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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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待合室の蜜を避けるため
03-3991-7943

 

 

 

 

 

 

 

                       学会報告

  各学会での情報、最近の動向をご報告いたします。

どうぞご参考になさってください。

全日本鍼灸学会
(2021 福岡大会)

高血圧治療に併用した鍼治療に関する一症例

心身連関テストによる自律神経評価を用いて 

【目的】高血圧の服薬治療を継続している患者に対して、鍼治療併用が降圧効果に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした一症例である。【症例】53歳男性。身長165.1cm、体重79.3kg。喫煙なし。通常勤務は座位姿勢による事務作業および対面サービス業である。【現病歴】安静時座位における血圧は150/90mmgHg以上、心拍数は80bpm以上に上昇することが散見される。初検時の1日服薬状況は、Ca拮抗薬; アムロジピン5mmg×2錠、ARB; イルベサルタン 100mmg×2錠、β遮断薬 ビソプロロール 2.5mmgであり、服薬は15年間継続している。【結果】高血圧に対する服薬治療にメカニズム鍼治療M6の併用を24週継続した結果、MBCTによる心臓自律神経の機能亢進が認められ、β遮断薬ビソプロロールは16週目から服薬を終了しても心拍数の増加、血圧の増加は認められず、症状は34週目においても良好を維持している。

日本体力医学大会
(2021 三重大会)

【背景】「健康日本21(二次)」において、健康維持増進には運動、休養、栄養、飲酒、喫煙、薬物の管理について数値を上げて提唱している一方、未病を防ぐ伝統医療と言われる鍼灸は未だに科学性について確立されていない。【目的】心療内科にて自律神経失調症と診断された薬物治療を継続している一例に関して、運動および鍼治療を組み合わせた効果を得ることである。【方法】評価法は心拍変動および呼吸性洞性不整脈を用いて開発した心身連関テスト(MBCT; Mind-Body Connection Test)および血圧である。【結果】初回の鍼治療直前における安静臥位血圧126/85、心拍 83bpmが、21回目の鍼治療直後に113/79、心拍53bpmとなった。服薬終了した後も症状は良好である。【考察】自律神経失調症に対する薬物治療と併用した運動および鍼治療により症状の改善を得た。【結論】自律神経失調症の病態に応じて、薬物だけでなく運動および伝統医療である鍼治療の継続は症状の改善に期待できることが示唆された。

日本体力医学大会
(2020 鹿児島大会)

呼気同期皮膚振動刺激による副交感神経賦活化の刺激部位による差異 P-1-013

渡辺一志1), 山下和彦1), 山下久仁子1), 高田洋吾1), 辻岡哲夫1), 関 和俊2), 大島秀武2), 中井久純3), 本宮暢子1)

1) 大阪市立大学, 2) 流通科学大学, 3) 神戸国際大学

 

呼気の問題:女性アーチェリーアスリートの心身のつながり P-2-001

山下和彦1), 山下久仁子2), 五百蔵正雄1), 本宮暢子2), 渡辺一志1)

1) 大阪市立大学 都市健康・スポーツ研究センター

2) 大阪市立大学 生活科学研究科

日本体力医学大会
(2019 茨城大会)

競技選手の心拍変動および深呼吸を用いたコンヂディショニング評価の試み P-3-127

山下和彦1), 岡田 明2), 山下久仁子2), 渡辺一志1)

1) 大阪市立大学 都市健康・スポーツ健康センター

2) 大阪市立大学 生活科学研究科) 

 

Condityoninng evalutions using cardiac autonomic    function 

Kazuhiko Yamashita

(Research Center for Urban Health and Sports,       Osaka City Univercity)

The Japanese Society of Fitness and Sports Medicine           p380, 8(6) 2019

日本体力医学大会
(2018,9/7~9)

 福井県 福井市で開催される日本体力医学大会で発表します。

 

「鍼刺激における異なる姿勢が自律神経機能に及ぼす影響」

 

と題して発表し、詳細に関しては論文投稿中です。日常の施術は、科学的根拠を以って、再現性ある施術でなければ医・科学を担う者として医師と対等に意見交換はできないと考えます。日々の臨床研究、実験研究が柔道整復師、鍼灸師の向上につながり、患者様の医療サービス向上と考えています。

 

幕末の志士「橋本佐内」が15歳で著した「啓発録」の石碑

橋本佐内先生の墓碑

日本心臓リハビリテーション学会
in 横浜 (2018,7,14~15)

心不全は、残念ながら治らない病気です。
使い過ぎによる機能低下で様々な原因で心臓が止まる病気です。

日本で年間に亡くなる約120万人のうち心不全が爆発的急増。

 

 

 

全日本鍼灸学会
in 大阪(大阪市)

(2018,6/2~3)

今後の医療体系において、鍼灸は国民に何が出来るか!

 

  1. 超高齢化社会における高齢者医療の課題

   2. 在宅鍼灸

     3. 今後の鍼灸師養成教育

  私からの質問:日本の医療が病院病床の削減と地域包括医療に変革                         して いく中、鍼灸師がチーム医療として今後位置づけ                           られるか?

       回答:現状、なかなかチーム医療の中には組込まれていない。

          今後は教育の中にも入れていかなければならない。

     4. スポーツ鍼灸の再構築(東京2020に向けて)

   私からの質問:スポーツ鍼灸認定制度が各業団体から発行しているが、          どちらが優れているのか?何に適した認定制度か?                 回答:いずれは、統一認定制度にすべきであると考える  

 

日本循環器学会
in 大阪(大阪市)

(2018,3/23~25)

今後、爆発的に心臓病での死者が増加することです。

心臓病パンデミック

 日本人の死因は1位悪性新生物(ガン)、2位心臓病、3位肺炎、4位脳血管障害ですが、75歳以上の死因ではダントツで心臓病がトップです。

 今後日本人の死者は2020年で1200万人、2030年で1300万人と予想されています。ガンは原因が明確で、発見が早いほど確実に治る病気となっていきますが、心臓病は治りません。心臓病は確実に死に向かう病気であり、高齢者になるほどに死因はがんより心臓病が圧倒的に増加します。

 心臓病は合併症が多く、原因が複雑であることが治らない原因です。第一に糖尿病です。現在糖尿病患者は4300万人と言われます。この糖尿病患者の多くは高血圧です。高血圧の最大の原因は肥満であり、肥満は暴飲暴食、睡眠不足、運動不足など生活習慣が原因となります。規則正しい生活が出来ない状態が続いたときに肥満傾向から高脂血症、動脈硬化、高血圧などが発症し、糖尿病などの肝臓疾患、腎臓疾患から心臓病に移行することが解っています。もちろん、野村沙知代さん、大杉 漣さんの様な急性心不全での突然死もあります。

 いずれにせよ、これだけ大量の心臓病患者を日本の病院は受け入れられません。そこで「地域包括ケア」が叫ばれています。多職種の人材(歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法師、栄養士、心理カウンセラー、ケア・プランナー、ケアマネージャー、装具機械会社、ヘルパーなど)が患者と患者家族に寄り添い、終末期まで関係を保つ医療に変化せざるを得ない日本の財政問題があります。

 大きな問題は、「出会いで運命が変わる」という問題です。まだ、地域包括ケアの在り方自体に問題があり、手法に関してはバラツキがあります。本来病院での専門的治療があれば助かる命も地域医療により助からない倍が生じます。国民は賢くならないと生きていけないのが現状です。

 これは、医療関係者の未熟な知識と未熟な経験によるもので、違法行為でないことが悲劇です。国民は「医療関係者の言わぬが花、患者・患者家族の知らぬが仏」による悲劇の死が増加する可能性を含んでいることをよくよく知っておくことです。

 予防策は、何でも医療関係者に質問することです。納得の行く回答が返ってこない場合は医師をふくめて医療関係者を変えるべきです。このことは数少ない医療系学会で学んだことで、一般国民にお訴えをしたい最大の内容です。 

日本体力医学会
in 愛媛(松山)

(2017,9/16~18)

今回の学会で注目していたシンポジウムは高齢者の運動でした。

 高齢者になると若い時と比べて食事量、運動量は減少していくものですが、筋量がどうしても減少してきます。しかも、男性と比較して女性は筋量が少なく、しかも閉経後に骨量も減少していくことが分かっています。

 筋量の減少に関する内容をみると、速筋の減少が遅筋の減少と比較して著明であることが解ってきました。すなわち、高齢者の運動は速筋を鍛えた方が良いことになります。

怪我の無いような速筋の鍛え方が高齢者の重要なポイントの一つです。

日本心臓リハビリテーション学会3
in 岐阜

(2017,7/15~16)

 第23回日本心臓リハビリテーション学会が2016年7月15~16日の2日間岐阜県長良川国際会議場、岐阜都ホテルを中心に4施設で行われた。

 心疾患に関しては安静第一という考え方から運動負荷を適切に加えることで心臓機能の回復が期待できることが一般的となっている。しかし、疾患別、疾患程度別、年齢、性差による適切な運動負荷については明確になっていません。

 ここに示すTAVI(タビ)は開胸手術ができない高齢者に対する術式として2002年にフランスで開発され、日本では2013年から保険適応になった術式です。 大動脈弁狭窄症に対して弁の置換を大腿動脈もしくは心臓からカテーテルで弁を置換させる手法です。約600万円の手術で、1万人に近づいています。

 

 

  左心不全の代表例は大動脈弁が動脈硬化で開きにくくなり、左室の筋が力強く血液を送り出さなければならない大動脈弁狭窄症の状態です。

 左心不全の特徴は心臓から送られる血液(体重の1/13)の停滞から肺に水が溜まる(肺水腫)ことが特徴です。

 この場合、一般的には利尿剤を用います。塩分を取ると水を飲みなくなりますが、塩分を取り去ることは水を抜くこととイコールなので、利尿剤は塩分を取り去ることと一緒です。しかし、塩分を抜き過ぎると脱水状態になり低Na血症となります。

 

 低ナトリウム血症(低Na血症)とは、血清ナトリウム濃度が135mEq/L未満の状態と定義されています。このような血液検査結果に対して早急に対応すべきことは、症状の有無および体重の増減をはじめとする身体所見の異常を探すことです。

 早めの水分調節とNa補正が必要となってきます。低Na血症の症状は、その発症速度とNa低下の程度にもよりますが、一般的には血清Na濃度が120-130mEq/Lで軽度の疲労感がみられ、120mEq/L以下では頭痛や嘔吐、食欲不振、精神症状が加わり、110mEq/Lまで低下すると昏睡や痙攣等が起きてきます。(日本心臓財団)

 

 

 

 高齢者のうっ血性心不全の対応で肺水腫に対する肺穿刺(肺に直接針を差して刺して水を抜く)場合、水が再度溜まる再貯留が恐ろしい。                         (東大附属病院検査部)

 

 

日本心臓リハビリテーション学会2
in 岐阜

(2017,7/15~16)

 2016年7月15~16日の2日間、第23回日本心臓リハビリテーション学会が岐阜県長良川国際会議場、岐阜都ホテルを中心に4施設で行われ、医師理学療法士、看護師などが全国から集結しました。日本人の死因第2位の心臓病は高齢化と共に増加傾向を示しています。

 

  上左図は、死亡に至る経過について「悪性新生物(ガン)、臓器不全、フレイル」によって死に至る経過を示したものです。

   ガンは発見された時には手遅れの状態となる場合もある恐ろしい病気で急速に症状が悪化して死に至る病気です。

 臓器不全は心不全の経過を示す上右図のように救急搬送など処置により改善しますが悪化と処置による改善をしながら徐々に悪化をたどり死に至ります。この際、徐々に筋力低下、歩行などの機能低下、食事もとれなくなり低栄養となって、認知機能の低下、やる気や生きる希望も減少し、社会的関わりも減少するというとフレイルに至ります。

 ここで重要な問題は「フレイル」という概念(考え方)です。

   フレイルはFriedが提唱した考え方が一般的のようですが、Friedの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイル(フレイルの前ぶれ)と判断します。

  1. 体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少

  2. 疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる

  3. 歩行速度の低下

  4. 握力の低下

  5. 身体活動量の低下

 フレイルは、体重減少や筋力低下などの身体的側面と気力の低下などの精神的な側面や社会的側面も含まれます。 次に、フレイル状態に至るとどのようなことが起きるか説明します。 

日本心臓リハビリテーション学会1
in 岐阜

(2017,7/15~16)

 2016年7月15~16日の2日間、第23回日本心臓リハビリテーション学会が岐阜県長良川国際会議場、岐阜都ホテルを中心に4施設で行われ、医師理学療法士、看護師などが全国から集結しました。日本人の死因第2位の心臓病は高齢化と共に増加傾向を示しています。

 

  心臓病は長年にわたって心身にストレスが加わると、血管内圧が上昇し高血圧が続きます。高血圧の大きな理由は動脈が固くなり柔軟性が無くなり動脈硬化となります。中高年から高齢者になるとエネルギー代謝が落ちて脂肪の蓄積しやすい身体にもなり、高脂血症、糖尿病といった代謝病にもなりやすくなります。動脈硬化は血管だけでなく、心臓の筋そのものが固くなり、弁が石灰化し、心筋の収縮不全となります。

 ちょっとした動作、歩行で息切れ、息苦しいさ、熟睡できない、じっとしているのに脈が上昇して苦しくなる、などの症状がでたら危険信号ですが、気を失うような症状にもなってしまって救急車で病院に搬送となると2年死亡率50%です。早めに近隣の医師に聴診器、心電図、心エコーでわかりますから、早期発見が重要です。

 2013年から大動脈弁狭窄症(心臓からドクッと血液が送られる際の弁が固くなって血液が全身に送れなくなる病気)で、胸部の開胸ができない高齢者の場合、大腿部からカテーテルを用いて人工弁を置換する手術が保険適応となりました。自費で約600万円です。高齢者で高額医療減額の手続きでは数万円で済む方もいます。

 今回、慶応大学医学部循環器内科の報告では大動脈弁狭窄症へのカテーテルによる人工弁置換術(TAVI)が日本で120施設。フランスでは2002年から始まり約30万人が実施しています。手術が原因となる何らかの事故、合併症、失敗などと言えるのは術後30日と言われていますので、術後30日間生きていることが医師にとって重要な指標・評価になります。この30日間死亡率が日本では2%以下という数値になっています。

 

 リハビリテーションが心不全患者に貢献できるか? 

 

全日本鍼灸学会総会 in 東京大学
(2017,6/10~12)

 2017年6月10~12日の2日間、第66回全日本鍼灸学会学術大会 東京大会が東京大学で行われました。東洋医学の学術大会としては最大規模の学会です。

 『大会会頭の小川卓良氏は「緊急性のある病に強い”死を見つめる”西洋医学」、「健康維持・増進に有効な”生を見つめる”東洋医学」という役割を果たすため、古典の科学的検証を進め、東洋医学にも新たなパラダイムを築く執ようがあると結論した。(業界新聞より)』

 私は口頭発表で「大動脈弁狭窄症による重度心不全に対する鍼治療の症例報告」をいたしました。内科疾患に関する症例報告は今回は非常に少ない印象でした。

 報告後の質問は

質問1 そもそも、今回のような重度の症状に鍼治療は適切であったか?

回答   患者と患者家族の希望であり、他に手法がない状況で少しでも症              状を軽くしたいという希望を受けて施術しました。

質問2 実際に患者は軽くなったと感じていましたか?

回答   VASでは評価していません。

質問3 今回の主なる鍼治療の目的をあらためてお聞かせください。

回答   肺水腫によるガス交換が出来ないための心拍上昇であり、深呼吸における呼吸性洞性不整脈が生じることなく、臥位心拍上昇が心臓交感神経 機能亢進ならびに心臓副交感神経機能抑制が著名なため、皮膚・皮下組織刺激による心臓副交感神経機能亢進による心拍の減少を目的としました。また、患者希望で全身をゆっくりと摩ることによる皮膚刺激、さらには笛を吹かせることでの副交感神経機能亢進も試みました。

日本循環器学会 in 金沢
(2017,3/17~19)

 2016年3月17~19日の3日間、第81回日本循環器学会学術大会が金沢駅周辺ホテルなど8施設で行われ、医師が全国から約15,000人が集まり、日本人の死因第2位の心臓病についての会議が行われました。

 

  ガンは治る病気と考えられるようになってきましたが、心臓病(心不全)は急性期で病院に救急搬送されて一時は回復しますが、完全に回復することは無く慢性化して、再発・回復を繰り返しながら体力が低下し、安定していた状態といっても突然死を迎える可能性がある病気であると循環器内科の医師の間では共通理解されています。(今後の研究成果を期待しています。

 日本心臓財団は「重度の心不全(Ⅳ度)では、2年以内に50%が亡くなるといわれ、Ⅲ度でも一度Ⅳ度を経験した患者の5年生存率は約50%と言われています。ですから、軽度のⅠ,Ⅱ度の段階にとどめて、重度化しないように早期から治療する必要があります。」と報告しています。

 

 私の母親は6年間で要支援1から要介護4まで徐々に様態が悪化し、心不全により自宅で看取りました。人は必ず死を迎えるとわかっていても、徐々に衰弱していく親を看病し、看取ることとなった現実は非常に厳しいと心の底から痛感しています。

 これからの国の医療政策は、病院での治療から在宅医療に舵を切りました。現在19万床ある入院ベッド数を3万床に減らす予定にしています。国の保険制度がもたないということです。国の社会保障における財政負担が年々大きくなっているということです。NHKクローズアップ現代は、「大橋巨泉さんの在宅医療」について問題提起していました。弓野ハートクリニック院長の弓野 大 医師は全国における在宅医療のフロンティアとして日本循環器学会でも注目され「患者様と家族に如何に寄り添うか」という内容の講演がありました。

 在宅医療は確立された分野ではありません。したがって医師、看護師、理学療法士、介護福祉士、ヘルパー等、様々な分野の医療スタッフの『知識・技術・コミュニケーション能力(言葉の選択・話し方)』のバラツキがあること自体、非常に大きいな問題となっています。在宅医療に関する教育内容が確立されていないのが現状です。人類がかつて経験していないほどの少子高齢化に対する対策が打てないのです。

 厚生労働省のお役人様がシンポジウムで話した内容は大きな問題提起を学会に投げかけました。「ここで発表された医師の皆様は500~600床ほどの大病院の先生方が殆どですが、その先生方が教育される若手の医師の皆さんは最先端の医療技術を海外でも学び大病院で経験を積まれても、これからの日本医療は在宅を中心に展開されますので、優秀な先生方が在宅医療では何もできませんでは困るのです。これからの日本の医療の中心は在宅医療であることを踏まえて将来ある若手医師のご指導を願います。」というものでした。

 

 患者の皆様には、不安な気持ちも含めて、医療を受ける際は言いたいことは何でもお話し下さい。循環器学会では「如何に患者に寄り添う医療を実践していくかが今後の大きな問題点である」として取り上げられておりました。しかし、現状は「真心の医療」ではなく「作業としての医療」にならざるを得ないほど、医師・看護師などの医療スタッフがますます不足していく日本国の状況があります。

 

 この問題については、多職種の医療分野の情報をこれからもお伝えしていきます。

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