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東京都練馬区豊玉北4ー2ー12  03-3991-7943 (土・日、祝祭日、平日時間は要相談)

院長 山下和彦

(鍼灸師、柔道整復師、健康運動指導士) 

脳波測定・心電図測定・呼吸測定・基礎体力測定による体調確認と生活指導

※現在通院中の方でも「上記測定で心身状態のグラフ化と数値化の確認(8,800円)」

「脳・心・身体」の相互作用と内受容感覚によって、慢性症状の謎を解く

 心の機能を解明するには、行動や脳活動の測定にとどまらず、感情・記憶・意思決定などの認知に伴う「自律神経活動」に着目する必要があります。心拍や呼吸の変化は、単なる生命維持活動にとどまらず、未来を予測する適応的な活動を反映しています。それを支える「脳・心・身体」の相互作用の解明は、心理学のみならず現代の自律神経学にとっても不可欠です。

 とりわけ中枢神経ネットワークという枠組みは、遠心性(脳から身体へ)および求心性(身体から脳へ)の自律神経信号がどのように処理されているのかを包括的に捉え、心の機能の理解に新たな視点をもたらします。

1. 自律神経の状態を映し出す「内受容感覚」

 心理学が重視する「本人が感じる感覚」のうち、自律神経や身体内部の活動を知覚する感覚を「内受容感覚(いじゅようかんかく)」と呼び、私たちはこれを通して自身の自律神経の状態を知ります。

 内受容器(身体内部の感覚を捉える仕組み)の捉え方に関して、James-Lange説(1884年)を基に、以下の4項目に分類して説明できます。

1.臓器特異性:心臓のドキドキ、息苦しさ、尿意など

2.身体性:痛み、かゆみ、温冷感覚など

3.聴覚・平衡感覚:めまいなど

4.全身性:イライラ、倦怠感など

 これら4つの項目は、現代の精神医学や心身医学において「身体症状症」として扱われる、メンタルヘルスに深く関わる重要な項目です。

2. 意識への浮上と「島皮質」の役割

 この内受容感覚は、それが意識に「上る」か「上らないか」というストレス反応によって分類されます。心理学の円環モデルでは、感情が心臓と脳の認知によって心拍誘発電位に変化を及ぼし、脳の構造(島皮質など)の切除や機能低下によって、大脳皮質での認知が変化することが示されています。

 Craigら(2002年〜)の研究においても、島皮質で認知される痛みや身体感覚には「感情・感覚・認知」の3要素があり、それが前帯状皮質と密接に連動することが明らかになっています。

3. 慢性疼痛のメカニズムと「予測」の円環

 数ある内受容感覚の中でも、私たちの日常生活に最も大きな影響を与えるのが「痛み」です。

 慢性疼痛においては、末梢の組織損傷や明らかな神経障害を伴わずとも、心理的要因によって痛みが持続・増強し得ますが、その生理学的機序は十分には解明されていません。心理的な痛みに影響を与える主な要因として、以下の3点が挙げられます。

① 過去の経験に基づく記憶

② 現在の状況から生み出される感情や思考

③ その状況や未来に対する「予測」

 しかし、私たちの心や脳の無意識の変化が、痛みの増強や緩和に及ぼす影響を、本人が必ずしも自覚できるわけではありません。これが慢性症状を理解し、克服することを一層難しくしている原因です。

 ここで鍵となるのが、「脳の予測反応が実際の自律神経活動を生み出し、それがさらに主観的な感覚(痛みや不調)を修飾(変化)させる」という仕組みです。

 このように、心の機能(予測)と自律神経活動との関係は直線的ではなく「円環的(循環的)」であり、複雑な心身・生理現象の本質を正しく理解するためには、部分的な対症療法ではなく、全体を統合した視点が欠かせないのです。

 全国の遠方から来院する方が増えてきました。

当院の医科学的アプローチを求め、全国(北海道・岩手・大阪・鹿児島など)から飛行機や新幹線で来院される方や、片道2時間前後をかけて通われる方(甲府・木更津・市川市・成田・鎌倉など)もいます。

 毎週の通院が難しい遠方の方でも、集中して脳と自律神経をリセットできるよう、2つの短期集中プログラムもご用意いたしました。

 ご自身の地域やスケジュールに合わせ、下記の特設ページより詳細をご覧ください。

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