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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
日本老年医学会は
高齢者が筋力や活動が低下している状態(虚弱)を
「フレイル(Frailty)」
と呼ぶことを2014年5月に提唱しました。
日本は介護および介護予防サービスに要する費用は8兆円を超えており、少子高齢化が大きな課題となっています。高齢者が要介護状態に陥る過程には意図しない衰弱、筋力の低下、活動性の低下、認知機能の低下、精神活動の低下など健康障害を起こしやすい脆弱な状態(中段階的な段階)を経ることが多く、これらの状態を日本老年医学会は「フレイル」として提唱しています。
一般的に高齢者の虚弱状態を加齢に伴って不可逆的に老い衰えた状態と理解されることも多い。このフレイル(Frailty)の概念には、しかるべき介入により再び健常な状態に戻るという可逆性が含まれています。フレイル(Frailty)に陥った高齢者を早期に発見し、適切に介入をすることにより、生活機能の維持・向上を図ることが期待されていることから「要介護状態に陥るのを防げる効果がある」と対策を呼びかけています。
両者とも加齢に伴う機能低下を意味しています。サルコペニアが筋肉量減少を主体として筋力,身体機能の低下を主要因として扱うのに対して,フレイル(虚弱)には移動能力,筋力,バランス,運動処理能力,認知機能,栄養状態,持久力,日常生活の活動性,疲労感など広範な要素が含まれている点が大きな違いです。
健康寿命を実現させるために注目されている「フレイル」ですが、定義や診断基準については世界的にも多くの研究者により現在も議論が行われている状況です。学術的にはFriedらによる評価指標が主流となっていますが日本では具体的な診断基準の統一はまだされておらず、今後の診断基準の整理が必要とされる。
【フレイルの評価表】
1. 体重が減少 2. 歩行速度が低下 3. 握力が低下 4. 疲れやすい 5. 身体の活動レベルが低下
これら5つのうち、3つが当てはまるとフレイルとみなされます
※ 日本では、記憶力の低下なども考慮した評価表を検討中。
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フレイルとサルコペニアの診断基準