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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
健康運動指導士として運動指導致します。
近年、日本人にも肥満の人が増えてきていますが、肥満のうちでもおなかに脂肪がたまる内臓脂肪型肥満(内臓脂肪蓄積)が動脈硬化を進行させる原因のひとつであることがわかってきました。内臓脂肪蓄積があれば、糖尿病・高脂血症・高血圧などがおこりやすくなり、しかもこれらが重複すると、その数が多くなるほど、動脈硬化を進行させる危険が高まるという考え方です。
こうしたことから、内臓脂肪蓄積に加えて、空腹時血糖や血清脂質(HDLコレステロールと中性脂肪)・血圧が一定以上の値を示している場合を「メタボリックシンドローム」として、取り上げるようになりました。
日本では平成20年(2008年)から「特定健診・特定保健指導」の中で、この考え方をとりいれ、新たに内臓脂肪蓄積を診断するために「ウエスト周囲径」の測定が検査項目に加わりました。なお特定健診・特定保健指導では、メタボリックシンドロームといわず、「内臓脂肪症候群」の名称を用いています。
メタボリックシンドロームは、血圧・血糖・脂質の値が治療を要するほど高値でなくても動脈硬化が進行しやすい状態ですので、これらの値が異常になる前から生活改善を心がけて、動脈硬化の進行にブレーキをかけ、生活習慣病を未然に防ごうというのが、メタボリックシンドロームを取り入れた基本的な考え方なのです。
内臓脂肪面積が100㎠を超えると、高血糖・脂質異常・高血圧の合併率が高くなります。しかし正確に調べるためのCT検査はどこでも簡便に行えるものではないため、スクリーニングとしてウエスト周囲径が採用されました。内臓脂肪面積100㎠に相当するウエスト周囲径として、男性85cm/女性90cmと決められています。
日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm女性90cmを超え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つに当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
内蔵肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい病態です。単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりません。
「メタボリックシンドローム」と「特定保健指導」
の相違は、基準内容の組み合わせ・空腹時血糖値
メタボリックシンドローム診断基準
特定保健指導基準