西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分
公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2025年6月5日 更新
2025年6月5日 更新
地域医療の変化と鍼灸師・柔道整復師の役割
日本では、超少子高齢化 が進む中、医療のあり方が大きく変わっています。高度医療や急性期医療は維持しつつも、中小病院の減少 や 無床診療所・クリニックの増設 が推進され、医師だけでなく 看護師・理学療法士・薬剤師・介護士・ヘルパー など、さまざまな専門職が連携する 地域包括ケア にシフトしています。
地域包括ケアとは?
これまでの医療は、大病院での治療が中心でしたが、今後は 入院期間の短縮 を進め、早期退院後に 介護施設や在宅診療・在宅介護 へ移行する体制へと変わっていきます。そのため、患者さんを支える 「かかりつけ医」 を重視し、チーム医療の強化が求められています。
厚労省が示した医療の方向性
2017年の日本循環器学会での厚労省の講演では、日本の医療の最前線にいる大学教授へ向けて、こんなメッセージが伝えられました。
「今後の日本は、地域包括ケアを重視していきます。海外留学で最先端医療を学ぶ若手医師の育成も重要ですが、今後は地域の患者を支える医療の強化に重点を置く必要があります。」
このように、日本の医療は 大病院中心から地域ケアへ と変わりつつあります。
柔道整復師・鍼灸師の課題
一方で、柔道整復師や鍼灸師は 明治維新の医療制度改革 で医療から除外され、個人開業による施術が主な業務となりました。そのため、現在も 医療・福祉に含まれるものの、チーム医療には参加しづらい のが現状です。
また、多くの医師が 柔道整復師・鍼灸師の教育内容やそのレベルを十分に理解していない ため、専門職としての認知が不十分な課題もあります。
資格と業界の現状
当院の想い
当院では、患者さん一人ひとりに合った治療を提供し、長年の慢性痛や不調の改善に力を入れています。医学と医術の違いを理解しつつ、科学的根拠に基づいた施術 を大切にしています。
院長は、さまざまな学会に参加し、最新の医療情報を取り入れながら日々研鑽を積んでいます。より良い治療を求める方、他の治療で改善が見られなかった方は、ぜひ一度 当院へお越しください。
直接、院長の話を聞いてみませんか? 健康で快適な生活を目指し、あなたに最適な治療法を探して差し上げます。
私は今まで、最初に「お」がついて、最後に「様」がつく職業の代表は「お医者様」しかないと思っていました。
しかし、上記の厚労省の役人が講演を終えた際に、お医者様が頭を下げて名刺交換を積極的にする光景を見て、なるほど!と思いました。
厚労省の役人が診療報酬を決めるからです。つまり、医師の収入は厚労省の役人の診療報酬改定によって決めるのです。
医師よりも役人が偉いのです。
「お医者様」の上には「お役人様」がいたのです。
「お上」の権力は凄まじいモノだと驚きました。
他方、「非道法権天の教え」なるモノがあります。
非道の上には法がある。
悪法と言えども、法は法。
その法を曲げたり変えたり自在に操るのが権力。
だから、誰もが権力を持ちたがる。
しかし、権力の上には天がある。民衆がいる。民の声を聴かなければ政権が変わる。
ただ、民衆が諦めると長期政権が成立し、私腹を肥やす悪者が大手を振って闊歩する。
「森加計問題」しかり。「公文書偽造」しかり。
自分の身は自分で守らねばなりませんが、協力者を得て、皆が豊かな生活を送りたいものです。
私は、一人一人が生きがいのある人生が送れますように、皆さんの健康に寄与したいと願っています。
現在、どのような疾患に関しても運動による回復が研究されています。「Exercise is Medicine!」
特にリハビリテーションの診療報酬は、脳血管障害、心臓病、運動器、廃用性筋萎縮、呼吸器疾患以外にガン、認知、臓器移植、腎疾患においても臨床研究が進められています。
臓器移植後の運動による血流増加は酸素運搬を増加させ、臓器の定着率が高まるという報告があります。
慢性腎炎から透析に至る患者さんにも、軽度運動による酸素運搬が腎臓細胞増加に至る報告もあります。
認知による運動と計算などのストレスが脳細胞の活性化に連動する報告も出てきています。
特に、日本人の死因第二位心臓病、四位脳血管障害の治療および予防の目的での運動について、日本高血圧学会、日本循環器病予防学会、日本動脈硬化学会が合同で「高血圧・循環器病予防療養士」の育成を急ピッチで進めております。他方、日本心臓リハビリテーション学会は「心リハ指導士」の育成を進めています。日本循環器学会「心不全療養指導士」の育成プログラムが始動しました。
しかし、受験資格要件に鍼灸師、柔整師は入っていません。
日本高血圧学会に問い合わせたところ「鍼灸師・柔整師は試験資格要件に入っていないルールになっています。」という回答でした。なぜ、鍼灸師・柔整師が資格要件に入っていないのかと再度質問した回答は「独立開業する柔整師・鍼灸師は、科学的根拠なく勝手に施術している。したがって、チーム医療には馴染まない。」
今後は、柔道整復師、鍼灸師の役割の拡大も必要と思われます。