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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦 (博士: 生活科学)

大阪公立大学 都市健康・スポーツ研究センター 客員准教授

体育学学士、教育学修士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士

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       Excise is Medicine.
       
虚血性心疾患と運動

健康運動指導士として運動指導致します。

 

 関西医科大学付属病院 健康科学スポーツセンターでは、木村 穣センター長(循環器内科医)の指導により心疾患の術後から健康運動指導士がベットサイドでの運動を行っています。私も実際に見学して参りました。

 臓器移植についても、術後の運動が全身への血流動態の改善により酸素を供給し、臓器の定着率を高める報告が多数見られます。

 腎臓病は運動負荷による腎臓への負担増から絶対安静運動禁止と言われていましたが、現在では人工透析中に寝ながらのペダル漕ぎで全身に血液を能動的に増加させることで、腎臓の積極的機能改善による報告がされています。

 運動は、あらゆる疾患の治療および予防に用いられています。課題は、各疾患の程度による患者の体力に応じた運動負荷の設定です。

 

 

 心臓病の中には虚血性心疾患と呼ばれる疾患が多数をしめ、その中には狭心症心筋梗塞があります。

 有名人でも野村克也元監督、奥様の野村沙知代さんをはじめ、心疾患で亡くなる方が急増しています。心不全患者は現在約120万人、毎年約20万人の方が心不全でお亡くなりになっています。毎年1万人づつ増加し、2030年には約130万人の方がお亡くなりになる推計が出ております。

 

 狭心症動脈硬化が進んで、心臓の血管の内腔が狭くなり血流が悪くなった状態です。心臓を動かすための血液が不足すると心筋虚血となって動悸や息切れ、胸を圧迫されるような痛みがみられます。痛みは激痛まではいかず、数分以内におさまります。

 動脈硬化によってさらに血管の内腔が狭くなり、血栓(血の塊)ができて詰まると血流が途絶えて心筋の壊死(細胞が壊れる)が起こります。動悸、息切れ、胸の激痛、呼吸困難、不整脈、吐き気、冷汗、顔面蒼白などの症状がみられます。胸の痛みは長く続き、20分から数時間続くこともあります。

 

 狭心症からさらに動脈硬化が進んで心筋梗塞となりますが、狭心症の症状がみられないまま、突然、心臓の血管が血栓で塞がれて心筋梗塞となって死に至る場合もあります。

 虚血性心疾患の運動療法

 狭心症や心筋梗塞を起こす要因となる動脈硬化の治療・予防として、速歩やウォーキング、ジョギング、水泳などの軽い有酸素運動を30分以上、週3~4回程度行うことが推奨されています

 

 昔は心臓病がある場合は運動を行うことで、より心臓の状態が悪化し、心臓を拡大すると考えられていましたが、運動療法は心機能を悪化させることはないことがわかり、心臓病に対しての運動療法として心臓リハビリテーションが積極的に実施されています。狭心症や心筋梗塞では、運動機能や持久力・体力の低下もみられ、生活機能も低下します。生活の質の向上、予後の改善を目標とした運動療法が行なわれます

 

 運動療法による最大の効果は運動耐容能の増加です。呼吸困難や疲労感などの心不全症状や狭心症発作などを軽減し、QOLを改善します。心不全の増悪を予防し、死亡のリスクを減らして予後を改善する効果もあります。心不全症状や発作などが減少することで日常生活での不安や抑うつなどが軽減して精神的な効果が得られることも言われています。

※運動耐容能:                       運動耐容能とは、全身を使う持久的な運動に耐えられる能力のこと

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