厚生労働省の報告 （更新）

　生活習慣病とは「運動・休養・栄養」のバランスが乱れて栄養過多から体脂肪率が上昇し、BMI(Body Mass Index)は、身長の二乗に対する体重の比で体格を表す指数です。

　　　　　BMI=体重kg/(身長m)²

　このBMIが男女とも22の時に高血圧、高脂肪血症、肝障害、耐糖能傷害などの有病率が最も低くなることが分かってきました。

　そこでBMI=22となる体重を理想としたのが標準体重です。

　　　　　標準体重＝22×(身長ｍ)²

　また、BMI=25が肥満の判定基準です。

　一方、体重の1/13が身体の血液量と言われます。したがって、硬い銃であれば血液量が多いことになります。他方、塩気が多い、味の濃い食品を取ると薄めようとして水分摂取量が多くなります。水分量が多いことは血液量が増えることになり、結果的に心臓は増えた血液も全身に送るために血圧が上がります。

　また、肥満で高血圧の方は、油が血管内や内臓にこびりつき、血管が硬くなる動脈硬化が全身に生じます。

　狭くなり硬くなった血管内に増加した血液を全身に送るために血圧が上がり、脳へ一定量の血液を送りにくくなった際に血管性の認知症になります。現在、認知症は1.血管性、2.脳の細胞が萎縮するアルツハイマー型、3.その他の三種類に分類されていますが、

　高血圧と動脈硬化は腎臓にも甚大な被害を与え、血液の浄化が出来なくなった状態が腎不全で、最悪週3回の人工透析をして3~4時間かけて血液を人工的に浄化しなければ死んでしまう恐ろしい病気になります。

　ガン・心臓病・肺炎・脳血管障害といった生活習慣病の予防には運動・休養・栄養のバランスが非常に重要です。したがって、生活習慣病予防、リハビリテーションに運動が重要な事が徐々に証明され始めました。