必ずしもケガや炎症だけで起こるわけではありません。実は、筋肉の持続的な緊張 や 脳の興奮状態 が痛みをつくり出すことが、近年の研究で明らかになってきました。
筋肉が硬いときに起こる痛み
腫れや発熱などの炎症がなくても、
このような状態では、筋肉からの情報が末梢神経を通じて脳へ送られ、脳が「痛み」として反応してしまう ことがあります。
この場合、筋緊張を取り除くと、脳への過剰な信号が減り、
痛みは自然に消えていきます。
筋緊張がなくても痛みが続く場合
一方で、筋肉の緊張がない、あるいは緊張を取り除いても痛みが残る場合があります。このときは、脳の中の以下の領域が興奮していることが分かっています。
これらの領域が興奮すると、身体に損傷がなくても痛みが続く ことがあります。
慢性疼痛の正体:脳の興奮と自律神経の乱れ
慢性疼痛の多くは、
という特徴があります。fMRI(脳機能画像)では、慢性疼痛の方の脳で島皮質や偏桃体の興奮が高まっている ことが確認されています。この脳の興奮は、交感神経を過剰に働かせ、
といった悪循環を生み、痛みが慢性化してしまいます。
皮膚刺激が痛みを和らげる理由
筋緊張が続くタイプの痛みでは、皮膚への軽い刺激 がとても有効です。軽度の皮膚刺激は、
という作用があります。
つまり、皮膚をやさしく刺激するだけで、脳の興奮が落ち着き、筋肉がゆるみ、痛みが軽減する というメカニズムが働きます。
参考文献(一般向けに簡潔に)
1. 山下和彦, 岡田明, 山下久仁子, 渡辺一志. 鍼および鍼管の呼気時皮膚刺激が自律神経機能に及ぼす影響. Health and Behavior Sciences17(1): 1-6, 2018
2. 山下和彦, 岡田明, 山下久仁子, 渡辺一志. 呼気に同期した刷毛 による皮膚刺激がヒト自律神経機能および身体柔軟性機能に 及ぼす影響 ―鍼刺激、鍼管刺激、との比較― . 日本生理人類学23(4): 135-141. 2018
3. Watanabe M, Takano O, Tomiyama C, Matsumoto H, Kobayashi T, Urahigashi N, Abo T. Skin rubdown with a dry towel, 'kanpu-masatsu' is an aerobic exercise affecting body temperature, energy production, and the immune and autonomic nervous systems. Biomed Res. 33(4):243-8, 2012
4. 長野 仁, 髙岡 裕. 小児鍼の起源について―小児鍼師の誕生 とその歴史的背景―. 日本医史学雑誌, 56: 387-414, 2010
5. 清水ミッシェル・アイズマン. アドバンス版 図解 理学療法技術 ガイド, ルード法. 文光堂, 88-101, 2005