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公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2025年4月13日 更新
「NHKスペシャル;東洋医学を科学する ー鍼灸・漢方の新たな世界ー 2024年5月19日放送」
鍼灸による身体への刺激は迷走神経(副交感神経)への刺激となり、免疫機能の高まりにより心と身体が改善されることを科学的に証明されてきたことが放送されました。
まさに、当院が自律神経機能を整える治療に、その効果を心電図と呼吸測定から心臓副交感神経機能の高まりを確認・評価することにより、様々な病態に対して患者満足を頂いていることと一致しています。
是非、皆様も当院の自律神経機能検査を通じて、症状の改善をご確認ください。
「呼吸と循環」は、無意識に心と身体を調整する自律神経が行っています。「呼吸と循環」を見れば、自律神経の状態がわかります。心と身体の不調は全て、自律神経機能の不調とも言い換えられるので、慢性症状でお困りの方、医科併用で受診される方は、少なからず自律神経機能が低下しています。
そこで当院では、心電図と呼吸曲線による自律神経機能を観察しながら治療をしています。以下のグラフは、受診された方全てにお渡ししています。
「機能性ディスペクシア」の1例を以下に示しました。
最初の臥位5分間の平均心拍数は約85拍/分前後(青)が、平均心拍数は約75拍/分前後に減少(青)しました。
座位深呼吸5分の平均心拍数は約85拍/分前後(青)が、平均心拍数は約80拍/分前後に減少(青)しました。
臥位、座位ともに深呼吸の呼吸曲線はバラツキ(緑)がありましたが、安定しました。
1回の鍼刺激、手技で自律神経機能が改善した例です。頭痛と不眠でも悩まされていた方ですが、治療中には「いびき」をかいて眠っていました。
自律神経機能検査
1. 最初の臥位5分間の平均心拍数は約85拍/分前後(青)
2. 座位深呼吸5分の平均心拍数は約85拍/分前後(青)
3. 臥位、座位ともに深呼吸の呼吸曲線はバラツキがあり(緑)
1. 最初の臥位5分間の平均心拍数は約75拍/分前後に減少(青)
2. 座位深呼吸5分の平均心拍数は約80拍/分前後に減少(青)
3. 臥位、座位ともに深呼吸の呼吸曲線は安定性あり(緑)
自律神経は日常的に無意識に、心身を快適な状態に調節し、一端不調を来した場合には最善の状態に回復させようと調整しようとする自動制御装置です。したがって、一例を言えば、暑さや寒さによる環境変化でも体温が一定に保てるように自動制御をおこなう温度調節機能が働きます。
こうした調節・調整機能が低下した場合に室内の温度湿度が高くてもクーラーを使用せずに脱水症状から熱中症になることがあります。
自律神経の働きは、呼吸、循環、消化、吸収温度調節、睡眠など、生命保持装置とも言えます。
近年、心拍数の「ドキッ、ドキッ」という一拍一拍の間隔が一定ではなく、5分間の安静状態の脈を周波数分析すると特徴的な周波数が検出できることが解りました。このことを心拍変動と言います。
この心拍変動は呼吸と密接な関係があり、吸気時には心拍数の増加、呼気時には心拍数の減少が起きます。この現象を呼吸性洞性不整脈といい、健常者では誰でも起きる現象です。しかし、心不全、糖尿病、精神的ストレス下ではこの現象は起きません。
心拍変動の周波数解析をすると、0.15~0.4Hzの高周波領域(HF; High Frequency)は副交感神経、0.04~0.15Hzの低周波領域 (LF; Low Frequency)は副交感神経と交感神経を示します。
HFの呼吸周期を呼吸数に置き換えると、
0.15×60秒=9回/分~0.4×60秒=24回/分
は副交感神経機能を反映している呼吸となります。
本書は
深呼吸を見ながら自律神経を整える ことをまとめた書籍です。
これまで進めてきた研究と実践の結果を改善例として掲載しています。
正しい深呼吸は自律神経機能を意識的に高められることから、条件さえ整えば、慢性疾患も改善に方向付けます
これまでに無い
深呼吸・自律神経の書籍です
2023年7月21日出版