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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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医療・介護の一体改革

2023年9月7日 更新

 

現状の柔道整復師業界・鍼灸業界は

医療人材教育がシステム化されていない

 

 現在、中小病院が閉院の傾向にあります。入院施設は減少し、無床診療所(クリニック)が増設しています。毎月、入院ベット数が減少していることが厚労省ホームページでもわかります。

また、新規患者を受け入れても早期退院を促し、個人病院は、介護保険施設に移行している傾向があります。

 介護保険制度は2000年から実施されましたが、介護保険料は高齢者の増加に伴い必然的に増加しています。患者は自宅で最期を迎えたいと思いつつ、家族に迷惑がかかると病院・施設へ行くことを希望する方もいます。 

 しかし、最期を迎えるための医師教育、看護師、理学療法士、ヘルパーなどの各医療従事者の「最期を迎える患者対応」に関する教育も充分ではありません。教育システムが明確でないのです。

 残念ながら、まだ生きていける状態でありながら死を迎える患者がいます。その原因には以下の3通りが考えられています。(在宅医療連合学会にて)

1.医師が患者をあきらめた場合

2.家族が患者をあきらめた場合

3.患者本人が活きることをあきらめた場合

 

 病院では対応できないと見放され、放置され、町医者・実地医科を紹介されても、結局が「看取り」となる場合が少なくないのです。なぜなら、どうして良いか解らない医療従事者が殆どだからです。医師との出会いで死へ導かれることもあるのです。説明を求めても何も言わない不誠実。解らないならわからないと言えば、レベルの高い医師を紹介すれば良いと思うのですが、それもしない。毎年のように日本循環器学会シンポジスとして全国的に注目されている地域包括医療に携わるクリニック院長、理学療法士、看護師、薬剤師、医療コーディネーターさらには、ケアマネージャー、介護福祉士ヘルパー、ベッド・酸素等の医療・介護機器取り扱い会社職員など様々な方々に出会いましたが、満足な説明を受けられず「今年いっぱいでしょう」と死の宣告を受け、患者・家族が混乱のままに、私は母の死を迎えました。

 現実の医療現場では、異なる立場の知識、技術、会話力、対応力に関してバラツキがあり、患者や家族に正確な情報を提供せず、患者や家族の思いを汲み取ることもしてもらえず、にもかかわらず「どうしたいですか」と聞かれても考える思考材料がないのだから、何を質問して良いかが解らないのが本人と家族です。願いは一つ、

「もとの健康な状態に戻して下さい」

 

 現実は痛切で、ただただ時間が過ぎ去り、為す術がない状況に追い込まれと実感しています。

 だから、患者は賢くならないとなりません。

 今の自分であったら幾らでも対応の仕方はあると、当時の未熟さを痛感しております。医療従事者を信じ過ぎた自分の愚かさを毎日仏壇の前で感じています。

 日本の最高峰といわれる心臓専門病院でさえも、入院中に薬を飲ませようとした時、吸い飲みにカビが生えているのが見つかり、それ以来は毎日病院に行くようにしました。簡単な衛生的作業も専門病院では徹底されない現実を知りました。

 退院後、私の母が介護度「4」となり、ヘルパーさんが母のおむつ交換をする際に私が隠れて様子を見ていると、うまく体位変換が出来ずに”母親に向かって「ちぇっ!」”と舌打ちをしながらおむつ交換をしたヘルパーもいました。私は驚きと怒りが混ざり、即刻出入り禁止にしました。上司に告げると「今日が初めてでしたが、教育不行き届きで申し訳ございません」と謝罪をしていました。当のヘルパーさんは澄ました顔で悪びれる様子もなく、激怒した私の感情はなかなか収まりがつきませんでした。

 要介護支援で運動するため、自宅から出て環境を変えるため、ほかの方々とのコミュニケーションで心身の活性化を目的に、以前要支援でお世話になった施設に行った際には「今までには無く、1時間以上も放置されることが頻繁に続くから、もう行きたくない。」と言われ、断わったこともありました。

 元気な時にはボランティアでターミナルケア病院に伺い、一緒に体操をしたり歌を歌ったりと精力的にお手伝いをしていた自分が、お世話をしてもらう側になったら、まさかぞんざいに扱われてしまうとは、本当に悲しい思いになったのでしょう。

「俺から言ってやろうか?」と伝えると

「もう良いよ。もう良いんだよ。家にいるよ。」と、悲しそうな、うつろな表情となり、自分から積極的に話をしようとはしなくなってしまいました。

 

 介護施設で虐待ニュースがあるように、不適合な人材であっても施設の運営には最低限の人数確保をしなければ施設自体が立ち行かなくなります。自宅介護はできない以上、本人も家族も仕方なく、どんな施設でも引き受けてもらわないと困る家庭が今後さらに増えていく悲しい現実を回避する努力も必要です。

 人を信じ過ぎると損をします。

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