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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)

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      柔道整復師と整形外科医 の違い 

2025年6月9日 更新

   整形外科と柔道整復師・鍼灸師の違いについて、最新の情報を加えて分かりやすくまとめました。

 整形外科と柔道整復師・鍼灸師の違い

 日本の医療制度では、すべての人が同じ料金で治療を受けられる「皆保険制度」が採用されています。しかし、整形外科と柔道整復師・鍼灸師の治療内容には大きな違いがあります。

 整形外科とは?

 整形外科は「外科」に分類され、骨折や筋・腱の断裂などの外傷に対して、手術や薬物療法を用いて治療することを目的としています。主な診療内容は以下の通りです。

  • 画像診断(レントゲン・MRIなど)による骨や関節の異常の確認
  • 外科的処置(手術)による機能回復
  • 薬物療法(痛み止めや抗炎症薬)による症状の緩和

 ただし、画像診断で異常が見つからない場合、ペインクリニックや心療内科の受診が適切なケースもあります。それでも改善が見られない場合、鍼灸治療が選択肢の一つとなります。

 柔道整復師・鍼灸師とは?

 柔道整復師や鍼灸師は「医業類似行為」とされ、主に健康維持や痛みの軽減を目的とした施術を行います。

  • 柔道整復師:捻挫・打撲・骨折などの急性期の外傷に対応
  • 鍼灸師:慢性的な腰痛や膝の痛みなどにアプローチ

 近年の研究では、鍼灸や運動療法が慢性痛の改善に有効であることが報告されています。

 ただし、柔道整復師や鍼灸師の教育制度にはバラつきがあり、科学的根拠に基づいた体系的な施術を学ぶ機会は限られています。そのため、施術の内容は施設によって異なることが多いのが現状です。

 整形外科には「整形内科」がない

 近年、内科と外科が分かれて専門的な治療を行う傾向が強まっています。例えば、

  • 心臓外科 vs 循環器内科
  • 消化器外科 vs 消化器内科
  • 呼吸器外科 vs 呼吸器内科

 しかし、整形外科には「整形内科」が存在しません。そのため、画像診断で異常がない場合、整形外科医は保存療法や物理療法の選択されます。

 運動療法の重要性

 そこで重要なのが「運動療法」です。近年の研究では、運動療法が慢性痛の改善に有効であることが報告されています。当院では、痛みの原因を考えながら、運動療法を積極的に取り入れ、患者様一人ひとりに適した治療を提供しています。

 当院の取り組み

 当院では、実際の臨床例を日本体力医学会・全日本鍼灸学会・日本自律神経学会で報告し、科学的根拠に基づいた施術を提供しています。また、ホームページでも症例を紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 運動療法や鍼灸を取り入れることで、長年続く痛みから解放され、日常生活を快適に送ることができます。これまで治療を受けても改善が見られなかった方も、ぜひ一度当院へご相談ください。

 

 最近、来院する初診の方から複数あったお話です。

 整形外科を受診したものの、レントゲン画像に異常がなく、腫れもないため「原因がよくわかりません」と医師に言われ、どうすればよいのか分からず困っている患者さんが多くいらっしゃいます。

 このようなケースでは、患者さんの満足度が低くなることが少なくありません。
 その理由は、整形外科が主に骨や関節の形態的な異常を診断し、外科的な治療を行う専門分野だからです。つまり、レントゲンやMRIで明確な異常が確認できない場合、整形外科では外科的な処置が必要でないので、地域医療の無床クリニックでは適切な治療方針を立てにくいことがあります。
痛みや違和感の原因が必ずしも骨や関節の異常によるものとは限らないからです。

 筋肉や神経の問題、姿勢の影響、ストレスなどが関係している場合もあります。そのため、画像診断で異常が見つからない場合は、運動療法や鍼灸治療、ペインクリニックの受診など、他の選択肢を検討することが重要です。

 患者さんが「治るのかどうか」と不安を感じるのは当然ですが、適切な治療法を選択することで症状の改善が期待できます。まず、痛みの原因を多角的に考え、整形外科以外の治療法も視野に入れることが大切です。
 もしお困りの方がいらっしゃれば、ぜひ専門家に相談してみてください。

 バスケットボール愛好家の足の痛みと治療法

 患者情報

  • 年齢:36歳男性
  • スポーツ歴:学生時代からバスケットボールを継続
  • 既往歴:足関節の捻挫を繰り返していた
  • 症状:数か月前から足底に痛みが発症し、整形外科で足底筋膜炎と診断
  • 追加症状:足首の踝の前に腫れが出て、プレーが困難に

 診断と問題点

 整形外科ではレントゲン検査を実施したものの、異常が見つからず「原因が不明」とされ、治療が行われなかった。
しかし、実際には足関節の不安定性が原因で、体重を支えることが難しくなり、浮腫(むくみ)が発生していたと考えられる。

 この状態では、関節の動揺が続くことで不安定性が増し、痛みが悪化し、機能障害へと進行する。
それにもかかわらず、バスケットボールを続けたことで症状が悪化し、プレー続行が不可能になった。

 治療の選択肢

  1. アイシングと固定(第一選択)
    • 炎症を抑え、腫れを軽減する
    • 足関節の安定性を確保する
  2. アンクルエクササイズ(クライオキネティック)(第二選択)
  • 痛みのない範囲で足関節の不安定性を改善
  • 筋力を強化し、機能回復を促進

 治療の実践

 日本代表学生バスケットボールチームのトレーナーとして、女子選手のコンディショニングを数多く経験してきた。
現在では、疼痛軽減を目的としたアンクルエクササイズを実施し、以下の治療を並行して行うことで回復を促している。

  • 鍼灸:血流を改善し、筋肉の緊張を緩和
  • 電療:神経の興奮を抑え、痛みを軽減
  • 手技療法:関節の動きを調整し、機能回復をサポート

 このような治療を組み合わせることで、足関節の安定性を取り戻し、スポーツ復帰を目指すことが可能です。
適切な治療を受けることで、痛みの軽減と機能改善が期待できます。
 もし同じような症状でお悩みの方がいれば、ぜひ専門家に相談してみてください。
健康な足で、再びコートに立てるようサポートします!✨

 寝違えによる首・肩の痛みとその改善方法

 患者情報

  • 年齢:13歳男性
  • 症状:
  • 起床時に首を下げる際の痛み
  • 服の着脱時に右肩から腕にかけての痛み

 整形外科での診断

  • レントゲン検査では異常なし
  • 湿布を処方されるも、症状の改善なし

 症状の経過

  • 1週間、10日経過しても痛みが続き、当院を受診
  • 筋緊張による関節の可動域制限が発生
  • 痛みを避けるための姿勢変化が、さらに筋緊張と疼痛を悪化させる

 当院での治療と改善

  • 振動刺激と皮膚刺激による疼痛軽減
  • **クライオストレッチ(冷却+ストレッチ)**を実施
  • 関節の可動域が正常に回復

 このように、医療機関で改善しなかった症状が、当院の初回施術で正常に戻るケースは珍しくありません。

 適切な治療を行うことで、痛みの軽減と機能回復が期待できます。もし同じような症状でお悩みの方がいれば、ぜひ専門家に相談してみてください。
 

 健康な身体を取り戻し、快適な日常を過ごしましょう!✨

日本整形外科学会HPより

日本整形外科学会HPより

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