西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分

公式サイト

山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

要予約
新型コロナ・インフルエンザ・風疹
など感染対策として
「要予約」は

待合室の蜜を避けるため
03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

   医学会からが観る鍼灸師・柔道整復師

2023年11月14日 更新

医学という学問(大学・大学院研究分

医術と言う技術(職業訓練専門学校)

の差

 超少子超高齢化が進む日本は、急性医療、高度医療はそのまま維持しつつも、中小病院の減少と無床診療所・クリニックの増設を推進して、多職種による地域包括ケアを推進しています。

 急性期入院も早々に退院して頂いて、その後は介護施設もしくは自宅での在宅診療・在宅介護に移行する仕組みに舵を切ったのです。

 そのためには実地医家(地域医療・かかりつけ医)を重視して、患者を医師以外の看護師、理学療法士、薬剤師、介護士、ヘルパーなどの多職種による地域包括ケア・システムを構築しようとしています。

 2017年の日本循環器学会では、厚労省の役人の講演にて「ここにお集まりの大学教授の先生方に於かれましては、日本の最先端技術と知識のスキルアップのために若手医師を海外留学させていると思いますが、今後の日本は地域包括ケアを重視して参りますので、地域の患者に対する医療現場で対応不可能な医者の育成は必要としなくなることもご承知おき頂きたい」との旨、介護人口の急増を合わせて説明がありました。

 

 しかし、整(接)骨院で働く柔道整復師、鍼灸院で働く鍼灸師は明治維新で医療から排除され、個人の営業権で独立開業してきました。

 

 この名残りで、柔道整復師、鍼灸師は独立開業が主な業務体系であるため、業態分類は「医療・福祉」に含まれると思われますが、チーム医療としては参加できない仕組みになっています。また、多くの医師は、柔道整復師、鍼灸師の教育内容とどのような医療を国民に提供できるか理解できていない場合が多いのが実情のようです。

 

 柔道整復師、鍼灸師は高校卒業後に専門学校卒業後に国家試験に合格すると開業可能です。

 資格取得後、大学に編入、大学院修士課程(博士課程前期)および博士課程後期修了し、博士号取得する者は極稀れであり、卒後教育も学会所属で生涯教育を受ける場合は少ないと思われます。

 私は今まで、最初に「お」がついて、最後に「様」がつく職業の代表は「お医者様」だと思っていました。

 しかし、上記の厚労省の役人が講演を終えた際に、お医者様が頭を下げて名刺交換を積極的にする光景を見て、なるほど!と思いました。

 厚労省の役人が診療報酬を決めるからです。つまり、医師の収入は厚労省の役人の診療報酬改定によって決めるのです。医師がお願いして役人が年収を決めると言って良いでしょう。だから、医師よりも役人が偉いのです。「お医者様」の上には「お役人様」がいたのです。「お上」の権力は凄まじいモノだと驚きました。

 

 他方、「非道法権天の教え」なるモノがあります。

非道の上には法がある。

悪法と言えども、法は法。

その法を曲げたり変えたり自在に操るのが権力。

だから、誰もが権力を持ちたがる。

しかし、権力の上には天がある。民衆がいる。民の声を聴かなければ政権が変わる。

 

 ただ、民衆が諦めると長期政権が成立し、私腹を肥やす悪者が大手を振って闊歩する。

「森加計問題」しかり。「公文書偽造」しかり。

 自分の身は自分で守らねばなりませんが、協力者を得て、皆が豊かな生活を送りたいものです。

 

 私は、一人一人が生きがいのある人生が送れますように、皆さんの健康に寄与したいと願っています。

 現在、どのような疾患に関しても運動による回復が研究されています。特にリハビリテーションの診療報酬は、脳血管障害、心臓病、運動器、廃用性筋萎縮、呼吸器疾患以外にガン、認知、臓器移植、腎疾患においても臨床研究が進められています。

 

 臓器移植後の運動による血流増加は酸素運搬を増加させ、臓器の定着率が高まるという報告があります。

 慢性腎炎から透析に至る患者さんにも、軽度運動による酸素運搬が腎臓細胞増加に至る報告もあります。

 認知による運動と計算などのストレスが脳細胞の活性化に連動する報告も出てきています。

 

 特に、日本人の死因第二位心臓病、四位脳血管障害の治療および予防の目的での運動について、日本高血圧学会、日本循環器病予防学会、日本動脈硬化学会が合同で「高血圧・循環器病予防療養士」の育成を急ピッチで進めております。他方、日本心臓リハビリテーション学会は「心リハ指導士」の育成を進めています。日本循環器学会「心不全療養指導士」の育成プログラムが始動しました。

 しかし、受験資格要件に鍼灸師、柔整師は入っていません。

 日本高血圧学会に問い合わせたところ「鍼灸師・柔整師は試験資格要件に入っていないルールになっています。」という回答でした。なぜ、鍼灸師・柔整師が資格要件に入っていないのかと再度質問した回答は独立開業する柔整師・鍼灸師は、科学的根拠なく勝手に施術している。したがって、チーム医療には馴染まない。

 

「教育レベルが低すぎる。学会による施術ガイドラインが無い。開業者には博士号取得者が極稀にしかいない。学術学会での報告の積み上げがない。」と言われているように感じます。

 

 私が「博士号、健康運動指導士」を取得した最大の理由は、鍼灸師、柔道整復師であっても、医師に医療スタッフのスタートラインにあることを了解して頂きたかったためです。

お電話でのご予約はこちら

03-3991-7943
受付時間
9:00~18:00
休業日
実験・学会・試合遠征のみ休診

お気軽にご連絡ください。

サイドメニュー

アクセス

03-3991-7943
住所

〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-2-12

西武池袋線
桜台駅から徒歩4分
練馬駅から徒歩7分