西武池袋線練馬駅から徒歩7分、桜台駅から徒歩4分
公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2025年6月7日 更新
心臓の健康を守るために、早めのチェックを!
最近、階段を上ると息切れがする、歩くだけで疲れやすい、家事をしていると動悸を感じるといった症状はありませんか?
もし思い当たることがあれば、単なる運動不足や年齢による体力低下ではなく、心不全(弁膜症)の可能性も考えられます。
当院の施術と検査
当院では、心電図を用いた心拍変動や呼吸性洞性不整脈の測定を行い、心臓の自律神経機能を詳しくチェックします。
さらに、深呼吸の指導や体力測定を行い、患者さまの状態に合わせた運動指導も可能です。
自律神経を整える施術
心臓の健康には、自律神経のバランスが重要です。
当院では、鍼灸・手技・運動を組み合わせることで、自律神経の働きを高め、症状の改善を目指します。
運動が苦手な方には、鍼灸と手技のみの施術も可能ですので、ご安心ください。
医師の指導のもと、専門的な運動指導も実施
院長は健康運動指導士の資格を持ち、医師の指導のもと、循環器学会の定めるステージA・Bの心不全患者に対する運動指導を行っています。
さらに、心臓リハビリテーション指導士の資格取得に向けて研鑽中です。
早めの対策で健康を守りましょう!
心臓の健康は、日々の生活に大きく影響します。
「最近、息切れが気になる」「動くとすぐ疲れる」と感じたら、ぜひ当院でチェックを受けてみてください。
心電図を測定しながら全身の状態を確認し、最適な施術をご提案いたします。
また、ご協力いただける方には、個人情報を守りながら学会での研究発表にご協力いただくことも可能です。
健康を守るために、ぜひ一度ご相談ください!
全日本鍼灸学会において原著論文
鍼灸師の新たな評価基準の試み
ー運動器疾患をともなう重度心不全の1症例ー
上記、私の論文については、全国の国公立・私立大学医学部循環器内科教授にご指摘を頂きたく、送付いたしました。東京大学、島根大学他、大変貴重なご意見を頂きました。
心疾患と自律神経の関係
心疾患は日本国内で深刻な健康問題となっており、2023年の調査では、心疾患で治療を受けている患者数は約358万人と報告されています。特に80歳以上の方では、がんよりも心疾患による死亡者数が多いことが分かっており、今後さらに増加すると予測されています。
心不全の特徴とリスク
心不全は、心臓の機能が低下することで息切れやむくみが生じ、徐々に悪化していく病気です。
現在、日本には約120万人の心不全患者がいるとされ、重症度が高いNYHAⅢ以上の患者の1年以上の生存率は16.3%、1年以内の再発率は35%と報告されています。
自律神経と心疾患の関係
心疾患の予後には自律神経の働きが大きく関係しています。
例えば、血圧が安定しない患者は予後が悪いとされ、家庭内での血圧管理が重要です。
また、夜間にHR(心拍数)が下がらない場合、コホート研究では予後が悪いことが示されています。
睡眠時無呼吸症候群(OSA)と心疾患
睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、上気道が閉塞することで無呼吸状態が繰り返される疾患です。
OSAが続くと、交感神経が過剰に働き、腎機能低下や血圧上昇、体液貯留などが起こるため、心疾患のリスクが高まります。
治療としては、CPAP(持続陽圧呼吸療法)による交感神経の抑制が有効ですが、アドヒアランス(治療の継続)が難しい場合はマウスピースによる代替治療も選択肢となります。
自律神経検査の限界と長期的な評価
自律神経の状態を測定することは重要ですが、単独の検査では障害部位を特定できず、治療の数値目標にはならないとされています。
そのため、長期的な時系列での観察評価が必要であり、持続的な測定による変化率の観察が重要になります。
早めの対策で健康を守る
心疾患は生活習慣の改善や適切な治療によって予防・管理が可能です。
特に、運動直後の交感神経の亢進が長く続き、HRの回復が遅い場合は、バランスが崩れている可能性があるため、注意が必要です。
心疾患のリスクを減らし、健康を維持するために、定期的な検査と生活習慣の見直しをおすすめします。
気になる症状がある方は、ぜひ専門医や施術院でのチェックを受けてみてください。