急性期の痛みは、その程度にもよりますが、運動器(筋・腱・関節)のトラブルであれば腫れ、熱、しびれ、痛みが発症します。原因が明確な場合、しばらくの安静や、医療機関での保険治療・標準治療によって元の状態へと戻っていきます。
しかし、標準治療で通常なら回復するはずの症状が、3ヶ月以上の疼痛を主訴として持続する場合、一般的にこれを「慢性症状」と呼びます。
この慢性症状に陥ると、医療機関の精密検査であっても異常値は一切検出されず、にもかかわらず様々な苦痛を伴う複数の症状が持続するようになります。こうした標準治療の検査で「異常なし」とされた場合、各診療科の担当医の判断にもよりますが、心療内科や精神科へ紹介状が書かれ、転院を余儀なくされるケースも少なくありません。
こうなると、「脳の興奮と自律神経の乱れ」の度合いはさらに大きくなり、数ヶ月、数年、あるいは10年以上にもわたる長期の慢性症状へと定着してしまいます。
なぜ、一般的な治療では改善しないのか
しかし、日本で唯一と言える当院の検査は、こうした慢性症状の原因を曖昧にせず、正確にその程度まで明らかにすることができます。グラフと数値で「見える化」するため、来院される多くの皆さんがご自身の身体の状態に納得されます。
もっとも、これらは一般的な医療の常識とは異なるため、いくら客観的なデータをお見せしても、どうしてもご納得いただけない方が少なからずいらっしゃいます。それはどのような方かというと、不安をつかさどる「扁桃体」の興奮が著しく亢進する一方、冷静にそれを落ち着かせる「前頭前野」が機能低下を起こし、脳の興奮を抑えきれなくなっている状態の方です。
認知機能が低下しているため、ほんの些細なことでも納得がいかず、ご自身で感情や思考をコントロールできずにイライラし、怒りっぽくなっているのです。
脳の興奮が引き起こす自律神経の誤作動
認知機能が低下し、怒りっぽくなっている状態が、脳から自律神経の中枢へと下行性に神経伝達されることで、自律神経中枢から全身へ「誤った情報」が伝達されてしまいます。
人によって症状が出る部位(弱いところ)は異なりますが、基本的には交感神経機能が高まり過ぎることで、次のような全身症状を引き起こします。
集中力の欠如、ケアレスミスの増加
喉の渇き、便秘または下痢、胃痛、胸やけ、吐き気
頭痛、肩こり、腰痛などの筋肉痛
熟睡できない、常に疲れている、イライラが止まらない
そして、この状態がさらに長期化・継続されると、今度は逆に副交感神経が高まり過ぎてエネルギーが枯渇します。一日中ボーッとして常に眠気が取れず、やる気が全く湧き出なくなってしまうのです。
「脳の興奮」と「運動(基礎体力)」の深い関係
このような状態にある方のほとんどは、「脳の興奮と自律神経の乱れ」に加えて、長年の不調による運動不足から基礎体力の著しい低下を併発しています。
しかし、「逆もまた真なり」です。 日常的に運動習慣があり、基礎体力の高い人は、自律神経機能が正常に働き、脳の過剰な興奮もなく、冷静沈着かつ高い判断力を維持できることが科学的に分かっています。軽度の運動は、全身の臓器や筋肉に、より多くの酸素と栄養を送り届けます。
実際、多臓器不全による臓器移植後や、心不全の手術後であっても、現代医学では「早期の運動・リハビリテーション」が強く推奨されています。
表面的な患部への対症療法や、ユーチューブなどの知識だけを自己流におこなうことは、この「脳の興奮と自律神経の乱れ、そして基礎体力の低下」という根本的な連鎖を断ち切ることはできません。
いまこそ、ご自身の身体で何が起きているのかを正しく知り、改善・回復へ導く「唯一無二の基本」に立ち返るときです。当院では、そのための確かな検査とアプローチを用意しています。
全国の遠方から来院する方が増えてきました。
当院の医科学的アプローチを求め、全国(北海道・岩手・大阪・鹿児島など)から飛行機や新幹線で来院される方や、片道2時間前後をかけて通われる方(甲府・木更津・市川市・成田・鎌倉など)もいます。
毎週の通院が難しい遠方の方でも、集中して脳と自律神経をリセットできるよう、2つの短期集中プログラムもご用意いたしました。
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