西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分

公式サイト

山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)

要予約
感染対策として
「要予約」
03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

     自律神経調節の社会学的側面

 2025年の日本自律神経学会にて社会自律神経学シンポジウムとして興味深い演題について報告します。

 

 社会自律神経学の重要性

片山義雄先生;神戸大学医学部付属病院 血液内科

 他者との信頼関係による臓器機能維持や個体間ストレスによる循環器疾患の発症など、他者とのかかわりによる生体機能制御の科学的解明の重要性は半世紀以上前から論じられてきた(Faith and Health. Lancet 1954)。血液内科診療においても例えば、突発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの慢性疾患で、病勢が安定していた患者さんが突然薬剤による疾患コントロールが不能になることがあり、これが家族などの近親者との対人関係に起因することを臨床上経験する。薬剤を通常の2倍にしても全く反応を示さない場合もある。これらは、自律神経を介した末梢臓器機能変容の一環と考えられるが、分子レベルで説明できる理論ではない。

 20年間にわたり骨髄造血システムの強力な自律神経支配とその多彩なシグナルリレーを明らかにしてきたが(骨髄の自律神経支配と臨床の接点. 自律神経2024. 61. 127-131)、個々から更に、固体内の生理機能を統御し生命維持を担うとされてきた自律神経の研究を、社会に生きる個に即した形に拡張させることで、新たな理解が広がると考えられる。

 社会に生きる個において、個体間の相互作用によって生じる応答は基本的生命活動や末梢臓器機能、情動を含めた個の状態に強い影響を与える。それを不随意に司る自律神経システムは、固体内の中枢と末梢との相互作用を担い、その制御を介して個体と他者とを動的につなぎ、社会での生存に適切な身体応答をもたらすインターフェイスと考えられる。

 自律神経とは固体内における生命維持システムだけでなく、集団社会環境における個体の維持まで概念を拡張させ、このダイナミックな調律機能を研究する分野を社会自律神経学というパラダイムシフトが必要である。

 社会関係の形成における内分泌・自律神経の役割

菊水建史先生;麻布大学獣医学部

 母親が子供を身ごもり10月10日、

 

出産して多くの時間を抱いて、歩行可能になっても手をつなぎ、長期にわたって母親は子供と一体となっている。母親、子供はこの一体感の中で、幸せホルモン・愛情ホルモンと言われるオキシトシンが視床下部から分泌される。このホルモンは触れ合い、授乳、性行為、社会的交流などで分泌が促進される。

 子供の不機嫌でHolding(抱く)、Carring(運ぶ)といった身体的接触は、オキシトシンの分泌を促進し、安心・信頼・絆の形成に深く関与します。

サイドメニュー

アクセス

03-3991-7943
住所

〒176-0012
東京都練馬区豊玉北4-2-12

西武池袋線
桜台駅から徒歩4分
練馬駅から徒歩7分