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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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        自律神経調節の実際

 自律神経は無意識に心身を調整する神経です。したがって、自律神経機能の把握は、健康状態を維持できるか否かの心身調整力を把握することと同じ意味を持ちます。

 自律神経を把握する上で、心臓機能を心電図を通して把握する方法が研究されてきました。心臓は自動能と言って神経による調節機能が無くても自らが機能する能力があります。たとえ無意識であっても環境に応じて危機感や恐怖感のある場合は危機対応の為に交感神経機能亢進による心拍数は増加し、落ち着いてゆっくり休みたい場合は副交感神経機能亢進により心拍数は減少します。

 しかし、状況により、副交感神経機能抑制による心拍数増加もあれば、交感神経機能抑制による心拍数減少もあり得るのです。

 また、心臓の1拍、1拍の感覚は全てが異なり一定ではありません。詳細に調べてみると「ゆらぎ」があります。これを心拍変動(HRV: Heart rate variability)と言います。

 さらに、呼吸とHRVには密接な関係にあり、呼気相には心拍数が減少し、吸気相には心拍数が増加し、この現象を呼吸性洞性不整脈(RSA: Respiratory Sinus Arrythmia)と言います。 

 心電図で心拍数を把握してHRVから自律神経を把握する場合は3つの方法が考えられています。

1. 長時間計測(24時間計測: ホルター心電計)により、心疾      患の予後予測(再発もしくは死亡予測)の把握

2. 短時間計測(5分間計測)による自律神経機能の把握

3. 姿勢変換(臥位から立位)による自律神経機能の把握

 

 また、HRVには特徴的な周波数で分類することが出来ます。代表的な周波数は高周波数成分(HF; High Frequency 0.15~0.40Hz)、低周波成分(Low Frequency 0.04~0.15Hz)、LF/HFによるバランスです。

 また、RSAによる自律神経機能の把握には振幅の大きさ呼気時による最低心拍数があります。振幅の大きさは、1回換気量と正の相関があり、呼吸回数と負の相関があります。大きな深呼吸により肺の中に多くの空気によるガス交換が出来るとRSAは大きくなります。また、ゆっくりした呼吸では1回換気量は大きくなります。呼吸回数が速くなれば1回換気量が少なくなりRSAは小さくなります。

打開策

 交感神経機能が亢進し、副交感神経機能が抑制されていれば、安静時における心拍数の増加します。日常生活動作および運動時においてはすぐに疲労が蓄積して心拍数は急上昇してしまいます。この状況を打開するには、2つの方法があります。

1. 疲労除去

2. 体力強化

 

1. 「疲労の除去=筋緊張の除去」です。

 その具体策は、鍼灸・手技・電気・ストレッチ・ヨガ・            

 温熱療法および冷却療法・睡眠

2. 体力強化=有酸素運動能力の向上(VO2max向上)

  有酸素運動能力の向上は結果的に脂肪の除去と安静時       

  ならびに運動中の心拍数の減少が可能となります。

 

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