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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2024年11月7日 更新
逆流性食道炎(GERD)は、胃の中の酸っぱい液体が食道(食べ物や飲み物が胃に運ばれる管)に逆流してしまう病気です。これにより、胸やけや酸っぱい味が口の中に広がる感じがします。もう少し詳しく説明します。
通常、胃には強力な酸があり、食べ物を消化します。胃の入り口にある「下食道括約筋」というバリアがしっかり閉じているおかげで、胃酸が食道に逆流することはありません。
逆流性食道炎になると、このバリアがうまく働かず、胃酸が食道に逆流してしまいます。これにより、食道が刺激されて炎症を起こし、痛みや不快感が生じます。
胸やけ: 胸が焼けるような痛み。
酸っぱい液の逆流: 口の中に酸っぱい液が戻ってくる。
咳や声のかすれ: 胃酸が喉に逆流して刺激する。
予防には、食生活の改善が重要です。例えば、脂っこい食べ物やチョコレート、カフェインなどを控え、少量ずつ頻繁に食事を摂ることが推奨されます。
近年では、呼吸トレーニングによる逆流性食道炎への効果が論文で複数発表されています。
当院では、心電図と呼吸曲線を画像で確認しながら深呼吸のトレーニングをして、自律神経機能を改善させることにより症状を改善させる手法も取り入れています。
当院の心電図、呼吸測定による深呼吸訓練の有効性については、医科学論文から証明されています。
逆流性食道炎に対して、呼吸法によるバリア(下食道括約筋)の改善報告。
Breathing training on lower esophageal sphincter as a comple-mentary treatment of gastroesophageal reflux disease(DERD): a systematic review.
呼吸筋トレーニングは、逆流性食道炎のバリア(下食道括約筋)反射を改善する。
Inspratory muscle training improves antireflux barrier in GERD patients.
逆流性食道炎における呼吸法
Breathing Exercises in Gastroesophageal Reflux Disease: A Syatematic Review
逆流性食道炎に対する呼吸法の効果:メタ解析
The effect of breathing exercises on patients with
GERD: a meta-analysis.
腹式呼吸の訓練による逆流性食道炎のバリア(下食道括約筋)反射への効果
Positive Effect of Abdominal Breathing Exercise on
Gastroesophageal Reflux Disease: A Randomized, Controlled Study.
逆流性食道炎(GERD)において、深呼吸の訓練がバリア反射を活性化する理由は、呼吸によって下食道括約筋 (LES)の筋肉がリラックスし、胃酸の逆流を防ぐためです。深呼吸はリラックス効果をもたらし、LESの筋肉を弛緩させることで、胃酸が食道に逆流するのを防ぐのに役立ちます。
この訓練は、ストレスや緊張を軽減し、胃酸の逆流を減少させる効果があります。また、深呼吸は全体的なリラックス効果をもたらし、GERDの症状を軽減するのにも役立ちます。