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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
Institute of Somatic Autonomic Nervous System Life Science
院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)
練馬区豊玉北4ー2ー12 AM9:30~PM6:00(月~金;土・日、祝祭日は要相談)
筋膜リリースという言葉を耳する方も多いと思います。
「慢性的な筋肉の「こわばり、痛み、違和感、動きにくさ」の原因には筋肉ではなく、筋を覆っている筋膜のシワが原因である場合も考えられるということが解ってきました。」と、マスメディアで取り上げられました。しかし、「筋と筋が筋膜でベッタリと癒着して、滑らかに動かない」ことが痛みにもつながっていると言われても、目で確認できないと首をかしげたくなりますね!
ただ、慢性的な筋肉の「こわばり、動きにくさ、痛み、違和感」の部位に揉んで、叩いて、刺激を加えても改善しないことも多いでしょう。この筋膜リリースの改善法は、専門書も多数出版されていますが、実際には整形外科医、理学療法士、整体、カイロなど、様々な立場の方々が、様々な事を言って、混乱が起きていることも事実です。
筋膜にはこれだけの種類があります。動作の制限があった場合に筋の特定と筋膜の制限の特定は困難です。
ある理学療法士がテレビで紹介している内容をみると従来のストレッチ手法です。また、あるプロバスケットボールのチームドクターは「筋膜はがし」と称して、激痛をともなう強圧刺激を私の目の前で国体選手に行っていました。ゲイトコントロール理論に基づく手法と思われます。患者・選手が七転八倒に悶えている姿を観た時は不必要な刺激は組織損傷を助長させます。
私の行なっている筋膜リリースは、理学のルード法に似た接触法に基づく手法で、大阪大学 医学部 解剖学教室で研究されていた、吉岡紀夫先生が提唱する筋膜療法を基本としています。
感覚としては何も感じない程度のものです。小児鍼・接触鍼と非常に相通ずる手法と言っても良く、筑波技術大学教授を2018年3月に退官された森 英俊名誉教授の言われる「最近の物理刺激の主流は、無刺激に近い軽刺激」と一致しています。
病院で画像診断がほぼ正常範囲であるにもかかわらず、症状が消失しない方、他方、画像診断での異常(ガンなど)、モルヒネ、消炎鎮痛剤でも痛みが取れない方も、是非ご相談ください。
痛みのメカニズムを知ると
脳を錯覚させて、
痛みの軽減も可能となります。
医療は学会がガイドラインを発行して、基本的治療方法が確立されていますが、柔道整復師、鍼灸師に関しては臨床ガイドラインがありません。筋膜リリースなど、名称の定義、手法のガイドラインもありません。