肘の痛みと症例

　接客業・ホールでの勤務にて両ひじ痛発症。ビールジョッキなど配膳以外にビールケースの運搬で突然の激痛発症。近隣の鍼灸院で疼痛変化なくHP検索して来院。

　橈骨骨頭の偏位あり、腕橈骨筋圧痛著明、手関節撓屈および背屈の運動痛著明。

1. 橈骨頭の偏位を矯正整復。

2. 筋緊張を鍼刺激にて抑制。

3. 肘をかばっての肩関節周囲の筋緊張著明にて、肩関節・

　肘関節の11方向のストレッチにて自分で出来る疼痛緩和　

　指導。

4. 屈伸運動疼痛は非荷重で即時消失。

　アーレでの疼痛は1㎏なし、2㎏±、3㎏±、ほぼ消失。

5. 舟橋市から練馬まで2時間かけての連日の通院が困難であ

　るため、自宅でのストレッチ指導以外に温熱・冷却の手法

　を指導。

　次回は2週間後。気になる時には連絡するように指導。

　1年前に起床時に左ひじに激痛があり、整形外科ではレントゲンに異状なく「腫脹、局所発熱、しびれ」はあったが、動かせないことはなく、シップだけもらって放置したことがありました。

　今朝、また左ひじに軽い痛みがあり、これ以上痛くならないようにと来院。

　局所圧痛なし、運動痛なし、日常生活支障なし、皮膚感覚左右差なし、反射左右差なし、左腕全体にだるさあり、頸椎可動域正常、肩関節可動域制限あり、汗をよくかいていたので投薬の有無を聞くと甲状腺機能不全の既往歴あり、現在は投薬なし。

　心電図測定から心臓自律神経機能を測定し、心拍変動、呼吸性洞性不整脈の説明。

　1. 肩関節可動域改善目的の手技、PNF。

　2. 心電図を用いての深呼吸訓練

　3. 日常生活動作での呼吸訓練法、PNF指導

　その後、同様の痛み再発なし。気になるようであれば再診とし、現状特段の支障がないので経過観察を伝える。

・肘の内側の痛みが取れなくなる。

・次第に外側の痛みも出現して、両方の症状悪化。

・皿1枚持つのも痛くなり来院。腫れ、熱なし。

1. 鍼通電10分間、１Hz。

2. アイシング＋筋膜リリース。

疼痛軽減。運動痛軽減。

1週間後、2回目の施術は

アイシング＋筋膜リリースで疼痛消失。

日常の生活管理を指導して終了。もし疼痛出現したら、速めに来院を指導したが、1か月来院なし。

電話確認にて「その後は大した痛みは出現なく、通院するほどではなかった」と、報告を受けました。

・ほうきで掃除、2～3㎏の荷物を持ち上げる際に激痛

・毎日ストレッチすれば治ります（整形外科：投薬な　　し、２回で通院中止）

・発症から２か月後に当院来院

・筋の柔軟性欠如、腫れなし、熱なし

・鍼施術＋筋膜リリースで即時効果（3回の施術で疼痛

　消失）

・トレーニング開始＋自宅での手入れ法を伝授

・ご満足頂き、仕事も辞めずに悪くなることもなく治癒