西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分
公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦 (博士: 生活科学)
大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授
体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士
2023年10月3日 更新
炎症には五つの特徴(腫れ、熱、痛み、皮膚の色の変化、動けない)があります。この炎症の五徴候の程度によって症状を判断します。特に重要なことが「どうして起こった症状なのか」という原因です。
各種検査から鑑別診断をします。どこが、どの位、悪いかを見極めて、特定の動きが出来ず、お困りな点についての理由を突き止めます。
柔整師の保険適応疾患は、ケガが原因なので必ず腫れ、熱が伴います。したがって、強制的な安静として固定が重要になります。腫れ、熱のある間は、運動は不適応です。この様な場合は運動で腫れ、熱を増大させてしまいます。炎症の五徴候の痛みだけであれば、固定よりも痛みのない範囲で動かし始めることが、一部の場合を除いて重要です。
現状と今後の施術方針、回復の道筋、日常生活の注意点などをご説明します。施術の継続により、症状が悪くなったと感じる場合、症状不変の場合など、期待通りに行かない場合もしっかりとご説明します。そして、次の一手をどうすべきかをご相談させて頂きます。
運動器(筋・健・関節)が外傷(ねじれ・衝突・転倒などの大きな力が加わって起きたケガ)を受けた場合、日常生活動作、社会生活動作、スポーツ動作等へ回復させることを保険による一部負担金で施術する」ことが柔道整復師の役割です。
受傷直後の「腫れ・熱・痛み」が強い時期におこなう包帯による安静固定が柔道整復師の最大の仕事です。
「熱・腫れ」が取れ始めたら、日常生活そのものがリハビリテーションになり、自然治癒するモノです。
柔道整復師がおこなう「後療法が何をする手法なのか」は、手技による物理刺激が人体に及ぼす影響について、明確な論文が柔道整復師の業界で明示されていません。
しかし当院では、なかなか痛みと機能が回復しない場合は、心電図と呼吸測定を用いた心臓自律神経機能により評価をしています。
回復期は、固定よりも運動が重要になる時期ですが、痛みの感受性の高い方は鍼刺激、電気刺激を組み合わせて早期回復を狙います。
皆様の目的、期待する生活に応じた早期復帰のためには、鍼灸コース、手技コース、運動コース、複合的な施術も取り入れておこないます。
柔道整復師は薬の処方はできません。
ですから毎日来院されないと放置することになります。しかも、放置してもなかなか改善されないのは日常生活、社会生活、スポーツ動作のクセによる心身のアンバランスの結果とも考えられますから、患者様の生活にも工夫が不可欠です。
詳しくは他のコースもご覧ください。
右の写真は中学2年生がバスケットボールの練習中、リバウンド着地の際に発症し、連絡があって自宅に訪問した際の写真です。
骨折を疑い、友人のスポーツ整形外科医に紹介した症例です。
脛骨粗面のはく離骨折でした。
患者様への情報提供として、手術の有無に関するメリット・デメリットをご説明し、疑問不安をお聴きして、患者・患者ご家族のご希望で手術による固定をおこなった症例です。
術後、帰宅されてからは担当医と密接に連絡を取りながらスポーツ復帰までアスレティック・リハビリテーションでの対応をさせて頂きました。
歩行、ジョギング、ランニング、ダッシュと徐々にストレスを上げていった際、ビデオによる画像チェックにより、確認しながら復帰に向けてのトレーニングも行ないました。
その昔、武道・柔術の達人たちは戦い・稽古で生じた骨折、脱臼、捻挫、打撲などのケガを治していました。侍の戦国時代から、殺法と活法と称して術を身につけていた達人たちは、明治維新による日本医療の変革からケガの施術に形を変え、現在も保険で安価な医療を整骨院・接骨院で受けられる仕組みが維持されています。
ケガ(ころぶ、ぶつかる、ひねる、など)によって生じる「骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷」は「腫れ、局所発熱、痛み、赤くなる、動けない」五つの特徴が生じます。
上記の脛骨骨折写真のように、骨折であれば五つの症状が発症します。軽度のケガであれば痛みで動けないけれど腫れ、熱は発症しない場合もあります。痛めた原因がハッキリしていると、症状の改善は保険施術となります。
しかし、慢性的・原因不明の肩こり・腰痛で整骨院・接骨院に施術を求める患者様の中には病気が背景にある場合も否定できません。心臓病でも肩こり、背中の痛みは起こります。子宮筋腫でも腰痛はあります。
身体に対する様々な物理的刺激は痛みを緩和させることが医科学的に証明されていますが、柔道整復師の施術は病気の治療、病気で生じた筋・腱・関節の痛みを軽減させることには保険適応になりません。
詳しくは「鍼灸コース」をご覧ください。
平成10年の福岡地方裁判で、国が敗訴し、上告しなかったために結審し、柔道整復師・鍼灸師の育成施設を自由に設立出来るようになりました。
その結果、20年前にあった全国に14しかなかった養成施設が一時期は100施設以上に増加し、年間約1,000人の柔道整復師・鍼灸師の合格者がそれぞれ5,000~7,000人の資格者排出となりました。
日本は生活していると骨折、脱臼などケガが多く発症する国だから柔道整復師育成が急務?な訳がありませんが、整骨院、接骨院が急増している最大の理由は裁判結果から養成校が急増したためです。医師教育と違って、卒後教育の仕組みは無く、質は担保されていません。
柔道整復師、鍼灸師の急増から施術所も急増し、歯科医院はすでにコンビニよりも多い状態ですが、歯科医師同様に接骨院、整骨院、鍼灸院の廃業は多く、養成校も潰れている現状です。交通事故も含めて、ケガは減少傾向にあります。そこで、クイックマッサージの様な事業展開が当たり前のようになっているのです。
患者さまにおかれましては、治療を望んでいるのか、単なる疲労の除去、もしくは気持ちよさを求めているのかを明確にして、術者と相談して改善方法を決めてもらってください。早い改善をなさってください。
受付時間 | 9:00~18:00 |
---|
休業日 | 実験・学会・試合遠征のみ休診 |
---|
お気軽にご連絡ください。