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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2023年8月30日 更新
運動器疾患とは「骨・筋・腱・関節」の障害を意味します。特に、痛みのために身体が動きにくくなり、日常生活、社会生活が困難になります。
整骨(接)院は、骨肉腫もしくは骨折により脂肪組織などが血管を通って脳卒中・心筋梗塞に陥るなどの特別な場合を除いた直接生命には影響しない、軽度もしくは中等度の出血を伴わない外傷(ケガ)症状には皆保険(交通事故・労働災害を含む)で対応します。
また、慢性期症状は保険施術では対応できませんので自費(実費)となります。
慢性運動器障害の第一の原因は運動不足、もしくは身体酷使のどちらかです。他方、精神的ストレスからも運動器傷害は発症します。
腰痛症の15%は画像診断で明確な原因はありますが、「腰痛の85%は明確な原因不明」という見解が世界の一般的考え方です。
最終的な対処法は、基礎体力の向上によって心身に大きなストレスを受けない体調管理が必要です。
まずは日常生活習慣の修正であって、画像診断に問題があっても、改善の第一選択は運動を主とした保存療法です。手術はいつでもできます。高齢になるほど手術後のリハビリテーションを計画に入れた手術でなければ、手術は成功しても予後が悪い状態になる可能性は否定できません。
さらに、その運動、リハビリテーションを遂行するために痛みやこわばりを消失させる目的で、手技、鍼灸、各種電気刺激が必要になります。
私が大阪市立大学整形外科医局で教育されたことはリハビリテーションの指導が充実して
いない病院での手術は回避すべき
ということです。
痛みで動きにくい場合、その原因が筋、腱、靭帯、軟骨、神経、それらが複数損傷している場合を見極めます。第一選択は身体全体の姿勢、第二に動作、第三に動作にともなう各筋の強さ、硬さのバランスです。局所の異常から全体に及ぼす影響を観察します。
まず第一に重要なことは「正しい姿勢」です。立位姿勢を横から見た図を下に示しました。正常な立位姿勢は左の図です。壁を背にした場合は「後頭部・肩・お尻・かかと」が壁に付きます。「耳・肩・股関節・膝・くるぶし」垂直線上に重なります。
身体の基礎体力(筋力・筋持久力・柔軟性・バランス・全身持久力)に問題があると症状が無くても姿勢が悪くなる危険信号です。
正しい姿勢を保つことが出来ない理由は、
1. 骨格の変形
2. 筋の過緊張・りきみ
3. 筋力の低下と短縮
第二に「正しい動作」と言うことです。不自然な動作は身体に負担をかけます。小さな負担でも繰り返しの負担は大きな痛みになる場合もあります。