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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)

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03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月19日 更新

食べ物を食べると、食道という長い管を通って胃に運ばれます。通常、胃の入り口にあるバリア(下食道括約筋)がしっかり閉じているので、胃酸が食道に逆流しないようになっています。

 しかし、逆流性食道炎では、このバリアがうまく働かず、胃酸が食道に逆流してしまいます。

 これが原因で、胸やけ(胸のあたりで焼けるような痛み)や酸っぱい液が口まで上がってくる不快な感じがします。時々、咳が出たり、のどが痛くなったりすることもあります。

 

 このような症状は無意識に身体を調整する自律神経機能が低下していることが原因です。つまり、交感神経機能が高まり過ぎて筋緊張・筋のコリが強く疲労傾向にあります。多くの場合、首、肩甲骨周囲、上背部のコリがあります。さらに、呼吸が浅く、大きく息が吐けないことが多く、深呼吸が出来ない状態です。

 医療機関で症状不変が整体で生体でマッサージを受けて改善するのはこのためです。筋は強く揉むと硬くなりますからご注意ください。

症例 1. I. H.                           35歳、男性                            2024年10月18日来院

職場近くの胃腸内科の2院で症状不変、逆流性食道炎と診断

2024年10月上旬:ゲップ頻回、ノド胸のつまり感、食欲不振

        

2024年10月中旬:逆流性食道炎と診断されるが症状不変

         8月上旬の検査でピロリ菌なし

 

2024年11月3日:施術後に心電図、呼吸測定による深呼吸訓練

        手技による肩甲体部の筋弛緩にて、施術前後 

        座位心拍数の比較は65.8拍/分が63.7拍/分に

        減少。

        1回の施術で気分良好、症状軽減。

症例 2. I. S.                           42歳、女性                            2024年11月3日来院

胃腸内科に2院で逆流性食道炎と診断されるが症状不変

2024年9月上旬:食欲不振、胃がむかむかする、お腹がすいて

        も食べられない、体重減少、耳鳴り、不安感

        意欲が無い、夜中に中途覚醒

        内科で逆流性食道炎と診断される

 

2024年10月末:症状不変にて他院に転院するも同様の診断

 

2024年11月3日:症状不変で当院に来院

        心電図、呼吸測定による深呼吸訓練

        手技による肩甲帯部の筋弛緩にて、安静座位 

        78.9拍/分が63.7拍/分に減少。

        1回の施術で気分良好、症状なし。

近年では、呼吸トレーニングによる逆流性食道炎への効果が論文で複数発表されています。

 

 当院では、心電図と呼吸曲線を画像で確認しながら深呼吸のトレーニングをして、自律神経機能を改善させることにより症状を改善させる手法も取り入れています。

 

当院の心電図、呼吸測定による深呼吸訓練の有効性については、医科学論文から証明されています。

 

1.逆流性食道炎に対して、呼吸法によるバリア(下食道括約筋)の改善報告。

 Breathing training on lower esophageal sphincter as a comple-mentary treatment of gastroesophageal reflux disease(DERD): a systematic review.

 

2.呼吸筋トレーニングは、逆流性食道炎のバリア(下食道括約筋)反射を改善する。

 Inspratory muscle training improves antireflux barrier in GERD patients.

 

3.逆流性食道炎における呼吸法

Breathing Exercises in Gastroesophageal Reflux     Disease: A Syatematic Review

 

4.逆流性食道炎に対する呼吸法の効果:メタ解析

The effect of breathing exercises on patients with

GERD: a meta-analysis.

 

5.腹式呼吸の訓練による逆流性食道炎のバリア(下食道括約筋)反射への効果

Positive Effect of Abdominal Breathing Exercise on

Gastroesophageal Reflux Disease: A Randomized, Controlled Study.

 

 逆流性食道炎(GERD)において、深呼吸の訓練がバリア反射を活性化する理由は、呼吸によって下食道括約筋 (LES)の筋肉がリラックスし、胃酸の逆流を防ぐためです。深呼吸はリラックス効果をもたらし、LESの筋肉を弛緩させることで、胃酸が食道に逆流するのを防ぐのに役立ちます。

 この訓練は、ストレスや緊張を軽減し、胃酸の逆流を減少させる効果があります。また、深呼吸は全体的なリラックス効果をもたらし、GERDの症状を軽減するのにも役立ちます。

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