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公式サイト
山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
喘息は自律神経失調症の一つです。
喘息と医療機関で診断・治療をうけても期待通りの結果が得られず、当院で自律神経機能を改善させる治療で効果が得られた改善症例をご紹介いたします。
当院の喘息治療の鍼刺激は、筑波技術短期大学(現筑波技術大学)元学長・名誉教授の西條一止先生が研究開発したメカニズム治療を採用しています。さらに、運動指導を行います。
喘息は気管が期間が狭くなる
自律神経系疾患だから
鍼治療に有効性があります
・”夜明けの発作”は気管が狭くなるため
・起座位、運動は気道拡張で楽になる
・起座位での深呼吸は、自律神経機能全体が高まる
当院は個別性を考慮するため、心電図と呼吸曲線による自律神経機能を観察しながら鍼治療をします。
また、深呼吸による呼吸運動・訓練をすることで、日常の呼吸運動を鍼治療の一環として指導します。
喘息は自律神経機能障害のひとつです
近年の一般的情報番組でも
炎症のひとつとして処方箋に変化があるようです
喘息児の症状改善に関する最新情報
昼間の緊張状態、夜中における喘息発作で小児科に通院服薬中の14歳男子(中学生)。
西條一止元筑波技術短期大学学長、同名誉教授の開発した現代医学的「メカニズム鍼治療M5」の継続で4週目から喘息症状良好を維持している。季節の変わり目で発症するも以前よりも症状は軽減。
1週間に1回の鍼治療の継続。夏休みなどで母親の故郷に旅行するなど、2週間、3週間空いた時もあったが、18回終了(2022年11月5日現在)。医科の服薬併用にて、喘息発作が消失し、症状良好を維持している。
以下のグラフは呼吸と循環、呼吸曲線(緑)と心電図(青)から自律神経を計測しながらの鍼治療です。
深呼吸の訓練も断続的におこなう。
初回鍼治療前の心身連関テスト
4か月後、鍼治療18回後の心身連関テスト
赤枠の深呼吸で呼吸曲線(緑)、瞬時心拍数(青)が連動して、呼気時に呼吸曲線は下方・瞬時心拍数も下方
吸気時に呼吸曲線は上方・瞬時心拍数は下方
正常な呼吸性洞性不整脈に改善しつつある。
自律神経機能の改善を意味している。
少々、力みのある深呼吸である。
深呼吸するごとに、呼気時最小瞬時心拍数(青)が徐々に上昇していることがわかる。
喘息は自律神経疾患の一つで、気管支が狭くなるために呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーといった音が聞こえる呼吸や呼吸困難が生じる病気です。
深呼吸で呼吸は大きく吐けていますが、瞬時心拍数が対応して減少していません。
呼吸性洞性不整脈が正常ではありません。
深呼吸の呼吸曲線(緑)が徐々に大きくなり、それと共に瞬時心拍数(青)が呼応しています。
呼吸性洞性不整脈が徐々に改善してきている現象が観察できます。
喘息発作は、気道の周囲にある平滑筋がけいれんして気道が狭くなることで発症します。炎症によって中央の層が腫れて粘液が分泌されます。気道の一部で粘液がかたまり、気道が狭くなり、完全に ふさがれる場合もあります。
気管は平滑筋で構成され不随筋であり、自律神経支配を受けています。鍼治療が喘息に効果がある根拠は自律神経機能を調整できるからです。
しかし、急性症状の場合は、早急に苦痛を緩和するために薬物治療が優先されます。回復期・慢性期の喘息症状の改善には長期薬物の使用よりも副作用のない物理刺激は心身に対する負荷は少ないと思われます。
最近では、喘息を炎症と捉え、薬の開発も進んでいるようです。喘息症状の原因は複雑な要因が関係しているので、これさえすれば良い!という訳には行きません。
しかし、運動、手技、鍼灸、温泉などで自律神経機能を高めて喘息症状の改善に期待は持てます。
とくに、喘息は身体活動・運動を制限させるので基礎体力は圧倒的に低下します。そこで、気管支の自律神経活動も低下することは一般的によく知られていることです。ホコリのない気管支を潤わせるプールでの水中歩行は、体力と症状に合わせて定期的に行うことは大変有効的だと言われています。問題は、その人の症状に適切な刺激を定期的に加えて抵抗力・免疫力・体力をつけることです。
1. 運動の強さ(スピード)
2. 運動の量(時間、距離)
3. 運動の頻度(週何回おこなうか)
4. 運動の種類(水中歩行、水泳、自転車、散歩、速歩など)
何をすれば気分が良いか!
何をすると鍛えられている充実感を感じるか!
自分はどんな刺激が自律神経機能を高めるのに適した刺激かを試行錯誤することは需要です。可能なら、化学的化合物の薬物よりも各種物理刺激が心身にやさしい刺激となります。
原因
1.遺伝的要素
アトピー性の素因の遺伝的要素
2.アレルギー
ダニやハウスダストなどのアレルギーを発症させる物質の吸引によるアレルギー反応
3.気道の刺激物
アレルギー反応を起こす物質でなくても、気道・気管支に過剰な自律神経反応を起こす刺激ガス、粉塵の吸入
4.薬
治療薬が原因となる場合もある
症状
気管支喘息の症状は、呼吸困難を伴う咳が特徴です。
特に、就寝後に咳や息苦しさで目が覚める、または朝方に咳が出て目が覚めることが多いことが気管支喘息の特徴です。その他、運動したホコリの多い柔道、乾燥時の体育館や屋外競技も咳が誘発されることがあるので、水泳による湿度の多い環境での運動が推奨されます。
喘息の程度が強くなると、安静時でも咳が出たり、呼吸をするとゼーゼーと雑音を発する呼吸となる場合もあります。
検査
1.肺機能検査
2.呼気ガス検査
3.血液検査
4.喀痰検査
5.画像検査
6.MBCT(当院独自の自律神経検査;学会発表多数)
治療
1.長期管理薬(コントローラー)
2.発作治療薬(リリーバー)
予防
チリ、ダニ、動物のフン、カビなどの発作を引きおこす原因物質を生活環境から排除する対策が有効です。具体的には部屋の掃除、枕や布団など寝具の洗濯、布張りの家具、カーペット、カーテンやぬいぐるみを清潔に保ち、ペットの飼育は避けることが重要です。
鍼治療・手技・運動による自律神経機能の向上か
副交感神経機能の向上は気道、気管支の閉塞を誘発します。このことが夜中(副交感機能の亢進タイミング)や起床時(副交感神経と交感神経の切り替えのタイミング)に発作が生じるのです。
自律神経機能の調節機能の亢進が喘息症状の改善につながりますが、手法の選択として、薬物か運動か鍼灸か手技か、これらの複合型が考えられます。
当院では検査法として、MBCTにより臥位と座位の姿勢変換と深呼吸の状態で心臓自律神経機能を計測し、それぞれの施術を心電計の計測をしながら刺激に対する反応を観察し、個人差を把握しながら適切な刺激を探しながら継続施術を行います。