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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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        外反母趾の痛み

2023年12月17日 更新日

画像診断を受けましたか?

 外反母趾の疼痛と機能障害の原因は構造の問題です。

 外反母趾は視診・触診は重要ですが、外傷よりも慢性症状での疼痛が我慢できずに医科もしくは整(接)骨院に来院されることが一般的でしょう。

 したがって、しなければならない第一選択は整形外科でX線、MRI、CTによる画像診断です。

 第二選択は1,手術適応か? 2,保存療法か?

 外科手術は、構造を正すことによる根本的な治療です。

ただし、形が戻っても機能が戻るとは限りません。また、外反母趾の手術で増悪した方もいるのは事実です。

  他方の保存療法は、装具、テーピング、運動療法、鍼灸によって、偏平足にならない様に維持させることになります。日常の靴の選択も重要になります。

 

1. 整形外科が手術と服薬で治療します。

2. 近隣の整形外科で運動療法をおこなう医院は少ないの

 が現状です。理由は人件費と施設増設費の負担です。

3. 整(接)骨院は軽度外傷・ケガを保険で施術します。慢性症

 状の外反母趾は保険対象外です。しかし、慢性疾患が、外

 傷により疼痛増加の場合に外傷適応となることもあるでし

 ょう。

4. 慢性の運動器痛は同意書があれば鍼灸師の施術範ちゅ

 うです。しかし、長時間歩行など体重を支えるのは筋

    肉ですから、運動刺激の効果を熟知していないと、鍼灸

 師、整体師は教育を受けている可能性は極めて低い。

 

 私は、大阪市立大学整形外科医局でも学ばせて頂き、故市川宣恭先生(元大阪体育大学教授)から御指導され、柔道整復師の資格取得後に日本バスケットボール代表のトレーナーの経験があります。慢性症状に関しては、筑波技術短期大学元学長・同名誉教授の鍼灸師(医学博士:東京大学)の西條一止先生から御指導され、鍼灸師資格取得後に日本オリンピック委員会強化スタッフ医科学スタッフとしてアーチェリー競技選手のコンディショニングを担当し、個人・団体共に銅メダル獲得に貢献しました。運動刺激、鍼灸刺激が身体に及ぼす影響について、研究と臨床を継続しています。

 まず、一度来院ください。

 

 症状の原因が明確でない状態で、安易に「揉む・叩く」刺激は絶対にしてはいけません。

 症状に対する皮膚、筋、関節に対する「揉む、叩く、圧迫牽引」などの物理刺激に関して「強度、量・回数、頻度、種類(リズム)」の科学的根拠無く施術していることが、柔道整復師、鍼灸師、整体師、カイロプラクティックの最大の弱点であり、根拠なく刺激を加えることが医療として医師会・医学会から認められない最大の理由です。

基本的、代表的な症状に関してお話します。

 運動器(筋・腱・骨・靭帯など)の痛みは日常生活に大変不便を感じます。重大なケガでなければ、大きな病院よりも整骨院・接骨院・鍼灸院に通院している人も多いでしょう。しかし、軽度の運動器の痛みであっても「長期の痛み・こわばり」がある場合は、重大な病気が背景に存在していることも少なくありません。

 外反母趾は足首を構成している骨の位置の乱れから足底のアーチ(土踏まずの状態)の崩れ、足趾の位置がずれが生じ、歩行・ランニングで親指の付け根(母子球)で床面をけれなくなっていきます。そのためにタコは体重負荷が第2指付け根や小指球に出来てしまいます。

 右下の図で赤い部分は体重がかかった部位ですが、親指以外の指が徐々に浮いてきます。また足指が動かしにくくなり「グー・チョキ・パー」ができなくなってきます。指を動かす筋力も低下するために足首から足趾ままで骨の位置が正常な位置で定まらなくなると共に機能が正常でななくなり、次第に痛みが増加していきます。

当院患者 症例1

 

 趣味で継続しているバレエ・レッスンですが、より高いレベルで継続していきたいというご希望の方です。

 外反母趾の疼痛のために動作に支障のある症例で、左拇指は荷重がかけられず第2指にタコのあり、右股関節、右肩関節にも症状があります。

 PNFストレッチで股関節、肩関節の筋バランスを調整し、主な症状の外反母趾の矯正とテーピング固定です。

 固定により姿勢を正し、PNFで動作を正し、「りきみ」を除いて不安感を無くし、疼痛を除去していきます。

 現在は今まで出来なかった動作もチャレンジできる身体になり笑顔で通院されています。

毎日→隔日→週2回→週1回となり、自宅での運動も欠かさず実践されているそうで、当院には調整で時々来院すれば体調万全となる日も間近なようです。

 

 前回のレッスンでは全体の演技が非常によくなったと先生からお褒めの言葉を頂いたそうです。「まだまだ良くなりたいと」意欲がさらに増しているそうです。ご期待に添えるようにコンディショニング・メニューの改善もしていく予定です。

                      

当院患者 症例2

 症例2は幼少のころから偏平足で常に大なり小なり痛みを抱えて生活をしていた症例です。

 今回はつまずいて右母趾に疼痛発症、階段を降りる際に右足首疼痛発症し、第5中足骨基底部から右下腿上部に疼痛発症した症例です。

 立位姿勢で内反足の内側縦アーチの消失前足部横アーチの消失で、”つま先立ち”で右母趾は第2趾重なります。非荷重でも第2趾と重なっています。

 前足部の横アーチ、内側縦アーチ、母趾にテーピングで矯正した後”つま先立ち”では、足趾の重なりが無く、痛み無く安定感が出ました。

しかし、踵の不安定性があったため、更に足関節の包帯固定で踵の安定性を試みたところ、歩行動作での安定感も出たとのことです。

 

 「歯の矯正」をイメージしてください。正しい状態に骨格を矯正し、テーピングおよび包帯で維持し、矯正した状態での正しい動作による日常生活をを送ることで痛みを取ります。

 「正しい姿勢・正しい動作・りきみを取って痛みの消失」という当院の基本姿勢を実践した症例です。 

 

 この症例の場合は、週末に初診、

第一週は毎日連続5回、

第2週は二日連続、中1日休みで二日連続で週4回、

第3週も第2週と同様に週4回、

第4週は月、水、金の週3回、中三日休みで

第5週は火、木、土の週3回、

第6週は火、金の週2回。2017,7,22現在は、全く疼痛症状なく、       不安感もなくなっています。

第7週は月曜日にテーピング、包帯などの固定を中止し、足関節の簡易      8字帯固定のみの予定。疼痛、不安感全くないが、固定なしで      どうかを次回確認。

第8週「安静時疼痛なし、運動痛なし」と確認。子供のころからの疼痛症状が消失。「不安感、気になることがあれば早めにご相談して下さい。」とお伝えし、笑顔で患者様はご卒業となりました。  

   

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