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公式サイト

山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

要予約
新型コロナ・インフルエンザ・風疹
など感染対策として
「要予約」は

待合室の蜜を避けるため
03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

           最新情報

2024年1月16日 更新

 2024年も最新の学会報告を掲載していたします。


第41回(公社)全日本鍼灸学会関東支部
学術大会発表予定
2023年11月26日


機能性ディスペプシアに対する鍼治療の
有効性について(第2報)

 


第43回(公社)全日本鍼灸学会近畿支部
学術大会発表予定
2023年11月23日


機能性ディスペプシアに対する鍼治療の
有効性について

 

第22回日本健康行動科学会発表
2023年9月30日~10月1日

アーチェリー競技における呼吸制御がパフォーマンス及びバランス機能に及ぼす影響

 

第72回全日本鍼灸学会学術大会発表
2023年6月9~11日

開業鍼灸院での慢性症状に対する評価法について呼吸と循環からみた自律神経評価

 

第37回日本体力医学会近畿地方大会発表
2023年3月11日


標的競技のパフォーマンスと
呼吸・循環応答について

 

第21回日本健康行動科学会発表
2022年10月1∼2日


鍼通電刺激および頸部皮膚刺激の
頸部慢性疼痛における自律神経機能評価

 

第77回日本体力医学会で発表
2022年9月21∼23日

高血圧に対する鍼通電療法に運動指導を長期間併用した症例報告

 

第71回全日本鍼灸学会総会で発表
2022年6月3∼5日


鍼通電療法による降圧効果の一例

 

経済産業省
 実証事業実行委員会認定指導者

 

 厚労省は医療・介護の一体改革の中で、中小病院を減少させて無床診療所を増産させております。大病院での急性期、回復期を終えた、もしくは回復は期待できないために介護保険に移行するための退院、または回復期の終了時期での退院後から慢性期への対応は、自宅近隣の実地医家(町医者)に通院させる、もしくは介護保険に早々変更させて、多職種による地域包括ケアに移行さる取り組みが進められております。

 

 しかし、柔道整復師、鍼灸師は一部の運動器疾患しか保険適応になっていませんが、厚労省も医師会も医学会も柔道整復師、鍼灸師が国家資格であっても医療従事者として認めていません。したがって、地域包括ケアの多職種には含まれていません。

 某学会理事会では「柔道整復師・鍼灸師は開業しても勝手気ままに根拠のない施術をしている。だから、当学会の講習会の参加資格には該当しない。」と返事かあり、他の学会を含めて3学会の講習会参加資格から排除されています。

 しかし、リハビリテーション(運動療法)の重要性は理解していても、一般に、実地医家はリハビリテーションを実施するスペース確保の家賃と理学療法士の人件費を考慮すれば雇えないのが実態です。そこで、急性期での入院から回復期、退院後の慢性期に対応できる健康運動指導士が誕生しました。

EXERCISE IS MEDICINE.

1. 健康寿命;男性72歳、女性74歳の延伸目的運動指導

2. 介護度に応じた増悪回避の運動指導

3. 回復期リハビリテーション対応可能な運動指導

3. 症状固定の状態でも増悪回避の運動指導

4. 日常生活で満足できるレベル維持の運動指導

 

 現在、「42条施設」ならびに「指定運動指導施設」が法的に策定しておりますが、実地医家ならびに国民には健康運動指導士の存在が充分に浸透してません。健康運動指導士の活躍が不十分であるのが実情です。厚労省は3年後を目途にこの2施設の運用簡易化を目指して法改正に動いています。

 そこで資料の内容ですが、経産省が実地医家と健康運動指導士をマッチングさせ、慢性期もしくは再発予防への対応に関して実証事業を始めました。私も経産省の講習を受講し、試験に合格し、経歴として大阪体育大学、羽曳野島田病院、関西スポーツ医学研究所、日本代表選手などの運動指導経験を認められ、経産省実証事業実行委員会認定指導者として承認されました。

 世界の潮流はExercise is Medicineです。すでに世界40か国で進められている事業で、「EIMジャパン」も設立しました。この源流はアメリカスポーツ医学学会(America College of Sports Medicine; ACSM)です。私事でありますが、来年にはロスでACSM大会にて「鍼刺激による自律神経失調症の評価法「YAMASHITA METHOD」で改善確認したケースレポート」を発表致します。

 

 今後の全柔協の動向は「自費診療の拡大」ではなく、慢性疾患を柔道整復師、鍼灸師の保険施術の業務拡大に向けての仕組みを作らねばなりません。博士号取得者が約4,000人の会員の中で内野氏と私だけとは淋しい限りですが、しっかりと医師会、医学会、厚労省と対峙してこなかったツケが増幅しています。

第74回日本自律神経学会総会
 2021年10月23~24日

鍼通電療法による降圧効果の一例

 

 当院で治療を継続していた症例研究を以下の表題で採択されました。

高血圧症に対する鍼通電の一例」

ビソプロロールフマル酸塩錠は、9週目から2.5mmg/日を1.25mmg/日、12週目から0.625mmg/日、16週目からは服薬を終了しても症状の経過は良好である。また、55週目からはイルベサルタン100mmg×2錠を100mmg×1錠に減薬し、58週目の鍼通電終了後の仰臥位血圧SBP120/DBP82, HR57であった

 

第27回心臓リハビリテーション学会
 2021年6月19~20日

 

第76回日本体力医学大会
 2021年9月17~19日


自律神経症状に対する薬物治療
と組み合わせた運動および鍼治療の影響

 

 日本体力医学会で、当院で治療を継続していた症例研究が以下の表題で採択されました。

「自律神経症状に対する薬物治療と組み合わせた運動および鍼治療の影響」

全日本鍼灸学会
 2021年6月4~6日

高血圧治療に併用した鍼治療に関する一考察
心身連関テストによる自律神経評価を用いて

 

 70回全日本鍼灸学会学術大会抄録集 p145.

 

全日本鍼灸学会で、当院で治療を継続していた症例研究を以下の表題で発表しました。

高血圧治療に併用した鍼治療に関する一考察, 心身連関テストによる自律神経評価を用いて」

日本循環器学会
 2021年3月26~28日

   「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(脳卒中・循環器病対策基本法)が、平成30年12月14日に公布されました。同法は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器病の予防推進と、迅速かつ適切な治療体制の整備を進めることで、人々の健康寿命を延ばし、医療・介護費の負担軽減を図ることを目的としています。超高齢化を迎えた我が国において、活気ある高齢社会を築くには、健康づくりと疾患の予防による健康寿命の延伸、疾患に罹患しても重症化や再発を防止して、高齢者の自立機能の維持ないし向上を目指して対策を講じることが、社会的にも極めて重要な課題です。

 その中でも脳卒中と心臓病を中心とした循環器病は、高齢者の自立機能を損なって介護が必要となる要因の4分の1を占めるとともに、医療費の20%を費やしており、その対策が国として取り組まれることが求められていました。しかし、脳卒中と循環器病に対する国の政策は、平成18年に立法化された「がん対策基本法」に基づくがんへの対策と比較して、大きく遅れているのが現状でした。

 この度成立した「脳卒中・循環器病対策基本法」は、このような脳卒中と循環器病に対する国の対策を大いに進展させ、超高齢社会の抱える課題に応えるばかりでなく、現在これらの疾患に罹患している患者や家族の方々、さらには、将来健康的で良質な生活を過ごすことを目指している次世代の国民を支援するうえで大きく貢献するものと期待されています。

博士(生活科学)の学位取得
 2020年3月24日

(公社)全日本鍼灸学会雑誌掲載
 70(1)57-66 

第38回(公社)全日本鍼灸学会
 関東支部学術集会

 腰椎変形および側弯により腰椎固定術を勧められている一方で、大動脈弁狭窄症によるステージBの85歳女性に対する鍼治療および運動指導を行った報告を全日本鍼灸学会 関東支部会で発表しました。

 腰痛で運動が出来ない。高齢者が適切な運動を行わない場合はサルコペニア、フレイルに陥り、心不全の悪化が解っています。心臓リハビリテーションの支援のために鍼治療を行い、運動を積極的に行っていましたが、その評価指標についてMind-Body Connection Test (MBCT)の有効性についての発表です。ステージC,Dに関しては全日本鍼灸学会誌70(3)に掲載予定です。ステージAに関しては2020年5月に京都で開催される全日本鍼灸学会学術集会で発表予定です。

心不全ステージAの症例

第42回日本高血圧学会

 日本人の死因第2位は心不全だが、心不全4段階の初期心不全ステージAは、無症状のない高血圧、動脈硬化です。

 さらに、糖尿病、慢性腎症、メタボリックシンドローム、肥満は心不全の前兆であり、特に50歳代以降は要注意。

 予防と治療は運動と栄養です。糖尿病は栄養指導も診療報酬があり保険が効きますが、高血圧、動脈硬化などでは地域医療の町医者が栄養士、管理栄養士の診療報酬が無いので雇えません。しかし、運動と栄養が最重要課題です。

 今国会では、薬剤師法改正法案が通る見通しで、地域包括ケアの一環で、薬剤師が訪問診療に関わり、薬剤の適切な使用のチェック、バイタルサインのチャックが必須になります。

第23回日本心不全学会

 心不全は治らない病気です。1日10万回以上も拍動を継続することでの摩耗・金属疲労の様なモノです。だからこそ、運動と栄養による予防が重要です。余計な負担はかけない様にしたら100歳も夢ではありません。2019年現在で100歳以上が約7万人いますが、40年後の2060年には50万7千人という推計もあります。

 そこで、高血圧、動脈硬化、脂質異常症、糖尿病、慢性腎炎、廃用性筋萎縮、肥満には注意した運動と食事と休養(睡眠)が大変重要です。

 高齢者は年々増加し、人口の21%が65歳以上を超高齢者社会と言いますが、現状約29%であり既に超々高齢化ともいえるでしょう。現在、心不全患者は120万人で毎年約20万人が亡くなっています。循環器専門医は1万5千人です。

 心不全の現状、最先端の研究、解っていることと未だ解決できない問題、病院で治療するのでなく在宅での治療をスマホによる遠隔治療で行っている報告、在宅医療・在宅介護・緩和ケアなど、様々な視点から心不全が報告されました。

公立病院全国424病院に再編統合

 厚生労働省は、市町村などが運営する公立病院と日本赤十字社などが運営する公的病院の25%超にあたる全国424の病院については「再編統合について特に議論が必要」とする分析をまとめ、病院名を公表した。診療実績が少なく、非効率な医療を招いているためだ。ベッド数や診療機能の縮小なども含む再編を地域で検討し、2020年9月までに対応策を決めるよう求めた。

 全国1652の公立・公的病院(2017年度時点)のうち、人口100万人以上の区域に位置する病院などを除いた1455病院の診療実績をもとに分析した。

 がんや救急など高度な医療の診療実績が少ない病院や近隣に機能を代替できる民間病院がある病院について「再編統合について特に議論が必要」と位置づけた。424病院の内訳は公立が257、公的が167だった。

 

 今後、厚労省は地域の医療計画をつくる各都道府県に対し、地域内の他の病院などと協議しながら20年9月末までに対応方針を決めるよう求める。他の病院への統合や病床数の削減、診療機能の縮小などを25年までに終えるよう要請する。

 ただ罰則規定や強制力はなく、権限は各地域に委ねられている。特に公立病院の再編や縮小には住民の反発も予想される。改革が進むかは不透明で、実効性を高める施策が必要になりそうだ。

 

 政府は団塊の世代の全員が75歳以上になる25年度をターゲットに、病気が発症した直後の「急性期」の患者向けの病院ベッドを減らす「地域医療構想」を進めている。看護師などを手厚く配置するため医療費もかさむのに、病床数は過剰となっているためだ。

ただ各地域が医療計画で示した急性期病床の削減率は公立病院全体で5%にとどまっている。このため厚労省は縮小する余地のある過剰な医療の実態を明らかにするため、この春から分析を進めていた。

 

2018年度の医療費
42兆6000億円
2040年には66兆7000億円(政府推計)
 

   厚生労働省は26日、2018年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた概算の医療費(速報値)を発表した。


 前年度比0.8%増の42兆6000億円となり、過去最高を更新。同省担当者は「高齢化と医療の高度化の影響」と分析している。

 

 

 一方、医療費抑制のために使用を促している安価な後発医薬品(ジェネリック)は拡大。18年度末時点のジェネリックの使用割合は前年度比4.7ポイント増え、過去最高の77.7%に達した。 

日本体力医学会
2019年9月19~21日

 

つくば国際会議場で第74回日本体力医学会が開催されました。

ポスター発表で質問を受ける

私の注目点

1. 運動実践時における内服薬の重要性

2. 体重管理における身体活動・運動と栄養の役割

3. 今後の運動と健康、そのシステムについて

第74回 体力医学大会 (つくば)
注目3点の詳細

百歳以上の高齢者
2019年9月15日現在

 

住民基本台帳に基づく百歳以上の高齢者の総数は69,785人

 

 百歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定した昭和38年には全国で153人でした。昭和56年に千人を超え、平成10年に1万人を超えました。平成得24年には5万人を超え、今年は約7万人。2060年には50万7千人の推計が出ています。

バウンスバック
2019, 9/8
 

 バウンスバック率は、ボギーかそれより悪いスコアで上がったホールの直後のホールで、バーディかそれよりいいスコアをマークする確率のこと。"bounce back"は「立ち直る」という意味である。プロであっても、ボギーを打てば精神的打撃を受け、その後平常心を欠いてズルズルとスコアを崩すということはままある。バウンスバック率の高いプレーヤーというのは、ボギーを打ってもすぐに気持ちを切り替えて、高い集中力を保ったまま次のホールをプレーすることができるということだ。

 

 ちなみに、今シーズン、プレーオフ第一戦を終えた時点でのバウンスバック率1位はフィル・ミケルソンで26.70%。現在、ケガで休場中のタイガー・ウッズは、1999年、2000年と連続してこの部門の1位を獲得している。特に、タイガースラムの始まった(全米オープンから全米プロ選手権までメジャー3連勝した)2000年は36.80%という、圧倒的な数字で、タイガーの精神力の高さを物語っている。

62歳男性の症例です。

 上記2枚の写真は、6週間前から手にしびれ場で始め、4週間前から握力低下から握る動作もできにくくなり、親指の触った感覚が鈍くなり電話相談された患者さまです。

    早々に整形外科でレントゲン撮影を伝えてリリカの投薬をされただけでリハビリテーションが無いとの事で、当院に相談された方です。親指の症状は首の変形から発症していると思われrますが、末梢からの鍼通電、ルード法、筋膜リリース、頸部筋の弛緩による頸椎の矯正をマッケンジー法を応答した組み合わせで保険外の対応で週に3~5回の施術です。

 

 再度、他基幹病院にて精密検査の結果、当院と診断が一緒の為、治療法は保険治療としてのリハビリテーションを可能な限り毎日、当院には週1回ペースで治療を行う。

 当院では橈骨神経麻痺に対する鍼通電を継続治療とする方針を患者さまとの相談で決定し、継続治療しています。

棋士から医師に…囲碁の坂井八段
無期限休場

2019, 8/16

 

     囲碁の七大タイトル、碁聖を獲得した棋士の坂井秀至八段(46)が9月1日から無期限で休場する意向を固め、所属する関西棋院に休場届を提出したことがわかった。

   京都大医学部を卒業した坂井八段は医師免許を持っており、今後は病院の勤務医として働く予定という。

 坂井八段は兵庫県三田市出身で、学生時代からアマチュア囲碁界で活躍し、2000年に世界アマ選手権で優勝。京大を卒業した01年に関西棋院の飛付五段で棋士デビューした。堅実で形勢判断に優れた棋風で知られ、10年から碁聖位を1期保持。名人戦リーグなどでもファンを沸かせたが、近年は各棋戦で上位に進出できていなかった。

 坂井八段は「近年、タイトルを狙うような内容の碁を打てていないのが一番の理由。医師の道に進むことを決断した」と話している。

インターハイ2019
2019, 8/8~10
熊本県八代

画像の説明を入力してください(フォントが小さく設定された文章です)

甲南女子高等学校 

11年ぶり4回目の団体優勝 

 

 

第一回日本在宅医療連合学会
2019, 7/14~15
新宿京王プラザホテルにて

 日本医療の大変革

 

急性期大病院を減らして

地域包括ケアの法整備が進められています

 

救命・根治・完治による

永らえる医療から

命を終えるための医療へ

(どこで切り替えるか・ターニングポイントとは)

第一回在宅医療連合学会より

 

日本政府は、

急性期の病床数(ベット数)⤵

在宅医療・慢性期対策に

        舵を切りました。

 日本の病院設立は明治初期から始められたが、政府には資金が無く、民間に任せたために国公立ではなく私立病院が激増した。しかし、病院の偏在もあり、現状日本政府は急性期病床数(ベット数)を減らし、無床診療所を増設させ医師以外の多職種(歯科医師・薬剤師・看護師・理学療法士・管理栄養士・栄養士・健康運動指導士・ケアマネージャー・介護士・ヘルパー等)により患者を病院以外の自宅で看取るシステムの構築を急いでいる。

第一回日本在宅医療連合学会

兵庫県体育協会主催
チーム兵庫プロジェクト

 兵庫県体育協会が国体に向けてのチーム力向上の一環で講演を依頼されました。

 私の選手の体調管理について、「心電図から見た心拍変動より心臓自律神経機能を観察することによる選手のコンディショニング」です。

 また、毎日の起床時心拍数・体温、熟睡できているかを基本として、疲労からスポーツ傷害に連動しないための具体的方策について講演致しました。

 

患者さんからの質問

 42歳女性、「手が上がらない。万歳できない」と来院された症例が、整形外科で改善されない為に整骨院、鍼灸院に来院される日本の現状を垣間見えたのでご報告です。

 

 整形外科での画像診断は正常、症状不変で来院された方ですが、初回で症状の改善がありました。しかし、5週間後に2回目の来院で症状が戻っていたので、問診を深めると新たな情報が得られました。

 

 子供の頃からの肩こり、仕事はパソコンでの情報処理、以外に、

1. 子供の頃から耳鳴りが止まることが無い。

2. 1日3時間くらいしか眠れない。

3. 子供の頃から断続的に緊張性頭痛があり頭痛外来で  薬処方で改善するが症状は全て消失してはいない。

4. 1週間に1回のダンスだけで他に運動はしない。

 

 日常生活の改善から進めること、耳鳴り、不眠の改善による自律神経の改善をしなければ、筋緊張からの解放は困難であること、鍼刺激、灸刺激、運動刺激で1週間に1回で最低4回の治療。さらに自宅でのストレッチ運動指導が前提であること。数十年の症状の改善は、毎日少しづつの刺激を心身に加えることで改善していきます。

 

原著論文採用決定

 「鍼刺激後の姿勢が自律神経機能に及ぼす影響」と題して、鍼治療後の臥位姿勢がより一層の心臓副交感神経機能が亢進することを明らかにしました。

(詳細は学会報告にて)

「接骨院・整骨院・ほねつぎ」は
ケガを治すところ!

 

 右股関節に歩行時疼痛発症した62歳女性。立ちしゃがみで疼痛増強。腫れなし。しびれなし。整形外科では原因不明で治療法がないため、鍼治療を勧められ、当院受診。

 

 今までに無い強い疼痛が継続し、自宅内での移動での歩行距離でも右股関節に激痛があるとの訴え。疼痛は強いが、腫れなし、神経障害ないが、風邪症状で微熱の訴え。

 

 鍼刺激で即時効果なく、他の炎症症状を疑った方が妥当と判断し、内科の受診を勧め、血液検査での炎症反応を確認するように患者さんに提案し、一時転院を勧める。

 

 近隣内科にて、アレルギー症状、膀胱炎が発見され、治療開始。1週間後に当院に再来院し、鍼治療にて即時歩行改善。2回目の鍼治療で歩行がほぼ正常。

 

 

 

「接骨院・整骨院・ほねつぎ」はケガを治すところで、腫れ、熱、痛みが強い時に関節炎などの局所炎症症状、もしくは肺炎のような全身炎症症状が含まれる場合がある。

 

 平成10年以降「接骨院・整骨院・ほねつぎ」は急増し現状ではコンビニより多くなってきていますので、受診については患者側の施設の選択もしくは受診の仕方に注意しないと大変なことになります。

 

「注意の仕方」に関しては、他のページをご参考にして下さい。

食塩摂取と肥満の関連~日本と中国・英国・米国

  食塩摂取が過体重や肥満の独立した危険因子である可能性が、いくつかの研究で報告されている。しかし以前の研究では、1日食塩摂取量を推定するために24時間蓄尿ではなく単回尿や食事思い出し法を用いていること、単一国や単施設のみの集団でのサンプルといった限界があった。今回、中国・西安交通大学のLong Zhou氏らは、International Study of Macro-/Micro-nutrients and Blood Pressure(INTERMAP研究)のデータから、日本、中国、英国、米国における、2回の24時間蓄尿で推定した食塩摂取量とBMI(kg/m2)および過体重/肥満の有病率の関係を調査した。その結果、日本、中国、英国、米国のすべてで、食塩摂取量がBMIおよび過体重/肥満の有病率と関連することが示された。The American Journal of Clinical Nutrition誌オンライン版2019年5月21日号に掲載。


 本研究は、日本(1,145人)、中国(839人)、英国(501人)、米国(2,195人)における40~59歳の男女4,680人の横断研究のデータを用いた。食塩摂取量とBMIの関連における回帰係数(β)の計算は一般線形モデルを使用した。食塩摂取量が1日当たり1g多い場合の過体重/肥満のオッズ比(OR)および95%信頼区間(CI)を、多変量ロジスティック回帰モデルを用いて調べた。

 主な結果は以下のとおり。

・エネルギー摂取量を含む潜在的な交絡因子を調整した場合、食塩摂取量が1日当たり1g多いとBMIは日本で0.28、中国で0.10、英国で0.42、米国で0.52高かった。
・食塩摂取量が1日当たり1g多いと、過体重/肥満のオッズは日本で21%、中国で4%、英国で29%、米国で24%高く、すべてp<0.05であった。

(ケアネット 金沢 浩子)

7年ぶりに腰痛診療ガイドラインが改訂、そのポイントは?

  2019年5月13日、日本整形外科学会と日本腰痛学会の監修による『腰痛診療ガイドライン2019』(編集:日本整形外科学会診療ガイドライン委員会、腰痛診療ガイドライン策定委員会)が発刊された。本ガイドラインは改訂第2版で、初版から実に7年ぶりの改訂となる。

 

いまだに「発展途上」な腰痛診療の道標となるガイドライン

 初版のガイドライン作成から現在に至るまでに、腰痛診療は大きく変遷し、多様化した。また、有症期間によって病態や治療が異なり、腰痛診療は複雑化してきている。そこで、科学的根拠に基づいた診療(evidence-based medicine:EBM)を患者に提供することを理念とし、『Minds 診療ガイドライン作成の手引き 2014』で推奨されるガイドライン策定方法にのっとって本ガイドラインは作成された。

 

 

9つのBackground Questionと9つのClinical Questionを設定

 本ガイドラインでは、疫学的および臨床的特徴についてはBackground Question (BQ)として解説を加え、それ以外の疫学、診断、治療、予防についてはClinical Question (CQ)を設定した。それぞれのCQに対して、推奨度とエビデンスの強さが設定され、益と害のバランスを考慮して評価した。推奨度は、「1.行うことを強く推奨する」、「2.行うことを弱く推奨する(提案する)」、「3.行わないことを弱く推奨する(提案する)」、「4.行わないことを強く推奨する」の4種類で決定する。エビデンスの強さは、「A(強):効果の推定値に強く確信がある」、「B(中):効果の推定値に中程度の確信がある」、「C(弱):効果の推定値に対する確信は限定的である」、「D(とても弱い):効果の推定値がほとんど確信できない」の4種類で定義される。

 

 

 

 

腰痛の定義がより明確に

 腰痛は「疼痛の部位」、「有症期間」、「原因」の3つの観点から定義された。疼痛の部位からの定義では、「体幹後面に存在し、第12肋骨と殿溝下端の間にある、少なくとも1日以上継続する痛み。片側、または両側の下肢に放散する痛みを伴う場合も、伴わない場合もある」とされた。有症期間からは、発症から4週間未満のものを急性腰痛、発症から4週間以上3ヵ月未満のものを亜急性腰痛、3ヵ月以上継続するものを慢性腰痛と定義した。原因別の定義では、「脊椎由来」、「神経由来」、「内臓由来」、「血管由来」、「心因性」、「その他」に分類される。とくに「悪性腫瘍」、「感染」、「骨折」、「重篤な神経症状を伴う腰椎疾患」といった重要疾患を鑑別する必要がある。

 

 

 

運動療法は慢性腰痛に対して強く推奨

 運動療法については「急性腰痛」、「亜急性腰痛」、「慢性腰痛」のそれぞれについて評価され、そのうち「慢性腰痛」に対しては、「運動療法は有用である」として強く推奨(推奨度1、エビデンスの強さB)されている。それに対して、「急性腰痛」、「亜急性腰痛」に対してはエビデンスが不明であるとして推奨度は「なし」とされた。

 

 

 

 

各薬剤の推奨度とエビデンスの強さを評価

 本ガイドラインが初版と大きく異なる点は、推奨薬の評価方法である。まず、本ガイドラインでは、「薬物療法は疼痛軽減や機能改善に有用である」として、強く推奨(推奨度1、エビデンスの強さB)されている。そのうえで、腰痛を「急性腰痛」、「慢性腰痛」、「坐骨神経痛」に区別して、各薬剤についてプラセボとのランダム化比較試験のシステマティックレビューを行うことでエビデンスを検討し、益と害のバランスを評価して推奨薬を決定した。オピオイドについては、過量使用や依存性を考慮して弱オピオイドと強オピオイドに分けられている。

 各薬剤の推奨度とエビデンスの強さは以下のとおり。

●急性腰痛に対する推奨薬
<非ステロイド性抗炎症薬>
 推奨度1、エビデンスの強さA
<筋弛緩薬>
 推奨度2、エビデンスの強さC
<アセトアミノフェン>
 推奨度2、エビデンスの強さD
<弱オピオイド>
 推奨度2、エビデンスの強さC
<ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液>
 推奨度2、エビデンスの強さC

●慢性腰痛に対する推奨薬
<セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬>
 推奨度2、エビデンスの強さA
<弱オピオイド>
 推奨度2、エビデンスの強さA
<ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液>
 推奨度2、エビデンスの強さC
<非ステロイド性抗炎症薬>
 推奨度2、エビデンスの強さB
<アセトアミノフェン>
 推奨度2、エビデンスの強さD
<強オピオイド>(過量使用や依存性の問題があり、その使用には厳重な注意を要する)
 推奨度3、エビデンスの強さD
<三環系抗うつ薬>
 推奨度なし*、エビデンスの強さC
(*三環系抗うつ薬の推奨度は出席委員の70%以上の同意が得られなかったために「推奨度はつけない」こととなった)

●坐骨神経痛に対する推奨薬
<非ステロイド性抗炎症薬>
 推奨度1、エビデンスの強さB
<Caチャネルα2δリガンド>
 推奨度2、エビデンスの強さD
<セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬>

 推奨度2、エビデンスの強さC

 

中年期の心拍数75回/分以上で
早期死亡リスク倍増?

  中年期の安静時心拍数が、正常範囲内(50~100回/分)でも1分当たり75回を超える男性では、55回未満の人と比べて早期死亡リスクが約2倍に高まる可能性があることが、ヨーテボリ大学(スウェーデン)サールグレンスカ・アカデミーのSalim Bary Barywani氏らの研究で明らかになった。この研究では、50~60歳の間に心拍数が経時的に増加した男性では、死亡リスクや心血管疾患の発症リスクが高まることも分かったという。研究結果の詳細は「Open Heart」4月15日オンライン版に発表された。


 研究では、ヨーテボリで1943年に生まれた男性1,450人をランダムに抽出し、このうち1993年の生活習慣などに関する質問紙調査に回答した798人を対象に、2014年まで21年間追跡した。対象者には、1993年と2003年、2013年の計3回、安静時心拍数を含む検査を行った。

 追跡期間中に、男性の約15%が死亡し、約30%が心血管疾患を発症した。分析の結果、50歳の時点(1993年時点)で安静時心拍数が75回/分を超えていた男性では、55回/分未満だった男性と比べて、その後の全死亡リスク(ハザード比2.3、P=0.018)と心血管疾患(同1.8、P=0.014)および冠動脈疾患(同2.2、P=0.025)の発症リスクがいずれも約2倍に高まることが分かった。

 また、50歳から60歳(1993年から2003年時点)の間に、安静時心拍数が1分当たり5回以上増加した男性と比べて、心拍数の変化が4回未満と安定して推移した人では心血管疾患リスクが44%低いことも明らかになった。さらに、50歳以降の心拍数が毎分1回増えるごとに全死亡リスクは3%、心血管疾患リスクは1%、冠動脈疾患リスクは2%高まっていた。ただし、Barywani氏らは、今回は観察研究であるため、これらの因果関係を証明するものではないと断っている。

 この研究には関与していない米国心臓協会(AHA)会員で、米イリノイ州ネイパービルにある医療機関アドヴォケイト・ヘルスケア(Advocate Health Care)のVincent Bufalino氏は「心拍数が徐々に上昇している患者では、心臓の健康に問題が生じている可能性がある」と述べているが、「安静時心拍数を死亡や心疾患の独立したリスク因子としてみなすのは時期尚早だ」と指摘している。

 一方、米ニューヨーク市のマウントサイナイ病院で心臓病を専門とするPrashant Vaishnava氏は、安静時心拍数は心臓のリスク因子になりうるとする今回の研究結果を支持し、「50歳以上の患者の安静時心拍数が75回/分を超えていたら、必ずしもそれをリスク因子としてみなすつもりはないが、その他のリスク因子をより慎重に観察するだろう」と述べている。

 

 

 なお、Bufalino氏によると、心拍数は高すぎても低すぎても健康によくないという。40歳代で心拍数が低下している人では、全身に血液を送る心臓のポンプとしての働きが弱まっている可能性があるという。また、同氏は、安静時心拍数が高い場合には、有酸素運動を行うと心拍数は改善するとしている。さらに、心拍数の上昇がみられたら、高血圧や脂質異常症などのリスク因子の管理について、医師に相談するべきだと付け加えている。

高血圧ガイドライン
5年ぶりに改訂

  現在、日本の高血圧基準は140以上/90以上で、上(収縮期血圧)下(拡張期血圧)どちらかでも数値が基準以上は高血圧となり、推定高血圧は4,300万人。

 2019年度からの新高血圧ガイドラインでは、75歳未満で130以上/80以上の高血圧予備軍は推定2,000万人。

 130/80以上では心臓血管病リスクが高まることが最近の研究から解ってきました。つまり日本人の6,300万人、約半数が高血圧となり、生活習慣の改善が必要となります。

健康運動指導士

平成31年4月13日

  厚生労働省の外郭団体「公益財団法人 健康・体力づくり事業財団」発行の「健康運動指導士」の認定を受けました。

 

 運動指導の資格には様々な出来事が約30年ほど前にありました。厚生省は健康運動指導士、健康運動実践指導士、労働省はヘルス・ケアトレーナー、文部省はスポーツ指導者養成コース、アスレティックトレーナー、日本体力医学会は運動指導養成プログラムが存在し、体育系、理学系など何を選択すればよいか混迷を極めておりました。本来はアカデミックな立場である体力医学学会が主導すべき内容だと思い、私は学会レベルで医師が中心となっている運動指導者養成を選択しましたが、30年後は厚生省と労働省が合併した厚生労働省主体の「健康運動指導士」が日本における健康運動指導のリーダー格となりました。

 30年も経て、再度勉強をやり直し、晴れて運動指導も実践できる柔道整復師・鍼灸師となりました。

 

この資格によって、日本心臓リハビリテーション学会 認定の「心臓リハビリテーション指導士」、日本高血圧学会・日本循環器病予防学会・日本動脈硬化学会 認定の「高血圧・循環器予防療養指導士」への道が拓けます。

 

 柔道整復師、鍼灸師は独立た開業権がありますが、チーム医療として馴染まないとの理事会の決定で、現実的には医療従事者ではなく、無資格診療者と同等の扱いで、自分勝手に客観的根拠なく何かしている程度と医学会からは考えられているのが現状です。

イチロー国民栄誉賞固辞
平成31年4月5日

  イチローさんは日米通算4367安打、10年連続200本安打、メジャーリーグのシーズン最多安打記録を更新するなど野球界で輝かしい実績を残した。


 政府はこれまで小泉内閣時代の2001、04年の2度、国民栄誉賞を打診したが、イチローさんは「野球生活を終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」などと固辞していた。

 

 先月22日の引退会見を受けて、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「多くの子供や野球ファンに夢と希望を与え続けてきたスーパースター。これまでの活躍は素晴らしいものであり、国民にそういう声があることは十分認識している」と述べ、授与する方向で調整していた。

                                                          【中澤雄大】


平成31年4月1日

  平成31年4月1日

公立大学法人大阪府立大学と公立大学法人大阪市立大学

が統合し、「公立大学法人 大阪」が設立されました。

 

 公立大学法人 大阪 客員准教授

を仰せつかりました。

新元号
令和
平成31年3月1日

    初春のにして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す 

日本循環器学会
2019年3月29~31日

  超高齢化社会へ進む日本は、2025年問題(団塊世代の75歳以上が急増)により、心不全患者が激増することが解っています。そこには、高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎症、廃用性筋委縮(サルコペニア)などの複数疾患を抱えている場合が多く、単剤でなく複数の薬を処方されていることも多く、知らずに多数の医師による薬の副作用も考慮しなければならない状況です。

 予防の考え方、治療の効果が望めない心不全の対応など、医師、看護師、理学療法士、歯科医、薬剤師など未知の世界に入っていきます。

 学会では地域医療の医師よりも大学病院、総合病院では500~600床以上で勤務医師が多く、毎年病院が閉鎖され、地域包括医療が2025年に本格的になる中で、準備がなされていない現状があります。

 一端心不全が発症した際は、すでにステージ3以上です。しかも、無症候性心不全もあり、全く症状が無いまま、いきなりの重篤な発症となるケースもあります。

 今後、当院でもメタボリックシンドローム、肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病、ロコモティブシンドローム、運動器退行性疾患、呼吸器疾患、軽度認知症、ガンうを含めた心不全について日常生活動作の観点からご報告して参ります。

上原瑠果選手優勝
アーチェリー全国高校選抜大会
2019年3月27~28日

 全日本代表8人枠から選考会で第2位となり、16歳にして世界選手権出場メンバーとなった園田 稚選手を準決勝で破り、優勝。

 昨年、インタイ―ハイ優勝、世界ユースアルゼンチン大会団体優勝に続き、全国高校選抜大会優勝と、名実ともに17歳以下のナンバー1アーチャーとなりました。東京オリンピックに向けて、また新たな新星が誕生しました。

園田 稚選手
世界選手権選考会第2位で全日本代表決定

 全日本代表8人枠から選考会で第2位となり、16歳にして世界選手権出場メンバーとなった園田 稚選手(上記写真: 上)

 昨年、ユース世界大会(アルゼンチン)で優勝した上原瑠果選手はテレビインタビューで「パリ・オリンピックで金メダルを目指す」と公言するU-20代表(下記写真: 下)。

 その他、エリートアカデミーに在籍している3名、U-17メンバーも出場する全国高校選抜アーチェリー大会(掛川市)は注目度満載の試合です。

全国高等学校アーチェリー選抜大会
2019年3月26~28日

 いよいよ開幕!

この中には、有望な全日本代表が数名います。

東京2020代表になるか!

パリ2024代表になるか!

 

 

イチロー選手引退
2019年3月21日

 ついに、この時が来てしまいました!

原著論文採用決定
2019年3月6日

 「鍼刺激後の姿勢が自律神経機能に及ぼす影響」

日本健康行動科学会にて原著論文が採用されました。

 

 

全日本アーチェリー代表16歳
園田 稚選手

Youtubeをご覧ください。

 16歳で全日本代表8人枠に見事に入れた、アカデミーの1期性・園田 稚選手をご紹介いたします。1年前、園田選手は練習後にランニングを習慣としていました。昨年の体力測定の際にランニングの目的を聞きましたが、明確な返事が返ってきませんでした。そこで、アドバイスとして減量目的か、持久力強化か、疲労除去の目的かによってランニングのスピード、時間は全く異なることを伝えました。。一般的に心拍数は160拍/分以上・20分以上・週3~5回で全身持久力が身につき、安静時心拍数が減少します。当然ですが、マラソン選手など種目・競技レベルによってトレーニングは異なります。通常、トレーニング効果としては1回に心臓から送り出される血液量(1回拍出量)が多くなり、酸素を効率よく身体に取り込められるようになります。心電図測定から心臓自律神経機能を検査し、園田選手にランニングの考え方を伝えていましたが、彼女は自ら工夫をして、練習中に基礎体力強化トレーニングを取り入れて、技術強化と基礎体力強化を同時に鍛える方法を確立させました。彼女の独自性です。「良くなりたい、良くなりたい」という強い気持ち、基本的なトレーニング科学の考え方、与えられた練習環境から独自の練習方法を見つけて実践し、全日本トップチーム枠に入れたことは、非常に頼もしく感じています。これからが楽しみです。

変形性膝関節症の72歳
クラッシック・バレエ指導者の改善
(2018, 1/28)

 両側の変形性膝関節で、ヒアルロン酸を2週間に1回、4年監修者を継続し、徐々に悪化した結果、日常生活での椅子の立ち座り、階段の上り下りに困難をきたした女性が来院。

関節水腫なし、発熱なし、明らかな局所の安静での疼痛なし。

 全前屈の柔軟性はあるが、フラットバックで腰部は板のように硬く平らで、肩関節可動域は小さく肩甲骨周辺の筋(僧帽筋、肩甲挙筋、鎖骨下筋、大・小胸筋、肩甲下筋、前鋸筋、大・小菱形筋)は柔軟性欠如。臥位で両手で片膝を抱えると、他方の膝が曲がり、挙上する。開排運動にも制限あり。足関節にも底背屈、外返し・内返しに制限あり。

 疼痛の再現動作では、踵を上げても良いから膝の屈伸をおこなうと、漠然とした膝の痛みを訴える。踵を上げない様にスクワットをすると同様のひざ痛。

 低周波電量10分間、冷却によるルード法、筋膜リリース後、再度運疼痛の確認でスクワットでのひざ痛消失。

 4年間のひざ痛が1回数分で改善。

 年齢の割には基礎体力があったことが即時効果の原因の一つと考えられます。

全日本アーチェリーU-17, U-20の合宿
体力測定実施
(2018, 1/15, 1/17)

 2018年1月15日、1月17日は今年の年末まで、全日本トップ選手強化の一環として体力測定をおこないました。来年の夏はいよいよ「東京オリンピック2020」です。各競技団体の各選手も心技体の向上のために日々戦っています。

 どうか、アーチェリーも注目してください。

 

新年 おめでとうございます。
 

 本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

全日本アーチェリーU-17, U-20の合宿
体力測定実施
(2018, 12/22, 12/24)

 2018年12月22日(U-17)、12月24日(U-20)の体力測定を実施。卓球では中学生の張本選手が飛び級で全日本代表トップチームで活躍しています。バトミントンも世界のトップクラスが日本選手で独占しています。アーチェリーも17歳以下、20歳以下でもトップチームで東京2020オリンピックで活躍する可能性がある選手が含まれています。

 どうか、アーチェリーも注目してください。

 

原著論文 投稿アクセプト
(受付; 2018, 5/19, 採用決定 2018, 9/18)

 2018年9月18日に原著論文がアクセプトされ、日本生理人類学会誌に掲載されました。刷毛による皮膚刺激は、鍼による皮膚・皮下組織刺激、鍼管による皮膚刺激と同様に、心臓副交感神経機能の亢進が認められ、身体柔軟性の向上も認められました。

 鍼を刺入しなくてもヒト自律神経機能に影響を及ぼし、日常生活、社会生活、スポーツ活動に効果を発揮することが期待されます。

 今後も鍼施術の基礎的、臨床的研究を継続して、皆さんの治療効果、健康維持増進に貢献したいと考えております。

「たった2分の歩行でも健康に有益」
米国の身体活動ガイドライン

(AHA 2018,11/10~12)

 これまで米国の身体活動ガイドラインでは、運動は10分以上継続することが推奨されてきた。しかし、米国心臓協会年次集会(AHA 2018、11月10~12日、米シカゴ)で発表された最新版のガイドラインでは、たった2分程度の歩行であっても運動することは健康に有益とする見解が示された。このガイドラインの詳細は「Journal of the American Medical Association(JAMA)」11月12日オンライン版に掲載された。

 

 身体活動ガイドラインの初版は2008年に発行された。今回の改訂版でも科学的エビデンスに基づき、身体活動は短期的にも長期的にも健康に有益であることが示されている。そのポイントは以下の通り。


・短時間の運動でも頭がすっきりして不安感が軽減するほか、 よく眠れるようになり、血圧値や血糖値が改善するといっ  た効果が得られる。
 

・定期的な運動で脳の健康が向上し、8種類のがんの発症リ  スクが低減し、体重増加を抑えられる。


・運動をすると変形性膝関節症や高血圧、2型糖尿病、不安  や抑うつなどの慢性疾患が改善される。


・運動するとさらに、認知症や多発性硬化症、注意欠陥多動症(ADHD)、パーキンソン病などの患者の脳機能の改善にも  役立つ。

 今回の改訂では、成人の週当たりの推奨運動量に変更はなく、これまでと同じく150~300分の中強度の有酸素運動または75~150分の高強度運動に加え、筋力トレーニングを週2日以上行うことが推奨されている。また、成人だけでなく3~5歳の子どもは成長と発育のため活動的であるべきで、6~17歳になると中強度~高強度の運動を毎日60分以上行うことが勧められている。

 さらに、妊婦や産後の女性は中強度の有酸素運動を週に150分以上行い、高齢者は有酸素運動と筋力トレーニングのほかにもバランストレーニングを行うことを推奨している。専門家の一人で米フロリダ大学医学部循環器内科教授のEileen Handberg氏は「慢性疾患がある患者であっても運動は必要だ。このガイドラインの対象とならない人はいない」と述べている。

 AHA会長のIvor Benjamin氏は、同協会ではこのガイドラインを運動に関する公式の勧告として採用する予定だとしている。ガイドライン論文の付随論評を執筆した米ハートフォード病院の心臓病専門医Paul Thompson氏は
「一度に長時間の運動をしたり、複雑な運動プログラムをこなしたりする必要はない。運動は週に1~2日まとめて行っても週に3日以上行った場合と同様の効果が得られる」と説明している。

日本生理人類学会第78回大会
(2018,10/27~28)

 東京大学で日本生理人類学会第78回大会が開催されました。

第78回 日本自律神経学会総会
(2018, 10/25~26)

 

 埼玉県「ラフレさいたま」で第71回 日本自律神経学会総会が開催されました。

 

私が注目していた講演

1. 循環器領域への自律神経のかかわりを見直す(シンポジウム)

2. 情動を生み出す脳神経基盤と自律神経機能(特別講演)

3. 痛みと情動・自律反応(シンポジウム)

4. 発汗(一般演題)

  決勝で惜敗‼

上原瑠果選手(左)と青島鉄也選手(右)が
ユースオリンピックにアーチェリー代表として出場

 アルゼンチンにて、第3回夏季ユースオリンピック2018・ブエノスアイレス大会(III Summer Youth Olympic Games / Buenos Aires)・アーチェリー競技が開催されます。

4年に一度のユースオリンピックは14歳から18歳までのアスリートが出場できます。

 アーチェリー競技日本代表として、上原瑠果選手(左; 私立甲南女子高校)と青島鉄也選手(右; 長崎県立大村工業高校)がユースオリンピック(アルゼンチン;ブエノスアイレス)に10/12~17の日程で出場します。

 

 本ホームページの推薦者 渡辺一志先生のご紹介で、甲南女子中学高等学校アーチェリー監督の五十蔵正雄先生とご縁があり、2年目に中学1年生として入学してきたのが上原瑠果選手でした。今年は、インターハイで優勝し、高校生のトップ選手にまで成長しました。そして、世界を相手に戦える選手まで成長しました。今大会が楽しみです。さらに、東京2020オリンピックに向けて、ユースオリンピックでの活躍が期待されます。

原著論文 投稿アクセプト
(受理日; 2018, 9/18, 掲載 2018, 23(4), 11月号 2018)

 2018年9月18日に日本生理人類学会誌の掲載が決定されました。

 

 ハケ刺激は、皮膚・皮下組織への鍼刺激ならびに鍼を身体に刺さない鍼管刺激と同様に、自律神経機能の亢進が確認できました。

 

私の施術に軽微な皮膚刺激を採用しているのには、科学的な根拠がありますその根拠が、上記の原著論文に書いております。

原著論文 投稿アクセプト
(受理日; 2018, 3/27, 掲載 2018, 17(1), 9月 2018)

 2018年3月27日に原著論文が受理され、健康行動科学会の9月号に掲載されました。鍼による皮膚・皮下組織刺激と同様に、鍼管による皮膚表層の刺激においても心臓副交感神経機能の亢進が認められ、身体柔軟性の向上も認められました。

 筋までに深く鍼を刺さなくてもヒト自律神経機能に影響を及ぼし、日常生活、社会生活、スポーツ活動に効果を発揮することが期待されます。

 

 今後も鍼施術の基礎的、臨床的研究を継続して、皆さんの治療効果、健康維持増進に貢献したいと考えております。

 

日本体力医学大会
(2018,9/7~9)

 福井県 福井市で開催される日本体力医学大会で発表します。

 

「鍼刺激における異なる姿勢が自律神経機能に及ぼす影響」

 

と題して発表し、詳細に関しては論文投稿中です。日常の施術は、科学的根拠を以って、再現性ある施術でなければ医・科学を担う者として医師と対等に意見交換はできないと考えます。日々の臨床研究、実験研究が柔道整復師、鍼灸師の向上につながり、患者様の医療サービス向上と考えています。

 

幕末の志士「橋本佐内」が15歳で著した「啓発録」の石碑

橋本佐内先生の墓碑

全日本アーチェリー合宿
育成、カデミー、U-17、U-20、ナショナルチーム、全員集合
(2018,8,31)

 

 全日本アーチェリーチームが、全員集合しました。

・育成(中学生)

・アカデミー(中学生・高校1年生の有望選手)

・U-17; 17歳以下の全日本代表選手(将来有望な次世代代表選手)

・U-20; 20歳以下の全日本代表選手(パリオリンピックに有望代表選手)

・ナショナルチーム; オリンピック代表候補選手・W杯代表候補選手

 

現状の各カテゴリー全日本代表選手が全員集合いたしました。

55歳男性;手術を勧められたが、当院の1回施術で症状改善
根拠は⁉ 単なる個人の感想か⁉ 再現性は?
(2018,8,27)

自覚症状;頸椎、右肩の可動域制限、右第2,3指先しびれ

・2か月前から多少のシビレがあり。

・1か月前に整形外科での画像診断で「首の骨がくっついているから手術  しないと治らない」と言われ、不安と他に成す術が無く放置。

・2週間前に夜中に痛みが強くなり目が覚めて眠れなくなる。

・インターネットを見て来院。

 

○ 腫れ、熱は無いが、筋緊張で関節可動域制限もあり疼痛著明

○ 鍼、山下新法、筋膜リリース

 シビレ消失、疼痛消失

○ 夜は途中起きることなく眠れ、仕事中の痛みなし。

 

患者様曰く

整形外科では「手術しないと治らない」と言われた、痛み、シビレが山下先生の施術1回でなんで良くなったのか不思議で仕方がない。

 

回答

 腫れ、熱、シビレが無い疼痛は、筋緊張を取り去れば鎮痛は可能で、関節の可動域も正常化されます。筋の緊張を取り去る手法は「鍼、手技(山下新法)、運動」です。物理刺激が患者さまの症状に対して適切であるほど症状の改善は著明です。首・肩・股関節・腰など、前後左右さまざまな方向に動かせる関節は多種多様な筋が作用しているということで、どこの筋がどれだけダメージを受けているか、どこから刺激をどの程度加えるかが腕の見せ所です。

 整形外科の画像診断で「手術でなければ治らない」器質的障害の症例でも生理学的反応を導き出す1回の施術で症状が軽減し、日常生活・社会生活に支障がなくなったのです。

座り過ぎで死亡リスクが上昇する14の疾患
(2018,8,8)

  普段の生活の中で、座って過ごす時間が1日当たり6時間以上の人では、3時間未満の人と比べて早期死亡リスクが19%高いことを示した研究結果が「American Journal of Epidemiology」6月26日オンライン版に発表された。米国がん協会(ACS)のAlpa Patel氏らが実施した今回の研究では、このような死亡リスクの上昇をもたらす14の疾患も明らかになった。

 近年、座って過ごす時間が長いと死亡リスクが高まるとする報告が相次いでいる。しかし、死因別では、がんや心血管疾患以外の死因を幅広く検討した研究はほとんど行われていなかった。そこで、Patel氏らは今回、がん予防研究-Ⅱ(Cancer Prevention Study-II)栄養コホートのデータを用いて、余暇を座って過ごす時間の長さと全死亡リスク、さらにさまざまな死因別の死亡リスクとの関連について検討した。

 対象は、同コホートの参加者のうち研究登録時に主要な慢性疾患がなかった男女12万7,554人。このうち4万8,784人が21年間(中央値20.3年)の追跡期間中に死亡した。

 年齢や性、学歴、喫煙の有無、食生活、運動習慣などを考慮して解析した結果、余暇を座って過ごす時間が1日に6時間以上の人では、3時間未満の人と比べて全死亡リスクが19%高いことが分かった。また、死因別では、
がん、心疾患、脳卒中、糖尿病、腎疾患、自殺、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺疾患、肝疾患、消化性潰瘍などの消化器疾患、パーキンソン病、アルツハイマー病、神経障害、筋骨格系障害の14の死因による死亡リスクが上昇することが明らかになった。さらに、死亡リスクの上昇の程度は死因によってばらつきがみられ、がんでは約10%の上昇だったが、筋骨格系障害では約60%の上昇が認められた。

 以上の結果を踏まえ、Patel氏は「この研究結果のメッセージは“もっと動くべき”といういたってシンプルなものだ。座位時間は短いほど身体に良い。
1時間座って過ごしたら2分間立つだけでも脂質や血糖、血圧の値は改善する」と話している。

 Patel氏によれば、座位時間が長いと健康に悪影響を与える原因は明らかではないが、ソファで長時間過ごす人は間食が多いといった他の不健康な習慣がある可能性が考えられるという。また、以前の研究では座位時間が長いと中性脂肪や血糖、血圧、インスリンの値が上昇することが示されており、「これらによって座っている時間の長さと心疾患や肝疾患、腎疾患、がん、糖尿病、COPDなどによる死亡との関連を説明できるかもしれない」と同氏は付け加えている。ただ、自殺やパーキンソン病、アルツハイマー病、神経障害、筋骨格系障害による死亡リスクが上昇した理由は明確には分からないとしている。

 今回の報告を受け、専門家の一人で米イェール・グリフィン予防研究センターのDavid Katz氏は「この研究から、
長時間座り続けることによる早期死亡リスクの上昇には、心疾患から自殺までさまざまな要因が関与している可能性が示された。これらの関連はさらに研究を進める必要があるが、その対処法は明確で、今すぐにでも取り組める簡単なことだ。つまり、1日に何度も立ち上がって歩き回ることだ」とコメントしている。

座りすぎの死亡リスクは最大40%増
日本人は世界一座りすぎている
(2018,8,6)

立位、歩行、座位を繰り返して脚の筋肉の活動を測定した結果。筋活動が大きいのは歩行と椅子から立ち上がる動作で、立位も、座位よりは活動割合が高い。じっと立っているつもりでも、自然と重心移動などを行うため、立位は筋肉活動につながると考えられる。

上記グラフが示すように、日本人成人の平日の座っている時間は世界一長い。世界20カ国の平均が5時間なのに対し、日本人は7時間だ。

  「座りすぎ」の健康リスクが日本でも指摘され始めている。特に長時間労働が問題視される日本では、「座りすぎ」の対象となる人が多そうだ。

 欧米諸国で、座りすぎが問題視されるようになったのは2000年以降のこと。国民病と化した肥満と糖尿病の解消が当初の目的で、オーストラリアは官民一体となり、テレビCMで「脱・座りすぎキャンペーン」の動画を流して警鐘を鳴らした。

 早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授によると、「がんの場合、座っている時間が長いほどがんの罹患リスクが高くなる。顕著なのは大腸がんと乳がんで、座りすぎによって大腸がんは30%、乳がんは17%も罹患リスクが上がる」という。

死亡リスクも、座っている時間が長いほど上がる。

「オーストラリアの研究機関が座位時間と総死亡リスクについて調査したところ、1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人だと15%増、11時間以上だと40%増、ということがわかった。このパーセンテージは、WHOが推奨する1日30分以上のウォーキングやランニングなどの運動を週5日実施していても、相殺できない」

 

 【健康寿命が伸びる座り方のポイント】

・オフィスでも、30分から1時間に一度はトイレ休憩、飲み物や資料を取りに行く、不要な書類をシュレッダーにかけるなどのブレイクタイムを取る。

・ブレイクタイムの目安は、30分に1度の場合は3分間、1時間に1度の場合は5分間。

・なかなかブレイクタイムを取れないときは、座ったままかかとを上げ下げする、膝を伸ばして脚を上げる、脚を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり直角に立てたりする。

インターハイ・アーチェリー個人優勝 
(2018,8,4)

2018年インターハイ結果

 

 世界ユースで優勝した上原瑠果さんが

2018年インターハイで優勝

 縁あって、中学1年生から基礎体力づくり・身体組成・体力測定、アーチェリー応用トレーニング、技術向上のための心身調整などで接する機会がありました。今では全日本代表合宿で一緒になるほどに力をつけてきた将来有望な選手です。2020年東京オリンピックに向けての新たな期待の選手誕生です。日本アーチェリー界の新星の誕生です。暖かく見守ってください。きっと・・・必ず!日本アーチェリー界に旋風を巻き起こすことでしょう。

平成30年度診療報酬改定の基本方針
(2018,8,1)

 

 平成30年の診療報酬の改定で介護保険制度の見直しを含めて以下の様に報告しています。本当に国民は健康保持増進、安心安全な医療を平等に受けられるのだろうか?そこに潜む問題点を洗い出し、医療サービス、健康サービスに貢献できる内容を探っていきたいと考えます。

 

 1. 改訂にあたっての基本認識

 ① 100 歳以上人口も6 万人を超えており、こうした状況を踏ま            えて、人生 100 年時代を見据えた社 会の実現が求められてい            る。

    ② 2025 年にはいわゆる団塊の世代が全て 75 歳以上の高齢者と             なり、 2040 年にはいわゆる団塊ジュニア世代が 65 歳以上     の高齢者となる等、人口 の高齢化が急速に進展する中で、あ             らゆる世代の国民一人一人が状態に応じた安 心・安全で質が             高く効果的・効率的な医療を受けられるようにすることが必     要である。 活力ある社会を実現することが必要である。

     ③ あわせて、我が国の医療制度は、人口減少の中での地域医療              の確保、少子 化への対応といった様々な課題に直面してお                り、さらには、災害時の対応や自殺対策など、個々の政策課              題への対応も求められている。こうした多面的 な課題にも総            合的に対応する必要がある。

どこに住んでいても適切な医療・介護を安心して受けられる社会の実現(地域包括ケアシステムの構築)

      ④ 地域の実情に応じて、可能な限り住み慣れた地域でその有す            る能力に応じ 自立した日常生活を営むことができるよう、地            域包括ケアシステムを構築し、 今後の医療ニーズや技術革新            を踏まえた、国民一人一人の状態に応じた安 心・安全で質が            高く効果的・効率的な医療を受けられるようにすることが重              要である。 

      ⑤ 今後の医療ニーズの変化や生産年齢人口の減少、医療技術の            進歩等 も踏まえ、制度を支える医療現場の人材確保や働き方            改革の推進が重要である。

 

 2. 改定の基本的視点と具体的方向性として、

 1)  地域包括医療の構築と医療機能の分化・強化、連携の促進

 2)  新しいニーズにも対応でき、安心・安全で納得できる質の高             い医療の実 現・充実 

    3)  医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進 

    4)  効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上 

 

 3. 将来の課題

○ 団塊の世代が全て 75 歳以上の高齢者となる 2025 年、団塊ジュニア世代が 65 歳以上の高齢者となる 2040 年と、今後急速に高齢化が進展することに伴 う、医療ニーズの変化や生産年齢人口の減少に対し、将来にわたって対応可 能な医療提供体制と持続可能な医療保険制度を構築していくことが求められ ており、診療報酬をはじめとして総合的に取組を実施していくことが不可欠 である。 

 

○ 地域包括ケアシステムの構築に向けて、基盤整備の状況を踏まえつつ、質 の高い在宅医療・訪問看護の普及やICTの活用による医療連携や医薬連携 等について、引き続き検討が求められる。 

 

○ 患者が安心・納得できる医療を受けられるようにするためには、診療報酬

 

〇制度を分かりやすくするとともに、受けた医療を分かりやすくする明細書無 料発行等の取組を進めることが求められる。また、それと同時に、国民全体 の医療制度に対する理解を促していくことも重要であり、普及啓発も含め、 国民に対する丁寧な説明が求められる。 

 

○ 予防・健康づくりやセルフケア等の推進が図られるよう、医療関係者、保 険者、地方公共団体、企業など関係主体が一体となって国民に必要な支援を 行うとともに、国はこうした取組に向けた環境整備を行うことが期待される。

 

  

 

 

東京都 練馬区 健康推進課の取り組み
 (2018,7,29)

 年間約42兆円の健康保険料がますます日本の財政を圧迫し、地方自治体の運営にも支障をきたす状況は全く変わりません。

 日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳となり、政府は100歳時代に突入することを踏まえて、医療費削減には健康寿命を延長し、要支援・要介護のならない様な取り組みを考えています。地方自治体においても予防のための「運動」を広め、健康で長寿でいられるような社会構築のために健康推進課が取り組みを進めています。

 実は、私はスポーツ選手を対象に「ケガと予防」に尽力して参りましたが、母の死をきっかけに「健康維持増進」の重要性を再認識しているところです。そこで、私の住む練馬区自治体の取り組みと

少子高齢化に対する私なりの貢献が可能であるかをお示ししながら考えていきたいと思っております。

 まずは、下記にお示しした外部リンクを見てください。

日本心臓リハビリテーション学会
in 横浜 (2018,7,14~15)

残念ながら、現在の現代医学で「心不全は完治不可能な病気」です。現在の日本では年間約120万人の方々がお亡くなりになりますが、死亡原因は1位 ガン、2位 心疾患、3位 脳血管障害、4位 肺炎です。しかし、75歳以上では断トツ1位は心不全です。平均寿命は女性87歳、男性80歳ですが、そのほとんどが心不全でお亡くなりになるのが現実です。そして、急増しています。この心不全はステージが軽度の1から重度の4までに分類されていますが、発症した時にはすでにステージ3に分類されます。人間の心臓は1日約10万回、80年で約3000億回、休みなく動き続けます。したがって、金属疲労のように弁が悪くなったり、神経による命令伝達の不具合で心臓が正常に動かなくなるのです。しかし、相当悪くならなければ症状を出さずに、無理して動いてくれます。だから、症状が出た時には手遅れな状態が多いのです。

 しかも、心不全は、入院で管理された状態では一時良く練りますが、薬の管理、運動の有無、食事内容によって、どうしても管理不足から悪化します。救急で再入院してまた良くなりますが、自宅での自己管理が出来ず再々入院となり、徐々に体力が低下し、最期を迎える恐ろしい病気です。

 学会では、急性期、回復期、維持期、終末期(看取り・死)について、シンポジウムなど様々な観点から改善の糸口について討論、発表の場が設定されました。心臓リハビリテーション学会の会員は約14,000人です。この先生方が患者さんの完全方法について、学会を通して情報交換、情報共有、治療改善について話し合いに集結しました。

 

 しかしながら、大学病院などの偉い先生方と末端の患者には、かなりの乖離があり、患者と家族は医療に翻弄されている現状が見え隠れしていたようの感じました。

全日本アーチェリーの進撃
(2018,5/26)

 アーチェリーのワールドカップ(W杯)は26日トルコのアンタルヤで行われ、リカーブ男女混合の古川高晴(近大職)、杉本智美(ミキハウス)組は決勝で韓国を5―1で破って優勝。

 同男子団体決勝の日本(古川、武藤、倉矢)は韓国に3―5で敗れて銀メダル。歴代トップを君臨する韓国に対して、日本が東京2020で優勝する十分な手応えをつかんだ一戦でした。

西條秀樹さんの訃報から
(2018,5/17)

 西條秀樹さんが63歳の若さで亡くなったことは非常に悲しい出来事でした。分け隔てなく、人は平等に死を迎えると頭では解っていても、いざ現実を突きつけられると、現実の厳しさを痛感します。

 さて、報道からの知る病状では、脳梗塞を2回患い、最終的に急性心不全で他界されたとのことでした。つまり脳血管障害と心臓循環器疾患です。

 日本人の死因は、1 ガン、2 心臓病、3 肺炎、4 脳血管障害ですが、75歳以上では心臓病が1位で、今後は心臓病が圧倒的に増えていくことが解っています。

 心臓病は、肝疾患、腎疾患を伴うことも多いのですが、その背景には高血圧、動脈硬化が潜んでおり、さらにその背景には肥満、味の濃い食事、飲酒、喫煙があります。つまり、生活習慣による病気であることが解っています。しかし厄介なことに、生活習慣はなかなか変えられないモノで、病気の根本的対策は「食事、運動、休息」の継続です。その人に適した「食事、運動、休息」が継続されていれば「快食、快眠、快便」となっているはずです。

健康で長寿で生活を楽しむには、やはり日常のあり方が重要なようです。しかも、笑顔で、精神的にも肉体的にも強いストレスが無いようにするこことが大切です。その方法は次の機会に致します。

介護「要支援」からの撤退
(2018,4/23)

厚生労働省、総合事業「みなし指定」の更新状況を公表

676市町村で事業者が撤退したことを発表

総合事業であるみなし指定への更新状況
出典:厚生労働省 2018年04月23日更新

   厚労省は4月6日、従来行われていた予防給付から総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業)に移行する経過期間、いわゆる「みなし指定」が終わる時期に、要支援者を対象とする訪問介護・通所介護から撤退する事業者がいると答えた市町村が全国で676ヵ所に上ったとの調査結果(全国1,708市町村を対象)を明らかにしました。

   介護事業者が撤退することで、介護サービスの利用法について改めて関係者間で調整せねばならなくなった利用者は610人(83市町村)。このうち607人については既に調整が完了しているとのことですが、具体的にどのような調整が行われたのかについては判然としていません。

また、調整を行なった事業者に関しても、ひとまずは撤退せずに総合事業への更新手続きを行ったものの、将来的に介護予防サービスから手を引くことを考えている数は相当数いるとみられています。

   他の事業者への引継ぎがうまくいかなければ、サービス利用者の心身状態が悪化するリスクが大きくなるのは間違いありません。今後、撤退する事業者が増えることで望む介護予防サービスを受けられない「軽度段階の介護難民」が増えていくことを懸念する声も高まっています。

総合事業へ移行する経緯は?

   国・厚労省が、2025年問題に備えるという目的の下、2015年度から全国の市区町村に導入を開始したのが「総合事業」というものです。2015年度まで、市区町村が提供する介護予防サービスは介護予防教室や講演会、訪問指導などがメインの「介護予防事業」が主たるものでした。それが2015年度以降の総合事業の枠組みにおいては、それまで介護予防給付として扱われていた「介護予防通所介護」と「介護予防通所介護」が、自治体の取り組むべき事業に移行されたのです。

   この移行に伴い、以前から介護予防給付の枠組みでサービス提供を行ってきた事業者は、新たに自治体の総合事業におけるサービス提供事業者として指定内容を更新する必要が生じました。

   しかし、この更新手続きが非常に煩雑。各事業者にとって大きな手間・負担となるため、それまで介護予防給付でサービスを提供してきた事業者については、更新手続きを経なくても引き続きサービスを提供できる「みなし指定」の移行期間を設けたのです。

   このみなし指定の有効期限は2018年3月末。期限日までに更新をしないまま撤退・廃業してしまった事業者が全国で676ヵ所にも上ったということが、今回の調査結果で分かったわけです。介護予防事業を総合事業へ移行する理由とは何か。

総合事業へ移行することのメリットとは

 総合事業のメリットとしては、利用者のサービス利用が楽になったということがまず挙げられます。介護予防給付の場合に必要だった「要介護認定を申請して要支援の認定を受ける」、というプロセスが、総合事業では不要になります。

   要介護認定は申請後1ヵ月近く時間が掛かることもありますが、総合事業の場合、自治体の「基本チェックリスト(生活機能の低下状況を把握するためのリスト)」を使った場合はすぐにサービス対象者か否かの結果が出るので、サービス利用を素早く行えるわけです。

   また、要介護認定で「非該当(自立)」の結果が出た場合でも、基本チェックリストでサービス対象者と認められれば、訪問型、通所型サービスを受けることができますし、総合事業では介護予防の担い手として通常の介護事業者だけでなく、ボランティア・NPO団体、民間企業、地域住民(自主グループ)など地域全体で高齢者を支える仕組みが作られているため、地域活力の向上につながると期待されているのです。

   こうした「地域社会が高齢者を支える」という体制によって、それまで全国一律で提供されていた介護予防給付サービスとは異なり、地域の実情に適した介護予防サービスの提供も可能になります。

 

真の狙いは介護保険予算の削減にある?

   ただ、この総合事業ですが見方を変えれば、それまで介護予防給付で行っていた訪問型、通所型サービスを自治体・地域社会に丸投げすることで、国の介護保険予算を減らすために行われたとも見えなくもありません。

出典:厚生労働省 2018年04月23日更新

   日本の高齢化がどんどん進む中、介護給付費もそれに合わせて年々増加。2000年度には3.6兆円だった総介護給付費は、2017年度には3倍となる10.8兆円にまで膨れ上がっています。介護保険の財源は国民から徴収される保険料が50%、税金が50%です。

この税金部分の50%については、国が25%、地方自治体(都道府県と市区町村)が25%の負担となっています。それまで介護給付によって行われていた介護予防サービスを総合事業という形で自治体に移管するということは、その移管したサービスの分だけ、国は負担を逃れることになるのです。

   先日、財務省財政制度等審議会の分科会の場で、介護保険の訪問介護における「生活援助」は、介護費削減のためボランティアに任せても問題ない、との意見が出され話題を呼びました(財務省は2018年の介護報酬改訂の際も、生活援助の介護報酬を引き下げるよう要求)。

   こうした状況も踏まえると、国はできるだけ負担する介護費を減らしたいという思惑があり、総合事業の導入についても、「要支援者にお金を出したくないから」という理由で行われたと見えなくもない、と専門家の間では言われています。

 

介護事業者がみなし指定を更新せずに撤退する理由

 

軽度の要支援を対象とした自治体が運営難

   共同通信が昨年、全国の自治体に対して軽度介護サービスに関するアンケート調査を行ったところ、109の自治体で事業者を十分に確保できておらず、運営難に陥っているという結果となりました。

出典:厚生労働省 2018年04月23日更新

   運営難に陥っている理由としては7割以上の自治体が「人手不足」を挙げており、また調査対象の自治体のうち300の自治体が「事業者における人手不足により運営上の不安を感じている」とも答えています。軽度介護サービス(訪問型、通所型)の現場における人材不足は、サービスの提供不足が生じるほど深刻な状況にあるわけです。

   さらに介護報酬の引き下げ傾向も、事業運営の難しさに拍車をかけています。2018年度の介護報酬改定においても、例えば訪問介護の「生活援助」は、新たに創設する「生活援助従事者研修」の修了者でも実施できるよう人員基準が緩和され、それと共に介護報酬も引き下げられました。今回は微減で済みましたが、高齢者人口が増え続ける中、今後も引き下げの改定が進められることも予想されます。

   こうした介護報酬減少の傾向、そして先に挙げた人手不足を背景に、より報酬の多い重度者向けの介護サービスを提供すべく経営の効率化を図る事業者が増えており、そのことがみなし指定を更新せずに撤退していく事業者の増加につながっているのです。

 

申請に必要な膨大な量の事務作業に対応できない

   また介護事業者がみなし指定の更新をしない大きな理由となっているのが、事務作業に対応しきれないという点。総合事業は市区町村単位で行われるので、申請の際に要求される基準、申請書類のフォーマットなどは自治体によってバラバラ。そうした違いにすべて対応しようとすると膨大な事務作業・負担が発生してしまい、コスト面で大きなマイナスとなってしまうのです。

   こうした事務作業の多さは介護現場でも問題になっており、厚労省が行った調査によれば、離職した介護福祉士の13.2%が、事務作業の多さなどによって専門性・能力を発揮できないから、を理由に挙げています。国・厚労省としてもこうした問題を認識し、介護現場のICTの導入、ペーパーレス化による事務作業の負担軽減化に取り組み始めていますが、具体的な成果が出るまでにはまだ時間が掛かりそうです。

   今回は、「みなし指定の期限が切れることで、総合事業の軽度介護サービスから撤退する事業者がいる」と答えた自治体が676に上ったというニュースを取り上げ、総合事業、軽度介護サービスの実情について考察しました。特養も今では軽度の要介護の人が入居できなくなっていますし、軽度介護サービスに対する風当たりは年々強くなりつつあると言えそうです。

アーチェリー全日本高等学校選抜大会
静岡県掛川市
(2018,3/27,28)

 東京オリンピック2020,2024パリ大会に有望な選手達が全国から集合しました。古川選手の銀メダル以上、女子団体の銅メダル以上を目指す新しい力の結集です。

日本循環器学会
2018,3/23~24

心不全パンデミック

日本の死因は75歳以上で心不全がトップ

 本来、パンデミックとはある感染症(特に伝染病)が、爆発的死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行を表す用語ですが、心不全パンデミックとは、今後心臓病による死は確実にガンを抜いて死因第一位になることが推定されるために、専門医による共通理解になっている。

 

 心臓病の死因は2020年には1200万人、2030年には1300万人が予想されています。心臓病はガンと異なって原因が様々であり、治療は不可能な疾患とされています。心臓病の発症確率は糖尿病で非常に高まります。糖尿病は高血圧または肥満が合併することが非常に多い。また腎臓病、肝臓病、脳卒中から心不全に移行する確率も高いことが解っています。つまり、近い将来の日本人の死因は心臓病であることが解っているが、急性期での入院できる病院が激減することも厚生労働省は既に発表し、自宅での介護を推奨しています。

 今後は、病院での急性期医療から外来での診療も手薄になることが解っている。そこで、地域医療による包括的医療にシステムを変革している最中であす。

 日本における医療費44兆円と年金を含めた社会保障全体は国家予算の半分にまで迫る勢いであす。

 学会報告で詳細をご報告します。

ピョンチャン・冬季オリンピック

日本初のメダリストは

スピードスケート1500m銀メダリスト高木美帆

   中学生で出場した初のオリンピックは最下位。ソチ・オリンピックでは代表にも選出されませんでした。そこで、元オランダ代表コーチを招聘し基礎体力トレーニングで徹底的に心身を鍛え直し、年4回の体力測定でトレーニング内容を確認し、技術の向上につながりました。基本の型を作り上げ、高木の独自性へと基本の型を破った結果です。「迷ったら基本へ戻る」は古今東西変わりはないようです。体・心・技の順番に鍛え上げられ心技体が大きく膨らみ、メダル獲得まで開花しました。体力の低下は集中力の低下、技術の低下を伴います。もちろん体力は基本であって全てではありません。無いよりはあった方が良いのですが、あれば良いというモノではありません。モノには限度とバランスが重要です。何のための基礎体力養成かを明確にしなければ、期待できる結果は出てきません。

 更なる進化を期待しています。

全日本アーチェリー・コーチ会議
(2018,2/10)

 東京オリンピック2020まで、あと2年

 U-17,U-20,Naチーム(ナショナルトップチーム)、男女総勢40名の体力測定を踏まえて、これからのチーム力向上についての方針が決定。銀メダリスト古川高晴選手、女子団体銅メダリスト川中香緒里選手、早川 漣選手をはじめ、全日本チームは日夜練習に明け暮れております。

 皆さまから応援して頂けるように、チームの皆が力を合わせて自己新記録を目指し、結果として金メダルが獲得できるようにと心身を磨いております。

雪の山下整骨院・山下鍼灸院
(2018,1/22~23)

 1月22夕方から東京も雪国のように真っ白になりました。

 

1月23日朝は雪かきで大変でした。

全日本アーチェリー代表トップチーム
男女各8名の体力測定

(2018,1/17)

 東京オリンピックを目指す全日本アーチェリー代表のトップ選手男女各8名の基礎体力測定、形態測定ならびにアーチェリー競技の専門体力測定を実施しました。これから1年間を通してアジア大会、世界選手権、全日本選手権など試合が続きますが、リオ・オリンピックでは男女ともにメダル獲得が出来なかった雪辱を晴らすために、虎視眈々と力をつけていくための準備が始まりました。

PNF technique
柔道整復師・鍼灸師を対象に講習会を開催

(2018,1/14)

 開業柔整師の先生、開業鍼灸師の先生方を中心に勉強会がAM10~PM4まで開催されました。今回は足関節、腰椎・骨盤リズムを中心に実施いたしました。単なるハウ・ツーではなく、応用が出来る基本的考え方と実践により「刺激に対する期待できる反応が出なかった場合にどうすべきか」を前提とした、詳細にわたっての演習形式の講習でした。

全日本アーチェリー
U-17,U20選手の体力テスト

(2017,12/22,24)

 東京オリンピック2020以降のメダリスト育成プロジェクトの一環で、科学委員会の一員として体力測定を行ないました。

プロ野球・日本シリーズ第2戦
(2017,10/30)

 一瞬の違いが人生を変えてしまうものだと、このプレイが物語っていると感じます。また、最近は多くの競技で画像による判定が行われ、判定が覆ることも見受けられます。人が人を裁く限界があるということです。採点競技は印象による判定もあり、判定は更に難しい。

 

  柔道の篠原選手が「世紀の大誤審」でオリンピック・シドニー大会で銀メダルとなったことは記憶にある方も多いことでしょう。男子100kg超級決勝で、日本の篠原信一と、フランスのダビド・ドゥイエと対戦した際にドゥイエの内股に対して、篠原の内股すかしが決まって金メダルだと日本側は喜んだものの、結果2人の審判はドゥイエの内股で有効、1名の副審のみが篠原の一本勝ちを支持しました。結果、篠原は銀メダル。

第59回 全日本ターゲットアーチェリー選手権大会 【確定成績】
(2017,10/27,28)

 アーチェリー競技の全日本選手権が行われました。男女ともに優勝者はリオデジャネイロ・オリンピック出場選手かつ、オリンピックメダリストです。注目は、ベスト8までに男子大学生が入賞し、女子ではベスト8位に高校生の上原選手が入賞、12位には中学生が活躍していることです。

 日本ではマイナースポーツでも東京オリンピックではメダルの可能性が高い競技です。皆さんで応援しましょう。

 

整骨院・接骨院・鍼灸院の今後
(関東・甲信越支部会から)

(2017,10/22)

 平成10年に福岡地方裁判後、柔道整復師、鍼灸師の養成施設が自由化され、それ以前は年間各約1,000名の資格者が世に誕生していましたが、現在は5,000~7,000名です。柔道整復師が保険施術が出来るのは外傷(大きな力が加わって生じたケガ)のみです。徐々に痛くなってきた痛みは保険には適応されません。子宮筋腫での腰痛、脳血管障害、心疾患での肩こりがあるためです。内科疾患が原因の腰痛・肩こりは物理刺激(温熱・冷却、各種電気療法、手技)で軽減できますが、医師の治療の一環として行うべきものです。

 ストレス社会である日本の現状では、腫れ・熱・神経障害のない、身体の動きにくさ、だるさ、関節の痛みがあるのは事実です。しかし、保険証にある保険者は「貴方の気分が良くなるためにはお金を出せません。」という考え方です。社会保障問題がますます高まるでしょう。国にもお金が無いのです。様々な整骨院、接骨院で「自費マッサージ」のような看板を出しているのはそのためです。

 しかし、柔道整復師・鍼灸師は地域医療の一つとして存在していることも事実です。心身に異常?心配事?があれば、いつでもご連絡ください。

上原瑠果
U-17 アーチェリー世界大会 個人7位、団体優勝
(2017,10/7)

 アルゼンチン・ロザリオで開催しているU-17 アーチェリー世界選手権で、中学1年生から基礎体力作り(トレーニング指導)していた上原瑠果が個人7位、団体優勝(対ロシア戦)。ユースオリンピック出場権獲得。「東京オリンピック2020」に向けて、新たな期待の星が誕生しました。

内村航平、跳馬で左足首負傷
3種目終了後棄権で個人総合の連覇途切れる
(2017,10/3)

 体操の世界選手権はカナダ・モントリオールで開幕した。個人総合で7連覇を目指す内村航平(28=リンガーハット)は、2種目目の跳馬でアクシデント。リ・シャオペンの着地の際に左足を痛めて苦悶の表情。リ・シャオペンは「毎回跳ぶたびに命の危険を感じている」と話すほどの高難度の技で、9月29日の本会場練習でも失敗していた。
 次の平行棒までに懸命のケアを続け、平行棒も演技をしたが、着地の際に痛みで顔をゆがめた。4種目目の鉄棒の練習も行ったが、これ以上の競技続行は不可能と判断し、3種目終了時点で棄権を決断。世界選手権の連覇は6、個人総合の連勝も40で止まった。

国立スポーツ科学センター(JISS)心理セミナー
『東京 2020 大会での実力発揮に向けて』
(2017,9/30)

 北区赤羽からほど近くにあるJISSにて、各競技団体の全日本代表監督、スタッフ、選手を中心に東京オリンピック2020に向けての心理セミナーが開催されました。JISSには各競技団体のサポートとして医科学的グループがありますが、今回は心理グループによるセミナーです。私は全日本アーチェリー連盟 強化部技術委員として参加いたしました。

 内容の一部は以下の通りです。

・日本開催の東京1964、札幌1972、長野1998における心理的研究成果

・イギリス選手のスーパーアスリート(メダリスト)の心理特性

・JISSでのこれまでの研究成果

私からの質問は、

1. 歴代日本人メダリストの心理特性

2. 金メダル連覇した選手の心理特性

3. 金メダリストとブロンドコレクター、シルバーコレクターの違い

でしたが、基本的なことが何も調査されていないことが分かりました。

 金メダリストの心理特性を知って、鋳型にはめるように指導または真似をしても個性を失いかねません。しかし、本質的な共通点が潜んでいるように思います。日本人歴代メダリストの特性に関する調査を要望致しました。

医療費が41兆28650億円
(2017,9/29)

 医療費の概算がが41兆2865億円で、前年度に比べて1762億円減と厚労省から発表されました。医療費の軽減は高額の薬が値下げになったためだということです。医療が儲かるということは、病人が増えているのではなく病人が作られているとも言えるのではないでしょうか。人間は必ず死を迎えます。予防のための運動、休養、栄養のバランスによって健康寿命を延ばし、豚等の寿命までの苦しい日々を少なくすることこそが医療費削減と考えます。診療別の医療費内訳は、入院が40.1%、外来が34.3%、調剤が18.2%、歯科が7%で、一人当たりの医療費は32万5000円ということです。一月分の給料を医療費に使っていることになります。都道府県別の医療費は、東京が4.4兆円、大阪が3.2兆円、神奈川が2.5兆円と上位を占め、最少が鳥取の2,059億円だそうです。最先端医療は都会の大病院が占めています。国は在宅医療にシフトしましたが、病院へ再入院すれば助かる命も在宅医療で無くす命もあります。本人の選択ならまだしも、在宅医療の医師の能力不足、経験不足、説明不足でなくならなくても良い命もあります。医師の治療とかかわらない一生が私の理想です。
         

プロ野球選手への鍼治療による長胸神経麻痺について
(2017,9/10)

以下のように、全日本鍼灸学会から会員に連絡がありました。

 

会員各位

広報部長 清水洋二
9月10日(日)に新聞各紙で報道された鍼施術による医療過誤について、あはき等法推進協議会加盟7団体(公益社団法人 日本鍼灸師会、公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会、公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会、公益社団法人 全国病院理学療法協会、社会福祉法人 日本盲人会連合、公益社団法人 東洋療法学校協会、日本理療科教員連盟)と伝統鍼灸学会、公益社団法人 全日本鍼灸学会が連名で9月21日付けで読売巨人軍に対して公開質問状を送付致しました。
 

平成29年9月21

株式会社 読売巨人軍

代表取締役社長 久保 博 殿

 

はり治療による長胸神経麻痺に関する報道についての照会

 

謹 啓 秋涼の候 貴社におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます

 

 公益社団法人 全日本鍼灸学会、日本伝統鍼灸学会、公益社団法人 日本鍼灸師会、公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会、公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会、公益社団法人 全国病院理学療法協会、社会福祉法人日本盲人会連合、公益社団法人 東洋療法学校協会、日本理療科教員連盟は、国家資格である「はり師」と「きゅう師」いわゆる鍼灸師が所属する団体であり、鍼灸学術の振興ひいては国民に安全で安心な治療を提供することを目的とするものであります。

去る910日(日)に、貴社所属のトレーナーの医療過誤に関する記事が複数の新聞社によって伝えられました。記事では、はり治療によって長胸神経麻痺が発生したとのことですが、業界全体が大変な驚きをもって報道を受け止めているところであります。また、鍼灸師のみならず、一般の患者ならびにマスメディアからも多数の問合せが届いており、その多くは一般的なはり治療でそのような医療事故は起こりえるのか、また、今後の事故を防止するためにも施術内容ならびに診断に至った経緯を明らかにして欲しいというものであります。

本報道は、現在、はり治療を受けておられる患者とそのご家族、これから治療を受けようと考えている方、治療にあたっている鍼灸師ならびに関係者に大きな不安を与えております。我々鍼灸関連団体としましては、事件の詳細を明らかにすることによって、上記問い合わせに対して可能な限り正確な説明を行い、鍼灸師により適切な安全対策を講じさせ、今回の報道で生じたはり治療に対する国民の不安を軽減したいと考えております。

つきましては、施術から診断に至るまでの詳細な経緯について別添の質問状(2)にご回答いただきますようお願い申し上げます。また、可能でありましたら担当医師、鍼灸師に直接お話が伺えればと考えております。ご多用のところ大変恐縮ですが、本照会の主旨をご理解いただきご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。なお、本照会状は、報道各機関にも公開させて頂くことを申し添えます。 末筆ながら、貴社の益々のご発展を祈念いたします。

謹 白

公益社団法人 全日本鍼灸学会

 会長 久光 正

日本伝統鍼灸学会

会長 形井秀一

公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

 会長 伊藤 久夫

公益社団法人 全国病院理学療法協会

 会長 平野 五十男

公益社団法人 東洋療法学校協会

 会長 坂本 歩

公益社団法人 日本鍼灸師会

 会長 仲野 弥和

公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会  

 会長 安田 和正

社会福祉法人 日本盲人会連合

 会長 竹下 義樹

日本理療科教員連盟

 会長 栗原 勝美

 

連絡先 〒151-0053 渋谷区代々木1-55-10学園ビル101001号室  

    公益社団法人 全日本鍼灸学会 事務局

    tel: 03-6276-6751  fax: 03-6276-6752 e-mail: honbu@jsam.jp

平成299月●日

質問状①

 

本件におきまして、診察ならびに診断されました医師の先生にお聞き致します。

 

Q1. 報道によれば長胸神経麻痺とありますが、本件の正確な診断名とその理由(所見)をお聞かせください。

 Q2. 報道によれば、はり治療が長胸神経麻痺の原因とありますが、これは事実でしょうか?もしも事実であるならば、はり治療を原因とした理由(因果関係)と他の原因を除外した理由をお聞かせください。また、はり治療前から長胸神経麻痺を疑う所見がなかったかお教えください。

Q3. 患者の転帰についてお聞かせ下さい。

Q4. もしもはり治療が長胸神経麻痺の原因であると考えであるならば、どのような安全対策を施せば、今回の事故を避けることができたとお考えでしょうか?ご意見をお聞かせ下さい。

 Q5. 上記に加えて、本件に対するご意見ご感想をお聞かせ下さい。

 

                          平成299月●日

 

質問状②

 

本件におきまして、はり治療を行われたトレーナーの先生にお聞き致します。

 

1. 本件に関するはり治療の詳細(主訴と治療の目的、使用鍼のサイズ、刺鍼部位・方向・深度・強度、等)についてお教え下さい。

 Q2. 報道によれば、はり治療が長胸神経麻痺の原因とありましたが、刺鍼時あるいは刺鍼後に神経を傷害したことを示唆する現象(強い鍼響、痛み、シビレ、筋の単収縮、等)はございましたか?

 Q3. 上記の質問を踏まえて、はり治療が今回の事故の原因とお考えでしょうか?

もしもそうであるならば、どのような施術行為が原因であったか、どうすればこれを防ぐことができたとお考えでしょうか?ご意見をお聞かせください。

 Q4. 上記に加えて、本件に対するご意見ご感想をお聞かせ下さい。        

 全日本アーチェリー代表合宿
(2017,8/28~31)

  ジュニアユース(中学生)~シニア(オリンピック代表)の各年代の代表が集結し合宿を行いました。日本の各競技団体は2020年東京オリンピックに向けて育成年代から各世界選手権での代表選手の強化に多職種のスタッフも尽力しています。

 サッカー日本代表はW杯本大会出場権を得ました。若い選手が育ってきています。卓球は中学生の張本選手が世界選手権で優勝し、柔道、新体操、パラリンピック代表でもバスケットボールで注目する若い選手が育ってきています。各競技でベテランと新人が融合して、益々の成長を期待するとともに、選手のマネージメントとしての多職種スタッフの陰の力が重要となってくるでしょう。         

 厚生労働省発表
(2017,7/27)

  7月27日、2015年の日本人の平均寿命が男性80.79歳、女性87.05歳だと発表しました。先日お亡くなりになられた日野原重明先生は100歳を超えてもなお現役の医師を続けていました。

 長寿であり、健康寿命を長くして、健康寿命と本当の寿命までの期間を出来る限り短くしたいものです。そこには、フレイル・サルコぺニア・ロコモシンドロームを考慮した日常を送りたいものです。         

詳細は  こちらへ

フレイル

詳細は  こちらへ

サルコぺニア

詳細は  こちらへ

ロコモ・シンドローム

横綱稀勢の里、二場所連続途中休場
(2017,7/15)

 大相撲名古屋場所で横綱・稀勢の里が14日から休場することになりました。14日朝、「左足関節靱帯損傷」の診断書と休場届を日本相撲協会に提出し受理されました。稀勢の里の休場は2場所連続で3回目。

 

 早く治したい気持ちはりきみのある筋緊張、姿勢の乱れ、動作のクセなってしまう場合があります。

 筋挫傷、捻挫による靭帯損傷は出血を伴いますので、熱・腫れが消失した後、日常生活動作、専門種目の動作に適応できるようにするには徐々に負荷を上げていかなければなりません。再発は絶対に避けなければなりません。         

 プロ野球、日本ハムファイターズの「大谷翔平選手が左太もも肉離れ」から復帰するまで十分な時間を要していましたが、稀勢の里は相撲ファンのために完治しないまま出場し、新たなケガが生じてしまったように感じます。

 横綱を有望視されてきたにもかかわらず、多くの力士はケガが原因で力を出せない状態にもなりました。筋挫傷は筋内の出血から瘢痕組織が形成され(かさぶたの様な組織)、痛みが取れても筋の柔軟性は戻っていない状態です。そこに大きなストレスをかけると再断裂、再発を起こします可能性は非常に多いので、細心の注意が必要です。

 スポーツ動作と日常生活動作のストレスは全く違うモノですから、慎重に対処して今後の活躍を願っています。

手技施術に警鐘;消費者庁公表
(2017,6/30)

 消費者庁は5月26日「法的な資格制度がない医業類似行為」と位置付けているものの中で、整体、リラクゼーションマッサージ、カイロプラクティックなどの手技による危害情報が1483件寄せられていると発表しました。これらの行為を受ける際は、情報を見極め、慎重に選ぶように呼びかけています。

 危害情報の1483件は、平成21年9月から平成29年3月末までの7年7ヵ月の間に寄せられました。治療期間が1か月を超える重大事故は240件を数え、全体の16%を占めている。

 手技別による事故件数は「整体」が467件と最多で、「リラクゼーションマッサージ」が251件、「カイロプラクティック」が221件、「リンパ・アロママッサージ」が90件、「骨盤・小顔矯正」が72件、「リフレクソロジーなど足の施術」が59件でした。また、症状については、最も多いのが神経・脊髄の損傷(290件)で、擦過傷・挫傷・打撲傷(229件)、骨折(122件)、筋・腱の損傷(110件)、皮膚障害(66件)、脱臼・捻挫(39件)と続きます。          

        インターハイ優勝が射程圏内にある高校生の体力測定                  (2017,6/18)

 高校総合体育大会アーチェリー種目で優勝を目指す高校女子生徒に体力測定をしてきました。このメンバーの体力測定は2回目です。測定項目は多岐にわたります。弱点克服にトレーニングメニューを作成し、日々チェックできるファイルを作成し、3週間後に一度チェック、今回はトレーニング効果が出ているかという3か月後のチェックでした。

 

 イギリス発症のスポーツは自然との闘いという側面があり、アーチェリーのほかゴルフ、サッカー、ラグビーは激しい雷雨以外は試合を中止することはありません。ですからゴルフの同様ですがアーチェリーは強風でも放たれた矢が影響されないように放物線を描くよりは、よりパワーのある直線的なショットが望まれます。

 

 さて、3か月後の測定結果ですが、3~5%、中には10%アップした項目もありました。しかし、測定結果とアーチェリーの得点スコアには逆相関の傾向がありました。トレーニング効果のアップが認められた選手ほど得点スコアが低い傾向となったのです。なぜか?

 

 同様の結果は浅田真央選手にもありました。誕生日が数日早ければオリンピック出場、金メダル間違いないほどの実力に成長していましたが年齢制限で出場できず、時の総理大臣で射撃競技でオリンピック出場経験のある麻生太郎総理もコメントを寄せたほど、マスコミ報道も過熱していました。

 浅田選手のその後は身長、体重、体系が変わり、筋力が増加しましたが感覚が適応できずに転倒することが多くなりました。成長に技術が追い付いていかなかった典型的な例です。

 女子選手はホルモンバランスも関係し、少女から女性に代わる次期の指導は個人の変化をよくよく観察して練習内容、トレーニング内容を吟味しなければ結果は出ない繊細な時期です。

 インターハイ優勝から全日本代表と飛躍してもらいたいと陰ながら応援している一人です。

初台リハビリテーションセンターの紹介
(2017,6/15)

 元全日本サッカー代表監督オシム氏が脳卒中で倒れた際に治療された病院です。現在、オシム氏はお元気になられ、母国ボスニア・ヘルツェゴビナでサッカーの普及に尽力されているそうです。

 この病院は脳卒中発症から1~2ヶ月までの患者対象の回復期リハビリ専門病院です。一人の患者に10人のスタッフが担当し、モチベーションをあげるために食事は一流のコック・板前さんが担当しているそうです。改善率は90%に近い結果だそうですが、せっかく病院で日常生活が出来るまでに回復して自宅に戻っても、自宅での環境では病院ほどの活動量が得られず「寝たきり」になってしまう方が後を絶たないのが大きな問題だったそうです。これは他の病院でも同じ状況だそうです。

 初台リハビリテーションセンターは、この状況を打破すべく在宅医療にきめ細かいリハビリテーションをシステムとして導入することも含めて社会貢献しているとの報道でした。

 人は平等に約20歳をピークに毎年老いていき、死に向かっていきます。仕方がないことですが、これだけは確実なことです。そして、人間も動物なので動き続けなければ心身が退化して行き、何もしないで現状維持することは不可能であるということです。

 

 リハビリテーションは戦争で機能を失った兵士に対する人権保護を前提とした機能回復でした。しかし現在は、整形外科分野だけでなく脳卒中、糖尿病を代表とする代謝病など、あらゆる医療分野での改善が多数報告されています。

都立 城北公園 
(2017,6/1)

みなさん朝5時45分、6時15分からラジオ体操です。

 午前5時半の城北公園では、散歩する人、ジョギングする人、健康のために運動していると思われる方々がたくさんいます。5時45分と6時15分が近づくと、老若男女の方々が笑顔で集まり始めます。

 城北公園の豊かな新緑の朝、ゆっくりと身体を大きく動かす身体活動(ラジオ体操)は、目から鼻から耳から自然を感じ、友人ができて会話も弾み、身体が自然に動きます。目、鼻、耳、口、身体の五感が敏感になり無意識に心身を調整する自律神経が活発に働き、病気知らずの健康維持・増進にはお金もかからず、最高の健康法の一つだと思います。

「早寝・早起きは三文の徳」と言います。お近くの方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

高安関 大関昇進 
(2017,5/31)

 いよいよ新大関 高安関の誕生です。 今までに大関から「横綱間違いなし」と言われていた大関もけがが原因で横綱になれなかった力士は数多くいます。

 怪我の無い基礎・土台をしっかりと固めて、次を大いに期待したい力士です。

 

榊原記念病院の受付後方にて 
(2017,5/15)

臨床現場で用いられた初期の除細動器

 日本の心臓病関して難易度の高い重度の心臓病患者様が全国から来院される病院です。最近ではターミナル駅など大勢の方々が集まる公共の場には必ずと言ってよいほど除細動器が設置されています。その除細動器を医療現場で用いたのが榊原先生です。初期の除細動器が病院の受付後方に展示しています。

 現在では乗用車の免許取得の際は、救急処置として心肺蘇生法・除細動器の使用法の講習が義務付けられていますので、除細動器については皆さんもご存じと思います。

 心臓が何らかの理由で止まってしまった場合でも、心臓が痙攣を起こしている場合は心臓マッサージをしても全身に血液は送られません。そこで電気的にショックを与えて痙攣を止めます。そこから心肺蘇生を行えば、死亡に至る確率が上がらないとされています。救急隊が来るまでの初期処置5~6分間が生死を分けます。

 医療はどんどん進化して来たからこそ「人生50年」の信長の時代から現在では男性80歳、女性87歳まで寿命が延びました。しかし、寝たきりで本人も家族も平均10年間苦しんでいる厚労省の統計もあります。治療にお金を使うのではなく予防「運動・休養・栄養」にちょっと手間をかけて、いつまでも健康で元気にいたいものです。

全日本アーチェリー連盟 強化部 科学委員会の発足 
(2017,4/22)

私は、日本アーチェリー連盟強化部に科学委員として招聘されました。

オリンピック・銀メダリストの古川選手がアーチェリーの広報に一役

 

2004年アテネ大会では山本 博選手が個人銀メダル獲得。

2008年北京大会なし。

2012年ロンドン大会では古川高晴選手が個人銀メダル獲得。

    団体銅メダル獲得。(川中香緒里、蟹江美貴、早川 漣)

2016年リオ・デジャネイロ大会なし。

 

今後、東京大会、また以降もメダル獲得を目指し、科学研究による競技力向上に実行力ある第一歩を歩み始めました。

 

杉山神社  
(2017,4/2)

 平成29年度最初の日曜日、両国橋の先にある『杉山神社』に参拝。

 杉山和一は毎月江の島の弁財天にこの浅草の地から江の島の弁財天に参拝していた。和一84歳の時、鍼医者としての貢献を認め、当時の将軍徳川綱吉は「一つ目」の土地に江の島弁財天の分祀、さらには治療院と鍼灸学校を設立させ、85歳に亡くなりました。

稀勢の里V2     奇跡の優勝      
(2017,3/26)

 稀勢の里関の優勝は、永い大相撲の歴史に刻まれる大一番だったとの報道もありました。逆境の中からつかんだ勝利によって、国民の稀勢の里関への期待が大きくふくらみました。涙をふく稀勢の里関の姿は本当に心揺さぶられました。

 心から勝利の祝福をお慶び申し上げます。

 大胸筋、上腕二頭筋の部分断裂との報道もありますが、筋の部分断裂があるからこその出血が右下にある写真から症状が伺えます。筋断裂は痛みが消えても再断裂が起きやすいケガです。

 イチロー選手もカズ選手もケガが無いからこそ第一線でのプレーを継続できています。「無事これ名馬」と言いますから、決して引退が早まる様なことが無い様に、治療、予防、強化に尽力され、技術のますますの向上により、優勝回数を重ねる大横綱になって頂きたいと熱望します。

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