徳川五代将軍綱吉の御目見え医は、杉山和一という視覚障害のある鍼灸師でした。医術は鍼灸・整骨・漢方が主流でしたが、明治維新により西洋医学にとって代わり、鍼灸・整骨は医業から排除されて営業許可証により細々と生活する様になり、現在も趣旨は変わっておりません。
そこで心身の異常がある時はまず医療機関に行き、保険医療・標準治療を受けるべきです。
しかし、地域医療・町医者でも原因が分からず症状不変の場合は、総合病院や専門医でMRI、CT、血液検査、内視鏡といった細部にわたって網羅的な検査を受けることでしょう。
にもかかわらず、結果は「どこにも異常はありません。」と告げられた経験を持つ方は少なくありません。
医師から「異常なし」と言われたその瞬間、安心するどころではなく「ではこの苦痛の原因は何なのか!」と、さらなる絶望と孤独の淵に突き落とされます。「これほどまでに身体が苦しいのに、なぜ異常がないと言われるのか」「私のこの苦しみは気のせいだというのか」と。
しかし、ここで極めて重要な事実を見落としてはなりません。医療機関の検査における「異常なし」とは、あくまで「生命を脅かす器質的な疾患(病気)や組織の破壊・数値の逸脱がない」という意味に過ぎません。決して、「あなたの心身が健康で、何の苦痛もない状態である」ことを証明しているわけではないのです。
この「病気(機能障害)」と「不健康(機能低下)」の決定的なズレを見誤り、医療機関と数多くの施術所の間を彷徨い続ける方の中には10軒、20軒どころではなく、30軒以上行っても改善・回復・症状良好を維持することは無かったという方も、当院には来院しています。慢性症状をさらに長期化させる最大の罠について詳細に解説して行きましょう。
なぜ、従来の医療や施術では慢性症状の原因がわからないのか?
医療機関の検査は、身体のパーツ(臓器や骨、血管)の構造的な故障を見つける「器質的評価」のプロフェッショナルです。そのため、パーツ自体が壊れていない場合、その異常を捉えることはできません。
一方で、一般的な鍼灸院や整体、マッサージなどの施術は、主に筋肉や皮膚といった末梢の緊張を和らげる「対症療法としての物理刺激」に終始しています。
しかし、長引く慢性症状の本質は、パーツの故障でも単なる筋肉のコリでもありません。それらを統御する「脳の過剰な興奮および自律神経の機能低下(機能的異常)」にあります。
① 上位脳と下位脳の乖離(恐怖記憶の暴走)
動物は生き残っていくために楽しいことよりも苦しいことを脳の奥の海馬で記憶します。その記憶は、少しでも異変があれば、偏桃体が異常を知らせるアラームにもなっています。
しかし、多少のことでイチイチ警報機が作動しても正常な生活をしていけないので、多少のことは前頭前野で落ち着かせるようにしています。この警報器は精密であって、環境変化などあらゆる異常も見逃さないように偏桃体以外に島皮質・前帯状皮質も協働して心身の異常に関する情報を海馬に蓄積させています。
問題なのは、慢性症状になるとチョットした事でも警報が鳴りっぱなしになって前頭前野の機能は破綻してして異常な興奮を抑えきれなくなるのです。この場合、一般的な保険医療・標準治療では脳波測定・心電図測定・呼吸測定・基礎体力測定は行ないません。この場合、どんなに苦痛があっても、特段の異常が無いので正常の分類に入ってしまうのです。
また、何年・何十年の慢性症状の場合は心身が過敏になっているので「触っても痛みに変わる認知症状に至ることもあるので、怒りっぽくなります。また、興奮は冷静さを欠いて、忘れっぽくもなります」
こうした過剰警戒の警報は根本的に解除していなければ、心拍や呼吸、筋肉の緊張は一瞬たりとも緩みません。
② 脳の興奮による慢性症状の固定化
慢性的な不調になると、脳は「この感覚は危険だ」という予測モデルや恐怖の回路を強く固定化します。この状態では、たとえ末梢の組織や通常の自律神経データが正常化に向かっていても、脳の処理系が過敏に反応し続け、現実には感じないはずの接触程度で組織が損傷するような刺激でなくても激しい苦痛を現実のものとして感じ続けるようになります。
交通事故で切断したはずの「足が痛い、足がかゆい」という症状を感じてしまうこともあるのです。
この「脳の誤作動や興奮過多」を見抜かない限り、どれだけ時間をかけても、どれだけ高額な施術を受けても、症状の根本的な解決には至りません。
当院の「脳波・心電図・呼吸・基礎体力測定」がもたらす価値
北海道、岩手、山梨、大阪、鹿児島と、全国から来院される理由は、一般的な医療機関や施術所では絶対に捉えられない客観的なデータの可視化(評価)にあります。
当院では、以下の統合的な検査を実施しています。
脳波測定:
中枢神経の過剰な興奮状態や覚醒水準の偏りを評価します。
心電図(心拍変動・HRV )の評価:
自律神経系のゆらぎや、心肺と自律神経が正常に連動しているかを精密に測定します。
呼吸測定:
呼吸性洞性不整脈・RSAによる呼吸と循環の連動
基礎体力測定:
身体の支持能力や柔軟性、体力を多角的に確認
これらの測定を行うことで、ご自身の心身の状態が今どのような生理学的状態にあるのかが、誰の目にも明らかな「客観的データ」として目の前に突き出されます。
① 「見えない不安と恐怖」を「科学的な事実」へ転換する価値
「何が起きているのかわからない」「いつ発作が起きるか怖い」という見えない不安こそが、脳をさらに興奮させ、交感神経を刺激し続ける最大の燃料です。当院の検査結果によって、自分の不調が「気のせい」ではなく、「脳と自律神経の機能低下および神経回路の過緊張」という明確な生理学的現象であることが判明した瞬間、患者さまの脳の過剰な警戒心(恐怖のループ)は大きな転換点を迎えます。
② 無駄な通院や自己流による「脳の可塑性の悪化」を防ぐ価値
インターネットにあふれる自己流の深呼吸や、その場しのぎの慰安的マッサージに通い続けることは、一時的な気休めにはなっても、脳の予測モデルを書き換えることはできません。むしろ「何度やっても良くならない」という失敗体験を重ねるたびに、脳の誤作動回路(治らないという学習)が強固に強化されてしまいます。早期に正確な評価を下し、正しい土台に立つことこそが、悪化のループを断ち切る絶対条件です。
③ 「受動的な依存」から「能動的学習」へ導く価値
いつまでも「誰かに治してもらう」「薬で症状を抑えてもらう」という受動的な姿勢のままでは、脳の可塑性(神経回路の書き換え)は引き出されません。当院の検査と評価を通じてご自身の状態を正しく理解し、個別最適化された正しい呼吸や運動、生活リズムを「自らの意志と決断(自発的動機付け)」を持って実践・定着させていくこと。これこそが、当院の検査結果がもたらす最大の価値です。
自分の健康は自分の意志で改善・回復・症状良好を維持させる
医療機関の検査で「異常なし」と言われたその苦しみや不安は、決してあなた一人が抱えるものではありません。しかし、その状態を放置したり、間違ったアプローチで時間を無駄にしてはなりません。
「見えない不安と恐怖」を「見える脳と自律神経の機能低下」という科学的世界へと引き上げ、正確な評価をもとに、自らの足で心身を立て直していく。
医療機関で特段の異常を言われなければ、保険医療・標準治療の対象外であって、病気や機能障害ではなく、不健康による心身の機能低下です。
皆さんの慢性症状の原因を当院が明確にして、「自分の意志で健康改善・回復・症状良好を維持できる心身に変える」正しいアプローチをご提供しますので心配ご無用です。
山下整骨院・山下鍼灸院は、そのための確かな科学的知識と実践力を常に向上させています。
全国の遠方から来院する方が増えてきました。
当院の医科学的アプローチを求め、全国(北海道・岩手・大阪・鹿児島など)から飛行機や新幹線で来院される方や、片道2時間前後をかけて通われる方(甲府・木更津・市川市・成田・鎌倉など)もいます。
毎週の通院が難しい遠方の方でも、集中して脳と自律神経をリセットできるよう、2つの短期集中プログラムもご用意いたしました。
ご自身の地域やスケジュールに合わせ、下記の特設ページより詳細をご覧ください。