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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

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          動脈硬化の原因

2025年6月8日 更新

 動脈スティフネス(動脈の硬さ)は、加齢や生活習慣病などによる「器質的変化・自律神経機能の低下」が大きく影響します。主な原因を整理すると、以下のようになります: 

 動脈スティフネスの主な原因

  1. 加齢による血管リモデリング
    • 血管壁の弾性線維(エラスチン)の断片化
    • コラーゲンの過剰蓄積による硬化
    • 内皮機能障害(NO生成低下、ROS増加)
  2. 血管石灰化(Vascular Calcification)
    • 慢性腎疾患(CKD)による異常ミネラル代謝
    • 血管平滑筋細胞の骨芽細胞様変化
    • リン酸カルシウム結晶の沈着
  3. 高血圧と波の反射
    • 収縮期血圧(SBP)の上昇
    • 拡張期血圧(DBP)の低下と脈圧(PP)の拡大
    • 反射波の早期帰還による左室負荷増加
  4. 尿毒素と血管の分子毒性
    • 腸管由来の尿毒症毒素(インドキシル硫酸、p-クレジル硫酸)の蓄積
    • 内皮細胞の増殖抑制、酸化ストレスの誘導
    • 血管平滑筋細胞の異常増殖
  5. メタボリック症候群と糖尿病
  • BMI、腹囲、血圧、血糖値の影響
  • 終末糖化産物(AGEs)の蓄積による血管硬化
  • インスリン抵抗性の増加

 

 これらの要因が複合的に作用し、動脈の硬化を進行させます。特に慢性腎疾患や糖尿病を持つ人は、動脈スティフネスの進行が早く、心血管疾患のリスクが高まることが報告されています。

 血管の健康を保つためには、適度な運動、食生活の改善、血圧管理が重要です

 自律神経機能の低下と動脈スティフネス

 自律神経機能の低下は動脈スティフネス(動脈の硬さ)の原因の一つと考えられています。

 特に交感神経と副交感神経のバランスの乱れが血管の調節機能に影響を与え、動脈の硬化を促進する可能性があります。

 自律神経機能低下と動脈スティフネスの関係

  • 交感神経の過剰活性化
    • 血管収縮が持続し、血圧が上昇
    • 血管平滑筋の緊張が増し、動脈の柔軟性が低下
  • 副交感神経の機能低下
    • 血管拡張が不十分になり、血流調整が困難に
    • 酸化ストレスの増加により血管内皮機能が悪化
  • 慢性的なストレスや睡眠不足
  • 自律神経のバランスが崩れ、血管の弾力性が低下
  • 動脈スティフネスの進行を加速

 

 研究によると、適度な運動やリラクゼーション(深呼吸、瞑想など)が自律神経の調整に役立ち、動脈スティフネスの改善につながる可能性があるとされています。生活習慣の見直しが血管の健康維持に重要です。

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