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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
2025年6月5日 更新
柔道整復師・鍼灸師の歴史と現状
日本の医療制度の変遷の中で、柔道整復師や鍼灸師は何度も大きな変革を経験してきました。その歴史を振り返ることで、現在の立ち位置と役割がより明確になります。
1. 明治維新による変革
明治政府は、西洋医学を積極的に導入し、日本の医療を欧米基準へと変革しました。その際、東洋医学や伝統医学は一時的に排除されました。しかし、江戸時代から接骨医や鍼灸医として人々の健康を支えてきた施術者たちの生活を守るため、営業権を認める形で存続が許されました。
2. 第二次世界大戦後の廃止と復活
戦後、日本に進駐したダグラス・マッカーサー率いる占領軍は、鍼や灸の施術を「医学ではない」と判断し、昭和20年に一度廃止しました。しかし、その後業界団体の働きかけにより、養成施設で統一された教育を受け、資格試験を導入することで一定水準の技術と知識を確保する制度が成立しました。そして、柔道整復師と鍼灸師はそれぞれ独立した国家資格として復活し、現在に至ります。
柔道整復師・鍼灸師の現在の立ち位置
柔道整復師・鍼灸師は 「医療類似行為者」 とされ、独立開業が主な業務形態となっています。医師法では 「医療行為は医師のみが行うもの」 と定められているため、柔道整復師や鍼灸師は病院のチーム医療には含まれず、個別に施術を提供する形を取っています。
医師と柔道整復師・鍼灸師の違い
この教育制度の違いが、柔道整復師・鍼灸師の立場を「伝統医療」から「科学的根拠に基づく医療」へと発展させることを難しくしている要因の一つです。
科学的根拠を持つ施術の重要性
柔道整復師や鍼灸師は画像診断や血液検査を行うことができず、医学的な診断には関与できません。しかし、当院では MBCT(心臓自律神経検査) を導入し、各学会での発表や論文投稿を通じて、科学的な妥当性の検証を進めています。
また、近年は 地域包括ケア の推進によって、多職種が連携して患者を支える医療体制へと移行しています。しかし、現時点では 柔道整復師・鍼灸師はそのチーム医療のメンバーに含まれていません。これは、徒弟制度による独立開業が主な働き方であるためとされています。
信頼できる施術を選ぶ時代
最近では、株式会社化した整骨院・鍼灸院が増え、「根本療法」「骨盤矯正」「美顔鍼」といった科学的根拠のない施術が増えています。しかし、最終的な選択は 患者様自身が信頼できる施術を見極めること にかかっています。
当院では、長年の経験と研究を基に、科学的根拠に基づいた施術を提供しています。 長く続く痛みでお悩みの方、他の治療で改善しなかった方は、ぜひ一度当院へお越しください。
直接、院長の話を聞き、健康を取り戻す第一歩を踏み出しませんか?