鍼刺激による実験

　1972年、中国にアメリカ代表として訪中したキッシンジャー国務長官に同行したタイムズ社の記者が急性盲腸炎の手術を受けた後、疼痛除去についての自ら経験した鍼治療を世界に発信し、鍼刺激が疼痛除去に効果があった趣旨の記事が世界中に広がった。その後、鍼麻酔について、鍼の科学的研究が世界中で始まった。

マウスに鍼刺激を行なって、心拍数の減少することが確認されています。

　私は臨床研究を行なっていく中で、スポーツ動作、パフォーマンス向上に鍼刺激を行なってきました。一方、物理刺激に対する心身の反応については、軽刺激で改善に十分な生体反応が期待できることが近年の世界動向です。

　所属学会と学会発表の内容もご確認ください。