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山下整骨院・山下鍼灸院
体性-自律神経系 生活科学研究所
 

Institute of  Somatic Autonomic Nervous System Life Science

院長 山下和彦(博士: 生活科学/大阪市立大学)

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       筋緊張と皮膚反射

2025年6月9日 更新

筋緊張が皮膚刺激で消失するメカニズムのひとつ

 皮膚反射による痛みの軽減とその科学的根拠

 痛みは、皮膚・筋・関節からの情報が脊髄や脳に伝達されることで認識されます。しかし、皮膚反射を利用することで痛みの伝達を一時的に遮断し、軽減することが可能です。

 

「痛いの痛いの飛んで行け!」の科学的根拠

 子供が痛がる部位に手を当ててから離すと、痛みが和らぐことがあります。これは単なる気休めではなく、皮膚反射による筋緊張の軽減が関係しています。

 最新の研究では、皮膚への軽い刺激が神経系に作用し、痛みの感覚を抑制することが確認されています。これは、皮膚の受容器が脳に信号を送り、痛みの伝達を調整するメカニズムによるものです。

 

 皮膚反射の仕組み

 皮膚には痛みを調整する神経回路が存在し、以下のような働きをします。

  • 触覚刺激が脳に伝わることで、痛みの信号を抑制
  • 皮膚受容器の活性化により、筋緊張が緩和
  • 自律神経の調整によって、痛みの感覚が軽減

 このメカニズムは、宗教的な儀式や催眠術ではなく、科学的に説明可能な現象です。

 皮膚反射だけでは説明できないこと

 皮膚反射は痛みの軽減に有効ですが、すべての痛みを完全に取り除くわけではありません。
例えば、慢性痛や神経障害性疼痛の場合、皮膚反射だけでは十分な効果が得られないことがあります。そのため、運動療法や心理的アプローチを組み合わせることが重要です。

 最新の研究では、期待感や心理的要因が痛みの軽減に影響を与えることも報告されています。
 つまり、「痛いの痛いの飛んで行け!」という言葉が、脳の痛み抑制機能を活性化する可能性もあるのです。

 

 まとめ

 皮膚反射は、痛みの軽減に科学的な根拠がある方法です。
皮膚への軽い刺激が神経系に作用し、筋緊張を緩和することで痛みを抑えることができます。
ただし、すべての痛みを皮膚反射だけで説明することはできず、心理的要因や他の治療法との組み合わせが重要です。

 

 痛みを感じたとき、皮膚への優しい刺激が痛みを和らげる可能性があることを覚えておくと、日常生活で役立つと思われます。

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