現代の医療体制において、私たちが受ける健康診断や病院での精密検査は、基本として「病気(異常)」であるか、「健康(正常)」であるかの二者択一で判定されます。
検査に異常が無ければ、日頃の苦痛があっても「病気ではない=健康である」と分類されるので、「しばらく様子をみてみましょう」という保険医療・標準治療のベルトコンベアーの流れに乗って医療施設から出口から帰宅することになる。
しかし、私は日本代表のバスケットボールチームのトレーナーや東京2020の日本オリンピック委員会強化スタッフ医科学スタッフに所属していたこともあり、トップ選手の体調管理、最高のパフォーマンスで試合に出場できるようにサポートする仕事を経験しているので、長年臨床現場に立ち続ける中で痛感するのは、世の中の多くの慢性不調や自律神経の乱れ、原因不明の痛みや倦怠感に苦しむ方々の大半が、この「健康か病気か」二者択一のどちらにも綺麗に当てはまらないという厳然たる事実です。
病院で「どこにも異常はありません。検査値はすべて正常です」と告げられた瞬間、患者様は安堵するどころか、「これだけ身体が苦しくて動かないのに、私は健康だと言われるのか? ではこの苦しさは一体何なのだ」という、出口のない深い絶望と孤独の淵に突き落とされます。この「検査値の正常」と「主観的な苦痛」の巨大な乖離こそが、多くの人々をいわゆるドクターショッピングの迷宮へと向かわせる構造的な原因となっています。
健康と病気の間には、単なる白黒つけがたいグラデーションが存在します。それこそが、当院が向き合うべき「不健康」という独自の領域です。
第一章:健康と病気の間の不健康には「程度と時間(年月)」の幅がある
当院が提唱する「不健康の評価学」の根幹にあるのは、「健康と病気の間の不健康には、状態の『程度』と、それが形成されるまでの『時間(年月)』には、かなりの幅がある」という生理学的・中枢神経機能の視点です。
突発的なケガや感染症のような急性疾患とは異なり、重度の慢性症状や自律神経失調、起立性障害などは、ある日突然一晩で発症するわけではありません。日々の微細な生活習慣の乱れ、過剰なストレス、睡眠不足、あるいは偏った食生活や呼吸の浅さが、何ヶ月、何年、時には何十年という単位で積み重なることで、脳の神経回路や自律神経の中枢(孤束核など)が徐々に疲弊し、過剰な興奮状態や機能低下を引き起こしていきます。
つまり、徐々に症状がでてきた「動悸、息苦しさ、慢性的な疲労感」は、「長い間の年月をかけて蓄積された不健康の蓄積量(程度)の到達点」、言い換えれば生活環境による影響から生活習慣が徐々に乱れて、自分の本来持っている修正能力を超えた日々のアカが溜まってきた結果に発症した心身の機能低下と言い換えても良いでしょう。
この症状が機能低下にもかかわらず、病気と同じ症状だった場合には、本人は本当に病気だと思って病院に受診しても、医師の見立ては病気ではないと言われ、受診した多くの方々は心身が混乱してドクターショッピングを始めてしまうという流れがあります。こうした方々が約1350万人にも及ぶのが日本の現状です。
これを「病気ではないから様子を見ましょう」と放置するか、「病名がつかないからこそ、長年積み重なった機能低下のプロセスを逆算して一つずつ紐解いていく」かによって、症状の改善・回復、症状良好を維持していくかのアプローチは180度変わって行きます。
病気ではないからこそ、身体の仕組みに沿った正しい刺激と行動変容を与えれば、脳と神経の可塑性を通じて確実に立て直すことが可能です。
第二章:なぜ、この本質的な概念が重症・慢性症状に悩む人にヒットするのか
何年も、あるいは何十年も、さまざまな医療機関や専門施設を回っても一向に良くならない不調に耐え続けてきた方々は、常に「なぜ自分はこんなに苦しいのか」「いつまでこのトンネルが続くのか」という先行きの見えない不安と戦っています。
インターネット上に溢れている「これを食べれば一発で治る」「このストレッチで肩こり解消」といった原因が明確でないのに根拠もないまま各種方法をランダムに試しても、万人向けの浅い健康法に裏切られ続けてきた人ほど、心の底では「自分の不調はそんなに単純なものではない」と良い方向には考えません。
そこに「不健康には長年の程度と時間の幅がある」という科学的な事実が提示されると、多くの方々は次のような強烈な納得感と希望が生まれます。
① 自分の苦しさが正当に理解されたという安堵
「自分の不調は、気のせいでも、サボりでも、ただの怠けでもなく、何年もかけて脳と自律神経のシステムが疲弊・蓄積した結果なのだ」と、客観的な因果関係として腑に落ちます。
② 回復にも「プロセスと時間」が必要であるという覚悟
「長年かけて積み重なったものだからこそ、数日で魔法のように消えることはないが、正しいステップを踏んで段階的に脳の回路を書き換えていけば、必ず出口にたどり着ける」という、地に足の着いた希望と自発的な動機付け(決断)が生まれます。
この深いレベルでの共感と納得感は、単に「肩こりが治る」「腰痛が消える」といった表層的な謳い文句では決して得られないものであり、本気で現状を変えたいと願う重症患者様の心を深く捉えます
第三章:検索エンジンとAIが評価する「一次情報」としての価値
現代のインターネット空間において、検索エンジンやAI(人工知能)は、さまざまな疑問に答えてくれませ臥、そこには間違いもあります。また、健康や医科学的見解は日々進化して行きますので、当院のホームページもどんどんと厚み・深みが出てきました。その根拠は各医学会でも専門医との議論が背景にあります。
どうか、鍼灸院、整体院などの施術を受ける際は、ご自身の疑問をぶつけて、納得しながら改善・回復、症状良好を維持できる日々を送ってください。当院は最善を尽くして、最新情報を駆使して皆さんをサポートいたします。
「病気じゃないのに辛い」「何年も治らない不調 年数」といった、言葉にしきれない複雑で切実な悩みを抱えたユーザーが検索窓に文字入力したとき、当サイトが発信する概念の深みと科学的背景を持った解説ページを日々の暮らしの参考にしてください。
おわりに:最先端の可視化と組み合わせることで生まれる絶対的な価値
「起立性障害・冷え性の原因の見える化(サーモグラフィの導入)」をはじめとする最先端の客観的測定機器の導入や脳波・心電図検査による多角的なアプローチは、当院が実践する臨床の強力な「武器」です。
しかし、どれほど素晴らしい測定器やデータがあっても、それを支える「なぜ人間は慢性的な不調に陥るのか」「健康と病気の狭間にある不健康の正体とは何か」という揺るぎない哲学と概念の解説がなければ、患者様の心からの納得や行動変容(自発的な改善への決断)は引き出せません。
「不健康には程度と時間の幅がある」という真実を丁寧に紐解き、可視化されたデータと組み合わせることで、東京・練馬の小さな専門院から発信されるメッセージは、地域や国境(国内の遠方や海外)を越えて、本気で救いを求める患者様への確かな道標となると確信しています。
全国の遠方から来院する方が増えてきました。
当院の医科学的アプローチを求め、全国(北海道・岩手・大阪・鹿児島など)から飛行機や新幹線で来院される方や、片道2時間前後をかけて通われる方(甲府・木更津・市川市・成田・鎌倉など)もいます。
毎週の通院が難しい遠方の方でも、集中して脳と自律神経をリセットできるよう、2つの短期集中プログラムもご用意いたしました。
ご自身の地域やスケジュールに合わせ、下記の特設ページより詳細をご覧ください。