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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
定期的なトレーニングを実施している高齢者と全く運動習慣の無い高齢者の運動効果に関する論文が発表された。Front. Physiol., 30 August 2019 | https://doi.org/10.3389/fphys.2019.01084
タンパク質摂取と運動はタンパク質合成が積極的に行われることにより、加齢に伴う筋の損失を支えると考えられている。しかし、長年にわたって運動習慣のある高齢者と運動習慣の無い高齢者では運動効果に差があるか明確にされていなかった。
そこでマスターアスリート(MA; 継続的トレーニング実施群)7名とオールドコントロール(OC; 運動習慣の無い群)8名を対象にトレーニングによるタンパク質合成について比較検討した。
加齢に伴う筋量減少(サルコペニア)の発症と進行は不活動と肥満による老化の必然的な生理現象であるが、高齢者であっても定期的なトレーニングにより同様の高齢者と比較して優れた生理学的機構と筋肉形態が示されている。一般に、身体活動は年齢上昇と共に低下し、不活動と肥満は筋肉合成の減速と筋肉減少症の発症を加速させる可能性が報告されている。
本研究では、週に4~5回(合計8時間)の持久運動を実施した。その結果、運動経験に関わらず、高齢者での全身持久力と筋肉合成による運動効果には差が無いことが明らかになった。