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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)

要予約
感染対策として
「要予約」
03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

2025年6月7日 更新

明日が変わるトリセツショー

 2024年9月26日NHK放送の番組で、機能性ディスペプシアが紹介されました。

 胃カメラなどの検査には異常が認められないが「胃痛、胃もたれ、胸やけなど」の症状がある病気です。

 この番組ではストレス回避を強調していました。

最新の「ROME Ⅳ基準」とは異なり、日本における機能性消化管疾患診療ガイドライン(機能性ディスペプシア)では、日本人の特性に合わせて心理・社会性におけるストレスを考慮したガイドラインになっています。

 

 機能性ディスペプシアと鍼治療の関係

 機能性ディスペプシア(FD)は、自律神経のバランスが乱れることで消化器症状を引き起こす疾患です。多くの患者さまは大学病院や総合病院で検査を受け、薬物療法を続けても症状が改善せず、当院へ来院されています。

 鍼灸・手技療法・運動療法などの物理的な刺激が自律神経機能を高めることは、科学的な研究でも証明されています。当院では、こうした知見を基に施術を行い、回復症例を毎年 全日本鍼灸学会・日本自律神経学会 で発表しています。

 当院の施術によって回復症例が増えている理由

  1. 問診に十分な時間をかける
    保険診療では見過ごされがちな点にも着目し、症状の本質を探ります。実際に、一度の施術で症状が消失し、長期間良好な状態を維持している方も複数いらっしゃいます。
  2. 施術前後の心臓自律神経機能を検査
    心電図によるHRV(心拍変動)やRSA(呼吸性洞性不整脈)を計測し、治療の効果を客観的に確認。回復期間の目安を立てながら適切な施術を続けます。
  3. 施術中も心電図計測を継続
    身体の反応をリアルタイムで確認し、患者さまに最も適した刺激を見極めます。

 症状回復までの期間に影響する要因

  • 病態を正しく把握できているか
  • 適切な刺激を加えられているか
  • 患者さまの基礎体力(運動習慣)があるか
  • 生活習慣が安定しているか(睡眠・ストレス管理など)

 当院では「生活即健康」を理念とし、患者さまと共同で改善に取り組みます。
規則正しく継続可能な生活習慣を確立しながら、週1回の施術を4回/月のペースで進め、確実な改善を目指します。

 急がずに、休まずに!
 毎回心電図を用いて臨床効果を確認し、その日の施術結果を基に次回の改善へつなげていきます。

「医療機関や施術所の治療では効果がなかった」とお悩みの方は当院の施術が最後の砦としての新たな選択肢となるでしょう。

 ぜひご相談ください! 

 機能性ディスペプシアと当院の施術

 機能性ディスペプシア(FD)は、自律神経のバランスが乱れることで消化器の不調を引き起こす疾患です。病院で検査を受けても異常が見つからず、薬を続けても症状が改善しない方が多くいらっしゃいます。そうした患者さまが当院の施術を受けることで、毎月、多くの方が回復へ向かっています。

 科学的根拠に基づく施術

 当院の施術は、確かなエビデンスをもとに実践されています。

  • 鍼灸治療の効果 → 全日本鍼灸学会で発表
  • 運動療法の効果 → 日本体力医学会で発表
  • 総合的な自律神経改善 → 日本自律神経学会で発表

 このように、当院の施術は研究機関でも注目されており、多くの改善事例が報告されています。

 日常生活への影響

 機能性ディスペプシアの症状は、入院が必要なほどではなくても、日常生活や社会生活に支障をきたすことがあります。
当院の施術を受けることで、こうした不便を軽減し、快適な生活を取り戻すことが可能です。

 2023年の日本自律神経学会では、「基礎と臨床の対話1」というテーマでこの疾患が話題になりました。
 機能性ディスペプシアの改善には、
自律神経の働きを整えることであるという考え方が、今後さらに広がっていくでしょう。

 

 当院では、一人ひとりの症状に向き合い、生活の質を高めるためのサポートを行っています。
 症状でお困りの方は、ぜひご相談ください。

2023年、第76回日本自律神経学会

機能性ディスペプシアが日本自律神経学会で
話題となりました。

 2023年12月、「機能性ディスペプシアに対する鍼治療の有効性について」と題して、全日本鍼灸学会近畿大会で発表いたしました。

 鍼刺激により機能性ディスペプシアが回復に至る根拠と施術過程を心電図による客観的指標で評価しました。

全日本鍼灸学会近畿地方大会一般口演プログラム

 機能性ディスペプシア(FD)とは?

 機能性ディスペプシア(FD)は、胃の構造に異常がないにもかかわらず、消化機能が低下して不快な症状が続く病気です。日本では約10%の人が罹患していると言われています。

 FDの特徴と原因

 FDの症状は、画像診断では異常が見つからず、代謝性疾患でもないため、原因がはっきりと分かっていません。
主な要因として、胃や十二指腸の運動異常・感覚過敏・胃酸の分泌の変化・心理的ストレスなどが関与していると考えられています。

 精神的な影響と治療の選択肢

 FDの症状には精神的・心理社会的な要因が関係することもあり、心療内科や精神科で治療を受けるケースがあります。
しかし、医師から薬を処方されても症状が改善しない方も多く、そのような患者さまが当院の施術によって回復している例が増えています。

 QOL(生活の質)への影響と施術のすすめ

 FDは命に関わる病気ではありませんが、食事を楽しめない、日常生活が不快になるなど、生活の質(QOL)に影響を及ぼします。
このため、症状が続く方は早めに専門的な施術を受けることをおすすめします。

 FDによる不調を改善し、快適な毎日を過ごすために、ぜひ当院の施術をご検討ください。

 当院の施術と自律神経機能の改善

 機能性ディスペプシア(FD)と診断された方が当院で症状の改善を維持できる理由は、心臓の自律神経機能が向上しているためです。

 当院では、西條一止元筑波技術短期大学学長・名誉教授(現筑波技術大学)の研究に基づいた鍼治療を活用し、自律神経の働きを高める施術を行っています。

 鍼治療以外のアプローチ

 自律神経機能を向上させる方法は鍼だけではありません。
 患者さまの状態を詳しく検査したうえで、最適な施術を組み合わせていきます。

  • 手技療法(身体の調整を目的とした施術)
  • 運動療法(深呼吸などを含む軽い運動)
  • 電気刺激(神経の働きを整える)
  • 温熱・冷却療法(血流や筋緊張の調整)

 これらを組み合わせることで、身体のバランスを整え、自律神経の働きを改善し、FDの症状を軽減することを目指します。

 機能性ディスペプシアの症状でお困りの方は、ぜひ当院の施術を体験してみてください。
 一人ひとりに合わせたアプローチで、快適な生活を取り戻すお手伝いをいたします。

胃粘膜

 機能性ディスペプシア(FD)とは?

 機能性ディスペプシア(FD)は、胃の構造自体に異常はないにもかかわらず、消化機能が低下することで長期間にわたり不快な症状が続く状態です。
 主な症状として、以下のようなものがあります。

  • 胃もたれや膨満感
  • 食後の不快感
  • みぞおちの痛みや違和感

 このような症状が 1か月以上続く 場合、FDの可能性があります。

 胃の構造と症状の関係

 正常な胃粘膜はしっかりした厚みがありますが、粘膜が薄くなり、血管が浮き上がって見える場合、胃に器質的な異常があると考えられます。
一方で、FDの場合は 胃の構造は正常 ですが、機能低下によって症状が現れるため、粘膜の変化と症状が必ずしも一致しません。

 FDの治療と課題

 

 FDに対する薬物治療は一般的ですが、その効果は 50%以下 とされており、改善が難しいケースもあります。
また、胃の不快感を持つ人の 約53%が胃粘膜に異常がない という報告もあり、症状と粘膜の変化が必ずしも直接関係していないことが分かっています。

 FDの主な原因

 FDの発症には、以下のような要因が関わっていると考えられています。

  1. 脳と胃腸の関連(自律神経の影響)
  2. 育成環境(幼少期や現在の家庭・社会環境)
  3. 急性感染症の影響(慢性的な消化器の炎症など)

 注意が必要な症状

 FDと診断されても、以下の症状がある場合は、医療機関での検査が必要です。

  • 急激な体重減少(3〜5kg以上)
  • 吐血や下血
  • 60歳以上の方で新たに消化器症状が出た場合

 鍼灸による改善の可能性

 鍼灸による物理的な刺激は、自律神経の働きを調整する効果があります。
 特に 体性自律神経反射 を活用することで、機能的な症状の改善が期待できるため、FDに対する有効なアプローチのひとつとされています。

 

 FDでお悩みの方は、薬物療法に加えて、自律神経の調整を目的とした施術を検討してみると相乗効果が期待できます。
 生活習慣の見直しや施術によるアプローチで、より快適な日常に戻せます!

第113回日本内科学会招請講演

「機能性ディスペプシアの診断と治療」

 機能性ディスペプシアの現在の認識について、日本内科学会の講演内容を簡単にお話ししておきます。

 機能性ディスペプシアは、みずおち周囲の腹部症状で、その多くは食事にともなって出現する症状ですが、原因が無いのにもかかわらず、慢性的に様々な不快な症状が出現する病気です。

 機能性ディスペプシアの中にはみずおち周囲の痛みや不快感、食後の胃もたれ、腹部膨満感、早期満腹感、悪心、食欲不振、げっぷ、嘔吐、等が含まれます。

 

 症状の持続期間は1か月以内の場合でも6か月以上の場合でも症状の強さと生活の質の低下には差がありません。

 

 症状の出現と内視鏡(胃カメラ)による胃の炎症には関連性が高くはなく、わずかに炎症と症状の関連性が指摘される程度です。

 また、組織の異常にによる胃炎の大部分の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連性も高くありませんので、ヘリコバクター・ピロリ菌感染陽性者の機能性ディスペプシア症状を有する例に除菌治療を行っても、機能性ディスペプシア症状が消失するのは14例に1例程度であることが解っています。このため、機能性ディスペプシア症状を訴える器質的・組織上に異常の無い例には慢性胃炎とは区別する必要があります。

 機能性ディスペプシア多種の異なった原因・病状を有するため、1種類の治療ですべての機能性ディスペプシアに有効な方法は開発されていません。

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