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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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      肩の痛みと症例

2024年2月11日 更新

     慢性症状の場合、診療科は関係なく医師の診察の上に同意書を書いて頂いた場合(同意書は当院でお渡しします)は鍼灸を保険適応で継続施術が可能です。

 通常施術は、1回500円前後になります。

 

 症状の強い方、近隣整形外科でも改善されない為に来院された方は、まず当院と連携している検査専門クリニックでMRIによる画像診断をお願いする場合があります。

 当院に、肩の痛みで来院された方の中で、これまで症状が改善されない方はいません。

 改善に時間のかかる方は、MRIの取り直しで画像に支障があった場合です。

 また、改善に時間を要する場合は、肩もしくは全身への慢性的な作業負荷に耐えられない基礎体力の低下です。

正常な肩関節の静止位置(左)、外転(中)、挙上(右)

 健常な肩関節静止位置から外転、挙上による関節可動域の終着点は、上腕骨外科頸と肩峰の接触した時である。

42歳女性。複数の筋挫傷から機能傷害となった肩損傷

2019年11月中旬に右肩が挙がらなくなり2週間不変。

1. ペインクリニックにて注射、服薬で不変。

2. 整骨院60分¥7,000の施術を3回で不変。

3. 他院整骨院週3回で10回通院(超音波、低周波、手技)で不変。

 

 初診時の整形外科・ペインクリニックでは、X線による画像診断正常。したがって、軟部組織損傷においては、筋緊張の優先順位によるアプローチを試みた。また、当院で4施設目で発症してから25週を超えている。これまでの3施設は症状が全く変化がないことから、脳の過敏な反応が残存し、体性-自律神経の機能不全も考えられる。その脳の過敏な反応とは社会生活もしくは家庭生活の仕事や人間関係によるストレスも含まれる。

右肩の挙上困難の理由は!

上記患者のX線画像;医師より画像に支障はないと診断。
したがって、構造上の問題よりも機能上の問題が優先される。

僧帽筋上部、三角筋、肩甲挙筋、小菱形筋、棘上筋、棘下筋、烏口腕筋、上腕二頭筋長頭・短頭、肩甲下筋、前鋸筋
の圧痛が徐々に緩和。

肩関節外転で三角筋、上腕二頭筋長頭・短頭、烏口腕筋
が特に運動痛著明。

運動制限はあるが疼痛軽減あり。
特に朝9:00と午後2:00の来院時では、最初の可動域検査に差が見られ、午後2:00来院時の方が効果が得られやすかった。

 もし、肩関節が左右非対称にしか動かせなかった場合は、以下のことが考えられる。

 患側の胸鎖関節が機能しない場合、肩関節外転は肩甲上腕関節が120度までの外転で限界となる。

 肩甲上腕関節が機能しない場合、肩甲胸郭関節を十分に機能しても外転60度が限界である。

 肩関節外転の際に、上腕の外旋が出来ない場合は全体の機能として可能な関節可動域は120度までであり、そのうちの60度は肩甲上腕関節60度、肩甲胸郭関節60度である。

 

 上腕よりも肩甲骨が機能する場合が上図である。この状態がフローズン・ショルダー(凍結肩・五十肩)である。肩関節の外転に関して複数の筋の機能が調和して機能していないことが原因で、単独の筋の損傷だけでは説明がつかない。

 肩関節に腫脹・発熱・感覚マヒ(シビレ)が無く、画像診断では正常で構造上に支障が無いにもかかわらず痛くて動かせない場合、肩関節周囲の筋、神経、心理などによる機能不全の状態に陥っていると思われる。

 日常生活習慣における身体の使い方のクセおよび運動不足が原因である場合が多い。

Mind-Body Connection Test

この患者のMind-Body Connection Test

 X線画像に異状がなく関節の可動域が正常でない場合は、軟部組織の機能不全が起きていると考えられます。しかし、MBCTにより、心臓交感神経の過緊張が認められるため、心臓副交感神経の機能亢進、心臓交感神経の機能抑制を視野に入れての施術が必要である。また、デスクワークと聞き、パソコン画面の場所など、仕事環境の問診から、日常生活の聞き取りから改善の手法をお伝えしている。

肩関節の痛みが複数の軽度筋挫傷をともなう機能傷害
62歳女性。

 腕を横に挙げていき、60度を過ぎると、肩甲骨が動いて行かないと腕は挙がりません。僧帽筋の深層にある肩甲挙筋の収縮と菱形筋の伸展(柔軟性)が欠かせません。しかし、それだけではなく、動き初めには棘上筋がまず動きますが、小さな筋肉で血流が停滞して炎症が出やすい筋肉です。

さらに、大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋、烏口腕筋が短縮しやすく、疲れ、痛みが出やすい筋です。

肩関節は3軸の動きが出来る可動域の大きな関節だけに、様々な角度からの機能解剖を観察し、優先順位をつけての施術、運動を選択し、刺激の質と量を加減しなければなりません。

腕の拳上が即時に可能となる

 大学3年生アーチェリー選手、2017年3月から弓を肩の高さに引き上げて保持できなくなる。腫れ、熱は無いが腕を横から挙げていくと60度蚊ら90度で痛みが生じ、120度以上は力が入らず180度腕が挙がらない。

近隣医科に行くほど日常生活にも支障なく放置して様子を見ていたが、症状不変。

 

 棘上筋への置鍼(寸3、2番)、その後筋膜リリース3分間。施術時間7分間ほど。

 直後効果として、ROM左右さ無く、上肢拳上に支障なし。その2週間後、施術後の状態が維持され、アーチェリー完全復帰。

 

 骨・軟骨・靭帯損傷・神経損傷なく、筋・筋膜・腱の支障による症状の場合は可逆的変化は著明。物理刺激は即時反応を示すが、物理刺激をやめれば反応は消失するのが一般的である。しかし、本症例のように約6か月にも及ぶ傷害であっても、即時効果ならびに持続的効果が確認できた症例である。

「左肩の痛みは治りませんが通院してください」と
 医者に言われて通院をやめた65歳女性。

 起床時に左肩が動来にくくなる。   

頭を洗うことが出来ず、櫛で髪をとぐことも出来なくなり、整形外科へ通院。レントゲンに異常なく、神経障害も無し。診断名は教えてもらわず通院をしましたが、疼痛に変化なく医師に尋ねると「なかなか治りませんが通院して下さい」と言われて、なかなか治らない理由も説明もなく、通院の意味が無いと辞めました。整体に行きましたが、高額で痛みに変化なく通院を辞めました。しばらく放置していたら、起床時に左肩に激痛が走り夫に相談したところ、以前通院した山下先生の所で相談したらどうかと言われて受診しました。

 寝違いの症状でしたが、以前からの症状も関係して不安感が増して、痛みを感じやすくなっていました。筋緊張は家族のがんの治療などによる心配から交感神経機能亢進による「りきみ」も考えられました。

 痛みの出る動き、痛みの全くでない動きを自覚して頂いた上で施術開始です。刺激による即時効果があり、3回目で頭は洗える状態になり、4回目で鍼施術も加えて、現在は日常生活に不安感が少なくなっています。

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