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公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
自律神経の不安定性は心不全を来す場合があります。
また、心不全患者の心臓自律神経は機能低下していることがわかっている
そこで、階段昇降、歩行動作、家事などで、今までに無く「息切れ」するようであれば、運動不足や年齢による基礎体力低下ではなく、心不全(弁膜症)の可能性があります。(岸部一徳さんのACもマーシャル)
当院では、心電図による心拍変動、呼吸性洞性不整脈の測定から心臓自律神経を計測し、深呼吸の方法を学び、現状の体力を測定評価した上で運動指導も可能です。
自律神経失調による様々な症状に対して、鍼灸、手技、運動の相乗効果により、症状の改善を行っています。
運動嫌いな人が運動を選択したくないと希望があれば、鍼灸と手技の組合せになります。
鍼灸
手技
運動
いずれも、自律神経の機能が亢進することが解っていますので、心電図を測定しながら全身症状を確認して、症状改善を行います。ご協力いただける方は、個人情報が出ないことを条件に、結果を学会で発表させて頂いております。
院長は、健康運動指導士資格を活かして、医師の指導下で循環器学会の定めるステージAもしくはBの心不全患者の運動も指導しています。ワンランクアップのために心臓リハビリテーション指導士の資格取得の研鑽中。
全日本鍼灸学会において原著論文
鍼灸師の新たな評価基準の試み
ー運動器疾患をともなう重度心不全の1症例ー
上記、私の論文について、国公立・私立大学医学部循環器内科教授からご意見を頂きました。
2020年の心疾患死亡者数;205,518名(全体の15.0%;第2位)
・80歳以上の死因は、ガン死亡者数よりも多く、今後ガンよりも
心不全患者は増加の一途をたどることが推定されている。
・心不全患者は現在約120万人;NYHAⅢ以上は1年以上生存率16.3%、1年で再発35%。
・心不全は心臓が悪いために息切れ・むくみが起こり、だんだんと悪くなり命を縮める病気
・頸動脈圧、圧受容器反射と脳機能との相関から家庭内血圧の安定性が重要 120> 80>
・HR、血圧を観察する。血圧が安定しない患者は予後が悪い
・上気道閉塞 ⇒ 閉塞型イベント 無呼吸5回/毎時 OSA
・閉塞性無呼吸SAS;AHI ≧ 無呼吸5回/毎時 + ねむけ
・夜中に一過性発症の特徴、SpO2低下
・上気道閉塞で胸郭の陰圧;右房・左室の拡張(拡張型心肥大)
・伸展抑制は交感神経亢進
・OSAにより交感神経↑
(腎機能低下(レニン↑、Na再吸収↑)、HR↑血圧↑、体液貯留)
・Cpapによる交感神経活性低下
・アドヒアランス低下の場合、代替治療はマウスピース
・単独の検査項目で自律神経全てを観ていない。
・単独の検査項目で障害部位を明らかにできない。
・治療の際の数値目標になることはない。
・したがって、自律神経検査によって「治療選択・予後予測因子・効果判定」にはならない
・測定はサーカディアンリズムを考慮して、一定の時間でおこなう。
(カテコルアミンのばらつき、HRは定量的でなく定性的評価)
・自律神経の再現性の出来ないことこそが病態を現しているインジケータである
・アジャストできない人は長期の時系列で観察評価すべき
・持続的測定による変化率を観察することが必要
・運動直後の交感神経亢進、徐々に低下するが、HRのリカバリーが改善されない場合はバランスが破綻している;生命予後が悪い
・夜、HRが下がらない場合はコホート研究で予後が悪い